イタリア水準のうまさで感心しました。彼とピアニストと、楽譜をめくる人だけの舞台で、司会も曲の紹介も何もないのに、観客に解け合ったすばらしいステージでした。
ロビーでサイン会があり、コマスミダと握手をしました。名刺を渡しておきました。
東京都議選から衆院の解散・総選挙にかけてのあわただしい政局のなか、日本共産党はきょう、1922年7月15日の創立から87周年を迎えました。
日本共産党は、侵略戦争に反対し経済不況など国民の苦難打開に取り組むとともに、「国民が主人公」の希望ある社会への道を切り開くことをめざして 活動を始めました。いらい87年、多くの先輩たちの苦闘と開拓に支えられ、未来を見つめ、現在をたたかいぬいてきたことが、私たちの誇りです。
都議選の結果、日本共産党は残念ながら議席は後退しましたが、得票では前回を上回る70万票あまりを獲得し、2年前の参院選比例票との比較では他 党が同水準か後退するなかで、日本共産党だけが貴重な前進を記録しました。これから迎える総選挙での前進へ足場を築いたものと確信します。
87年にわたる日本共産党の足取りには、さまざまな困難や試練もありました。しかし日本共産党がそれに屈せず前進を続けることができたのは、未来を信じ、国民の立場にたってともに苦難の打開に取り組んできたからです。
日本共産党は今、「国民の苦難あるところ日本共産党あり」との立党の精神を大いに発揮して、全国各地で深刻な経済危機・生活危機の打開に取り組んでいます。
自公政府の「構造改革」路線のもと、昨年来の経済危機をきっかけに大企業がすすめた大規模な雇用破壊や、国民の命を脅かす社会保障の切り捨てに立 ち向かい、国民とともにたたかいぬいています。政府に対策を求めるとともに、トヨタやキヤノン、日本経団連とも志位和夫委員長らを先頭に直談判しました。 仕事も住まいも奪われ、困難を抱えた人々の相談にも全国各地で親身になってこたえ、「困ったときには日本共産党へ」が、国民やマスメディアの間でも、合言 葉になっているほどです。
平和の問題では、戦前の侵略戦争の時代に命がけで戦争反対の旗を掲げ続けた日本共産党の真価を発揮して、戦争反対と核兵器の廃絶に取り組んでいます。
アメリカでオバマ大統領が誕生し、プラハでの演説で「核兵器のない世界」を目指すことを表明しました。日本共産党はこの演説を重視し、核兵器廃絶 のための交渉実現を求める志位委員長の書簡を送り、米政府からも返事が届きました。先日の主要国首脳会議(G8サミット)でも「核兵器のない世界」を目指 すと合意しました。
世界が大きく動き出すなかで、日本共産党は、核兵器廃絶の実現に力を尽くします。
日本共産党の先輩たちは戦前の野蛮な天皇制政府のもとでも、間違った戦争は必ず敗北する、「国民が主人公」の新しい社会がやがて実現するとの展望をもち、戦争反対、主権在民の旗を掲げつづけました。実際、その主張は、戦後の憲法のなかに実っています。
日本の政治は今、長年の自民党の政治がいよいよ続けられなくなり、国民が新しい政治を探求する、新しい時代が一段と進行しています。都議選の結果 はその一断面です。総選挙で日本共産党が前進することが新しい流れをさらに進めると確信します。その実現に向け、総選挙勝利へいっそう力を尽くそうではあ りませんか。
【シャルムエルシェイク=松本眞志】
第15回非同盟諸国首脳会議外相会合が13日、エジプトのシャルムエルシェイクで始まりました。
現議長国キューバのロドリゲス外相は冒頭あいさつで、非同盟運動は米ソ冷戦終結後の20世紀最後の10年間の困難な時期を乗り越え、発展途上国の 利益を守るために奮闘してきたと強調。世界では国連憲章や国際法を侵害する行為、地域紛争、不公正な経済秩序、飢餓や貧困、核兵器の存在など解決すべき諸 問題が山積みだとし、非同盟運動の重要性を指摘しました。
今回の首脳会議で新議長国となるエジプトのアブルゲイト外相は開会演説で「連帯なしの平和はなく、世界の発展と安定もない」と強調、「将来の世代が平和と安全に暮らす権利と機会を保護するために国際社会が連帯しなければならない」と訴えました。
エジプト外務省によると、会議では各国代表がイスラエル軍によるパレスチナ・ガザ地区攻撃を非難、またイラン核問題については、同国の原子力平和利用の権利とともに、核兵器廃絶が非同盟運動の主要課題であることが確認されました。
また、ゲスト組織として同日から会議に参加した原水爆禁止日本協議会の高草木博事務局長はアブルゲイト外相と懇談。同外相は「エジプトは日本の原 水爆禁止運動を激励している」と語り、高草木氏は「毎年の原水禁世界大会にエジプト代表からメッセージをもらっている」と応じました。
今後の会議には、全労連・神奈川労連の水谷正人議長も参加する予定です。