同胞のために:総聯京都府本部「同胞生活相談総合センター
「京都同胞生活ニュース」が大きな話題となっている。総聯京都府本部「同胞生活相談総合センター」運営委員会が定期的(現在は月1回)に発行する情報紙だ。総聯による同胞の権利擁護と生活向上のための多彩な活動が紹介されている
▼編集に携わっているのは総聯本部と支部、商工会、朝青、女性同盟、留学同、金剛保険の活動家9人。記事を集計してレイアウトもこなす担当者は「総聯の活動をたくさんの同胞に知らせたかった」と、情報紙へのホットな思いを披歴した。以前にも同じような内容の情報紙の編集に携わったことのある同担当者は「鳴り物入りでデビューして頓挫したら申し訳ない。定期的、継続的に発行することを肝に銘じている」そうだ
▼気になっていたのは情報紙に掲載する記事をどのようにして作っているかだった。この点について聞くと活動家たちが得意分野別に分担してオリジナルの記事を作っているほか、総聯で発行する各種情報誌の内容を転載したものもある。同じ内容の記事を反復して読むことでいっそう理解を深められるからという転載の理由に筆者も思わず同感した
▼昨年11月の発行以来、記事の内容についての問い合わせが増えていて相談件数も伸びている。センター運営委では「無料相談の日」も開催し、同胞生活シンポジウムのようなイベントの開催も企画する
▼「同胞のために」。編集に携わる9人の熱い志に新聞製作に携わる身として学ぶ点が多い。(東)