堺の本屋さんで探したのだけど見つからなかった
『おひとりさまマガジン』(上野千鶴子責任編集)。
岐阜に苺の苗を買いに行ったので、
いつものカルコスで見つけてきました。
月刊誌のコーナーに平積みになっていました。
『おひとりさまマガジン』文芸春秋12月増刊号
帰りの車のなかで読みはじめ、
「やめられない。とまらない・・・」状態で、
ご飯も食べずに一気に完読。
いやあ、おもしろかったですねえ。
どこが?って、全部です。
さすが上野さんの責任編集の本。
おしゃれでビジュアルもすてきで、
これで900円はぜったいお得。
これだったらわたしも気分は「おひとりさま」。
おひとりさまも、その他おおぜいにも、お役立ちの本です。
まえがきの「すべてのおひとりさまへ」
少し前まで、「オールドミス」というコトバがありました。
「三十振り袖」も「いかず後家」も、「負け犬」だって、ありました。
「未亡人」や「バツイチ」だって、いやなコトバです。
結婚からはみだした女は、はんぱもの扱いでした。
結婚がデフォールトだった時代は、終わりました。
結婚や家族がキライなわけじゃありません。それも人生のひとときのこと。
よい結婚ならしてもいい。でも、いずれ、結婚してもしなくても、
最後はひとりであることを、わたしたちは知っています。
いまや「おひとりさま」の時代。差別も同情も、どちらもたくさんです。
おひとりさまの空間には、だれに遠慮もいりません。
おひとりさまの時間には、だれの許可もいりません。
おひとりさまの暮らしには、だれの顔色を見る必要もありません。
だからといっておひとりさまは、孤立しているわけではありません。
ゆたかな仲間とテイスト、ほどほどの気概と備え、そして寛大さと前向きの気分
さえあれば、安心して「おひとりさま」でやっていけます。
これは、そんなあなたへ贈る「おひとりさまでOK!」マガジンです。
上野千鶴子(責任編集)
あとがき「月の裏側」が出色です。
出たばかりの本だから、中身はヒミツ。
目次だけ紹介しますから、ぜひ本屋さんで買って、繰り返し読んで
夢見る「おひとりさま」の日々の「保存版」にしてくださいませ(笑)。
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多芸多才の上野さんを、硬軟取り混ぜて紹介するとすれば、
こちらは朝日新聞の「08政権選択 耕論」、
切れ味のよい文章の「社会ビジョン選び直しへ」。
先週の日曜日の記事で、はやく紹介したかったのですが、
堺の図書排除問題であちこち飛び回ってて一週間遅れ。
「ビジョンを選びなおすための、社会的弱者によるアクションが必要です。」
と結んだ上野さんの「耕論」に共鳴します。
上野さんの左側の記事は「選択肢不在の政治続く」の大澤真幸さん。
その下の記事は萱野稔人さんの「金融の国際ルール提言を」。
大澤真幸さんの『不可能性の時代』も紹介しようと思っているうちに、
数ヶ月がたってしまいました。
煮詰まる現代、でもそこまで言う?~『不可能性の時代』
大澤真幸著(評:後藤次美)岩波新書、780円(税別)
岐阜県図書館にリクエストしてある新刊書も届いていて、
とっくに読んでるはずの本を横目に、PCに向かう今日このごろです。
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