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2019-01-08 | 米朝対話

トランプ大統領「朝米首脳会談の場所、近く発表」

登録:2019-01-07 23:23 修正:2019-01-08 08:07

 
 ドナルド・トランプ米大統領が今月6日(現地時間)、キャンプ・デービッドの別荘へ向かう前、ホワイトハウスで記者団の質問に答えている=ワシントン/AP聯合ニュース

 ドナルド・トランプ米大統領が6日(現地時間)、北朝鮮と朝米首脳会談の場所を協議しており、近く発表すると述べた。年明けに朝米の最高指導者が肯定的なメッセージを相次いで発信し、2回目の首脳会談への期待を高めている。

 トランプ大統領は、大統領の別荘であるメリーランド州のキャンプ・デービッドに向かって出発する前、「2回目の朝米首脳会談の場所として念頭に置いた所があるのか」という記者団の質問に対し、「我々は場所について交渉している。あまり遠くない未来に発表する」と述べた。彼は「北朝鮮は我々に会いたいという意向を、マスコミを通じて非常に明確に示した」とし、「彼らは我々に会いたがっており、我々も彼らに会いたいと思っている。何が起きるのか待ってみよう」と述べた。

 トランプ大統領はまた「再度言うが、(発射された)ロケットはない。我々は北朝鮮と大変うまくやっている。私は金正恩(キム・ジョンウン)委員長と間接的に対話してきた」と語った。また「私が大統領に当選しなければ、今アジアで北朝鮮との大きな戦争が起きていただろう」とし、「(しかし)現在、我々は非常に良い対話をしている」と強調した。

 トランプ大統領の相次ぐ言及で、首脳会談の時期と場所の発表が実際に迫ったのかに注目が集まっている。CNNは3日、消息筋の話とし、トランプ政権が昨年末、候補地に調査チームを派遣したとし、米国はアジア諸国を希望していると報じた。(首脳会談の候補地としては)ベトナムやインドネシア、モンゴル、ハワイなどが取り上げられている。マイク・ポンペオ国務長官もフォックス・ニュースとのインタビューで、「今後、短期間でトランプ大統領と金委員長が再び会う機会を持つものと確信している」とし、「2人は首脳会談を通じて、真の進展を作り出し、米国と世界に向けた脅威を除去できる条件を設定した」と述べた。

 しかし、核心議題の非核化および相応の措置と関連し、朝米が折衷をしたか、そのための高官級または実務接触が進んでいるという情況は確認されていない。ただし、トランプ大統領が北朝鮮の核凍結の意思を足掛かりにして、交渉の進展を図っているものと見られている。金委員長は新年の辞で、「核兵器の生産・実験・使用・拡散をしないと宣言し、実践的措置を取ってきた」と明らかにしたが、これを全面的な核凍結の意思と捉える分析もある。トランプ大統領は6日、「対北朝鮮制裁は依然として全面的に有効であり、我々が何か非常に確実な証拠を得られるまで続くだろう」と述べたが、これは「先非核化、後制裁緩和」という従来の立場よりも多少柔軟になった表現と言える。

 朝米が1回目のように、今回も首脳会談の時期と場所をまず発表してから、議題を交渉していく案も考えられる。しかし、会談そのものの意味が大きかった1回目とは異なり、2回目の首脳会談では、議題において具体的な進展が伴わなければならないことから、この案はリスク負担が大きい。

 非核化と相応の措置で隔たりを埋められなければ、朝米の最高指導者が友好的レトリックだけをやり取りする期間が長引く恐れもある。トランプ大統領は昨年9月25日にも「2回目の朝米首脳会談をあまり遠くない未来に行う。近く発表する」と述べており、12月1日にも「1、2月の首脳会談」に言及し、「(場所として)3カ所を検討中」だと明らかにした。

ワシントン/ファン・ジュンボム特派員、キム・ジウン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
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金委員長と習主席の首脳会談は、実現すれば、今回で4度目となる。

2019-01-08 | 中国をしらなければ世界はわからない

金委員長が電撃訪中…習首席との会談で朝米会談の突破口を模索

登録:2019-01-08 06:16 修正:2019-01-08 08:40

7日夜、丹東経由で中国訪問 
2回目の朝米首脳会談控え 
中国との協力強化で安全弁作り 
シンガポール会談の前にも2度訪中

 
  昨年6月、中国を訪問した金正恩北朝鮮国務委員長が、習近平中国国家主席(左)と挨拶を交わしている//ハンギョレ新聞社

 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が4度目に中国を訪問し、習近平国家主席と首脳会談を行うことが分かった。

 7日、中朝関係に詳しい消息筋によると、金委員長の同日の夜から8日未明にかけて、中国遼寧省丹東を経由して中国を訪問し、習近平国家主席と首脳会談を行う予定だ。金委員長と習主席の首脳会談は、実現すれば、今回で4度目となる。

 金委員長の今回の訪中は、ドナルド・トランプ米大統領との2回目の首脳会談を控え、非核化・相応措置をめぐる議論が予想される中、中国との関係を通じて突破口を開くためと見られる。さらに、中国との協力を通じて体制保証などの安全弁を強化することで、米国との交渉を有利に進められるという判断によるものと見られる。

 金委員長は今年の新年の辞でも、中国との協力強化を通じて突破口を模索する意向を明らかにした。金委員長は新年の辞で、「停戦協定の当事者らとの緊密な連携のもと、朝鮮半島の現在の停戦体制を平和体制へと切り替えるための多者交渉も積極的に推進し、恒久的な平和保障の土台を実質的に用意しなければならない」と述べたが、これは中国を含む多者交渉を通じて平和体制のプロセスを始めるという意味と見られる。これにより、今回の朝中首脳会談では、制裁緩和・解除および平和体制への転換に関する問題が集中的に話し合われるものと予想される。

 金委員長は昨年も史上初の朝米首脳会談を控え、中国を2度訪問して事前作業を行なっており、初の朝米首脳会談後にも中国を訪問するなど、中国との関係による対外環境の改善で突破口を見出そうとする動きを見せてきた。専門家らは金委員長の今回の訪中も、朝米非核化と相応措置をめぐる交渉および朝鮮半島情勢に重要な分水嶺になると見ている。

 
   北朝鮮の金正恩国務委員長が昨年9月19日、平壌の玉流館で文在寅大統領と昼食を共にしながら明るく笑っている=平壌写真共同取材団//ハンギョレ新聞社
パク・ミンヒ記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
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