4月18日の記事で紹介した『奇跡の脳』の著者、
ジル・ボルト・テイラーさんのドキュメンタリー番組を今夜10時から、
NHK「復活した“脳の力”~テイラー博士からのメッセージ」でやるそうです。
3月24日にNHKのBSハイビジョン放映され評判になった再放送のようです。
(2009.4.18) お勧め!『奇跡の脳』
ジル・ボルト・テイラー著・竹内薫訳(新潮社)
復活した“脳の力”~テイラー博士からのメッセージ チャンネル:総合/デジタル総合 放送日: 2009年5月7日(木) 放送時間:午後10:00~午後11:00(60分) 番組内容:女性脳科学者ジル・ボルティ・テイラー博士。脳卒中に倒れ、言語や思考を司る機能を失いながらリハビリを経て復活を果たした。その軌跡と脳の知られざる力に迫る。 詳細: 新進気鋭の女性脳科学者として活躍していたジル・ボルティ・テイラー博士。37歳で脳卒中に倒れ、一時、言語や思考をつかさどる左側の脳機能が停止した。8年間のリハビリを経て完全復活を果たした彼女の手記は、脳卒中の実態や脳の未知の力を示す貴重な記録として、人々の共感を呼んでいる。闘病中には不思議な幸福感を感じたと彼女は語る。復活までの軌跡を追い、生命科学者中村桂子さんとの対談を交えて人間の脳の神秘に迫る。 出演者ほか: ジル・ボルティ・テイラー, 【きき手】中村 桂子, 【語り】久嶋 志帆, 【声】弘中くみ子, 松岡 洋子, 小室 正幸, 園部 啓一 |
いま「日本のこれから『どうする未婚社会』」をみはじめましたが、
見逃さないように、番組予約しました。
まだ見てないけど、きっととってもよい番組みだと思うので、ぜひご覧ください。
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4月30日からの日経BP「著者に聞く」でも連載されています。
著者に聞く 脳卒中になった脳科学者の本――50万部ヒット、『奇跡の脳』がもたらすもの 第1回 ジル・ボルト・テイラー×竹内 薫) 日経BP 2009年4月30日(木) 脳卒中の患者数は、年間147万人。死亡率は昭和55年まで長い間トップだったが、死亡に至る割合が減ったため、現在では第三位の死因だ。それでも年間13万人が亡くなっている。交通事故の死亡者数が1万人、自殺者が3万人なので、13万人を多いと感じるか少ないと感じるかはひとそれぞれだが、発症時の峠を越せたとしても、運動麻痺や失語症などの後遺症に悩まされる患者さんが多いという。「後が大変」。それが脳卒中なのだ。 一方で「脳ブーム」の中、脳の機能を高めようと日本中が躍起だ。ところが、肝心の機能を失う脳卒中そのものについて、当事者からの声は意外に聞こえてこない。がんの闘病記を読んだことがあっても、脳卒中のリハビリ記録の本はあまり書店でも見かけない。 そこに登場したのが、このアメリカ人女性だ――。 アメリカで50万部の話題作 彼女の名は、ジル・ボルト・テイラー、ハーバードの第一線で活躍する37歳の脳科学者だ。1996年12月10日の朝、目覚めとともに脳卒中に襲われてしまう。歩くことも話すことも、読むことも書くこともできず、記憶や人生の思い出が失われていく。そのとき、ひとはどんな行動をとるのだろう。そして、それは、なにをもたらすのか? それがあなただったらどうするだろう。 その過程を、彼女は冷徹に科学者として観察し、後から長い時間をかけて思い出し、まとめる。それが今回紹介する『奇跡の脳』(原題は『My Stroke of Insight A Brain Scientist’s Personal Journey』竹内薫訳、新潮社、税込1785円)である。 『奇跡の脳』ジル・ボルト・テイラー著、竹内薫訳、新潮社、税込1785円 彼女の病名は、脳動静脈奇形(AVM)による脳出血だ(脳卒中は血管が詰まる脳梗塞と、血管が破れて出血する脳出血の二つに大別される)。主にダメージを受けたのは左脳だったため、左脳が司っていた言語機能、理性や時間感覚が失われる一方で、右脳の芸術家的機能が活発化していく。彼女がそれぞれ「左脳マインド」「右脳マインド」と称するものだ。 科学者である彼女は、自らを対象に刻々と変化を遂げる脳について考察していく。 その様子を語った講演会がYou Tubeで76 万回の再生を記録し(リンクはこちら)、著作は50万部の売り上げ、とアメリカでは大きな話題を呼んでいる。オプラ・ウィンフリー(アメリカでカリスマ的人気を誇るテレビ番組司会者)に感嘆の声をあげさせ、タイム誌の「2008年世界で最も影響力のある100人」に選ばれたテイラー博士だが、その体験は、現代社会になぜそれほど影響を与えるのだろう? 正直なところ、このアメリカ人女性のなにが必要とされているのだろう? 日本でも発売後重版を重ねているという『奇跡の脳』を軸に、脳の機能を失い、そして再び取り戻す彼女の経験と、それがなぜ今の時代に必要とされているのかを3回の連載で考えていく。 一回目は、『奇跡の脳』の翻訳に携わった竹内薫氏と著者のメールでの対談だ。 二回目は、ご存知、養老孟司さんが、著者にメールで質問をぶつけてくれた。返事を分析しつつ、「脳化社会」への対処法をざっくばらんに語ってくれているので養老ファンは乞うご期待 三回目は、編集部からのメール・インタビュー。今回の不況を皮切りにはじまった経済・社会の大きな変化にどう対応していったらいいのか、アドバイスを聞くことができた。 * * * * では、さっそく竹内薫さんとの対話から始めよう。なお、テイラー博士からの返事は英語で書かれており、すべて翻訳は竹内氏による。 --------------------------------------------------- ジル・ボルト・テイラー博士 Jill Bolte Taylor インディアナ州インディアナ医科大学の神経解剖学者。ハーバード脳組織リソースセンター(脳バンク)で精神疾患に関する知識を広めるために尽力しつつ、「ミッドウェスト陽子線治療研究所(MPRI)の顧問神経解剖学者として活躍している。1993年より、NAMI(全米精神疾患同盟)の会員でもある。タイム誌の「2008年世界で最も影響力のある100人」に選ばれた。インディアナ州のブルーミントン在住。ホームページはこちら。 ・・・・・・・・・・・・・・・・(以下略)・・・・・・・・・・・・・・・・ |
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