朝日新聞で紹介されていた、手塚治虫さんの’78~’79年作品『未来人カオス』全3巻を読みました。竹馬の友だった二人の男が運命のいたずらでそれぞれが奔放な人生を送り、その対立も最後には和解するという物語で、傑作『ルドルフに告ぐ』に似たストーリーでした。軍事クーデターや核爆弾も登場し、時代設定も21世紀の終わりとなっており、その点でも現在の地球の姿を予告したマンガだったと思います。
さて、昨日の続きです。
“第3話 イカクとギタイ”の字幕。夏服の2人。瀬戸「ものすごく面白い遊びを考えた。ふしがある宣言だ。客観的に自分を見れるようになれる」「そんな遊び、どこが面白い? そう言えばお前、弱い者には大きく出て、強い者には小さくでるふしがあるよな。長い物には巻かれろ的な。こないだも」。成山に殴られそうになる瀬戸の回想。瀬戸「あと一言いってたらキレてたな。今度あったら文句を言うつもりだ」。内海、難解なことを言う。瀬戸「後半はフランス語みたいだったよ。樫原さんとデートするふしが俺にはあるよな。樫原さんも俺のこと惚れてるふしがある」。
“第4話 内海との出会い”の字幕。独白「塾へ行くまで1時間半のひまつぶし。何にしようか?(はしゃいでる同級生を見て)何がそんなにおもろい?」。後ろから同級生が話かけて来る。「同級生の大橋と瀬戸、サッカー部ではスターらしいよ」「お前、初対面なのに近すぎないか。ツールドフランスの観客ばりに」。川に向かう階段に着くと「ここや、俺の暇つぶしの場所は」。
イヤホンをして本を読む内海。女子の樫原「何聞いてるん?」「くるみ」「ふ~ん。こんなところで一人で?」「塾までの時間つぶしてんねん」。背後にサッカー部のランニング。樫原に手を振る男子と振り返す樫原。「大橋君、中学では有名なサッカー選手だったそうよ。内海くんも何か部活やったら?」独白「どいつもこいつも走り回って汗をかかないといけないのか? 何かクリエイティブなことをしなきゃいけないのか? ここで青春をムダにしてもいいんちゃうんか?」
瀬戸「お前、誰?」内海「こっちの台詞でもある」「俺、虫がめっちゃ嫌いなんが、コバエが家に出て困ってんねん」「殺虫剤を使うか食虫植物を置くかすればいい」。
男子生徒、内海に「瀬戸、サッカー部辞めたらしいで。フリーキックを誰が蹴るかでもめて、それで辞めたらしい」。
瀬戸「おー、お前のおかげでコバエが出なくなった。でも今度は食虫植物のために虫を採らないといけなくなった」「別に蟻を採らなくても、食虫植物には水をやっとけばいいんだ」「でもお前だって米ばかりじゃ嫌だろう。たまにはデミグラスのハンバーグが食べたくなるだろう」。
樫原、内海に「最近瀬戸君と仲がいいみたいね」「利害関係が一致しただけだ。部活を辞めたあいつと塾へのひまつぶしの俺と」。
「おっ」。瀬戸の隣に座る内海。
“第5話 先祖と子孫”の字幕。花火をやっている2人。瀬戸「最後にはこれでしめる。パラシュートを捕った方が勝ちだ」「勝ちって何やねん」。火を瀬戸がつけるが途中で消えてしまう。「導火線はなくなってる」「こんなもんや。俺たちの夏休みなんて」「夏休みにはどこにもいかなかったな。家ではでかい蜘蛛が出てん」「木酢液で駆除できるぞ」「あっ、おじいちゃんだ。もう3日も帰ってない」「蜘蛛がいるってことはゴキブリもいるってことだな」「えー、勘弁してくれよ。泣きっ面にハチだ。(中略)おばあちゃんはまだ生きとんねん」「何かご免」「樫原さんとも会ってない」「俺、こないだ会ったで。うち、檀家だからお盆で。さっきから先祖とかお盆とか檀家とか、日本文化を大切にってことかよ?」「お前、お化けが怖いんだろ? 甲冑をつけたお化けが襲ってくるぞ」「何で西洋の甲冑を着てんねん」「この川では昔、殺人事件あったん知ってる? 女の人がな、好きな奴に子供がいて、その子供を川に投げ込んで、投げ込んで、投げ込んで!」「わー、線香花火をしよう。長くもった方が勝ちだ。願いも叶う。お前、何を願う?」「夏休みが終われんやったらな。でも無理だな」「俺は熊が出ていくこと。いえー。俺の勝ちだ。お前、雑魚すぎる」「あそこのイケメン」「やめろや」「何かこっち来てんのか向こうへ行ってるのか。子供の声が聞こえるらしい」「やめろ」。いきなりパラシュート花火が火を放つ。瀬戸「熱い! 熱い! あっ、おじいちゃんだ」。2人の前を通る老人。線香花火。(また明日へ続きます……)
→Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto)
P.S 昔、東京都江東区にあった進学塾「早友」の東陽町教室で私と同僚だった伊藤さんと黒山さん、連絡をください。首を長くして福長さんと待っています。(m-goto@ceres.dti.ne.jp)
さて、昨日の続きです。
“第3話 イカクとギタイ”の字幕。夏服の2人。瀬戸「ものすごく面白い遊びを考えた。ふしがある宣言だ。客観的に自分を見れるようになれる」「そんな遊び、どこが面白い? そう言えばお前、弱い者には大きく出て、強い者には小さくでるふしがあるよな。長い物には巻かれろ的な。こないだも」。成山に殴られそうになる瀬戸の回想。瀬戸「あと一言いってたらキレてたな。今度あったら文句を言うつもりだ」。内海、難解なことを言う。瀬戸「後半はフランス語みたいだったよ。樫原さんとデートするふしが俺にはあるよな。樫原さんも俺のこと惚れてるふしがある」。
“第4話 内海との出会い”の字幕。独白「塾へ行くまで1時間半のひまつぶし。何にしようか?(はしゃいでる同級生を見て)何がそんなにおもろい?」。後ろから同級生が話かけて来る。「同級生の大橋と瀬戸、サッカー部ではスターらしいよ」「お前、初対面なのに近すぎないか。ツールドフランスの観客ばりに」。川に向かう階段に着くと「ここや、俺の暇つぶしの場所は」。
イヤホンをして本を読む内海。女子の樫原「何聞いてるん?」「くるみ」「ふ~ん。こんなところで一人で?」「塾までの時間つぶしてんねん」。背後にサッカー部のランニング。樫原に手を振る男子と振り返す樫原。「大橋君、中学では有名なサッカー選手だったそうよ。内海くんも何か部活やったら?」独白「どいつもこいつも走り回って汗をかかないといけないのか? 何かクリエイティブなことをしなきゃいけないのか? ここで青春をムダにしてもいいんちゃうんか?」
瀬戸「お前、誰?」内海「こっちの台詞でもある」「俺、虫がめっちゃ嫌いなんが、コバエが家に出て困ってんねん」「殺虫剤を使うか食虫植物を置くかすればいい」。
男子生徒、内海に「瀬戸、サッカー部辞めたらしいで。フリーキックを誰が蹴るかでもめて、それで辞めたらしい」。
瀬戸「おー、お前のおかげでコバエが出なくなった。でも今度は食虫植物のために虫を採らないといけなくなった」「別に蟻を採らなくても、食虫植物には水をやっとけばいいんだ」「でもお前だって米ばかりじゃ嫌だろう。たまにはデミグラスのハンバーグが食べたくなるだろう」。
樫原、内海に「最近瀬戸君と仲がいいみたいね」「利害関係が一致しただけだ。部活を辞めたあいつと塾へのひまつぶしの俺と」。
「おっ」。瀬戸の隣に座る内海。
“第5話 先祖と子孫”の字幕。花火をやっている2人。瀬戸「最後にはこれでしめる。パラシュートを捕った方が勝ちだ」「勝ちって何やねん」。火を瀬戸がつけるが途中で消えてしまう。「導火線はなくなってる」「こんなもんや。俺たちの夏休みなんて」「夏休みにはどこにもいかなかったな。家ではでかい蜘蛛が出てん」「木酢液で駆除できるぞ」「あっ、おじいちゃんだ。もう3日も帰ってない」「蜘蛛がいるってことはゴキブリもいるってことだな」「えー、勘弁してくれよ。泣きっ面にハチだ。(中略)おばあちゃんはまだ生きとんねん」「何かご免」「樫原さんとも会ってない」「俺、こないだ会ったで。うち、檀家だからお盆で。さっきから先祖とかお盆とか檀家とか、日本文化を大切にってことかよ?」「お前、お化けが怖いんだろ? 甲冑をつけたお化けが襲ってくるぞ」「何で西洋の甲冑を着てんねん」「この川では昔、殺人事件あったん知ってる? 女の人がな、好きな奴に子供がいて、その子供を川に投げ込んで、投げ込んで、投げ込んで!」「わー、線香花火をしよう。長くもった方が勝ちだ。願いも叶う。お前、何を願う?」「夏休みが終われんやったらな。でも無理だな」「俺は熊が出ていくこと。いえー。俺の勝ちだ。お前、雑魚すぎる」「あそこのイケメン」「やめろや」「何かこっち来てんのか向こうへ行ってるのか。子供の声が聞こえるらしい」「やめろ」。いきなりパラシュート花火が火を放つ。瀬戸「熱い! 熱い! あっ、おじいちゃんだ」。2人の前を通る老人。線香花火。(また明日へ続きます……)
→Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto)
P.S 昔、東京都江東区にあった進学塾「早友」の東陽町教室で私と同僚だった伊藤さんと黒山さん、連絡をください。首を長くして福長さんと待っています。(m-goto@ceres.dti.ne.jp)