ユリノキの学名はLiriodendron tulipiferaで、
北アメリカ原産のモクレン科ユリノキ属の落葉高木。
ユリノキは外国でチューリップツリーと呼ばれているように、
花は大きめのチューリップに似ています。
葉が半纏のような形なので「半纏木(はんてんぼく)」とも呼ばれる。
ユリノキ
街路樹に植えられているところも結構ありますが、
花は高いところに咲くのでなかなか咲いているのを見ることが出来ない、
ということだけど、
わが家の畑の南端に植えられているユリノキは、
小さいころに台風で倒れた主枝が北側の背の高さくらいに伸びているので、
花の咲く様子が手に取るように観察できるのです。
、
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ユリノキの花は、さいしょ黄緑色のチューリップみたいで、
だんだん黄色くなって、おわんのような形に花が開いてきます。
ユリノキの花からは蜜が大量にとれるそうで、
高いところに咲いた花は、この蜜で鳥や蜂や昆虫をひきつけて受粉するそうです。
蜂蜜はクセのないさっぱりとした上品な味で、前に知人に貰ったことがあります。
ユリノキの花は一週間ほど前から咲き始めて写真を撮ったのだけど、
曇りだったので、ちょっと暗い画像。
早朝に行くと、花の蜜が飲めるとともちゃんに聞いたので、
雨上がりの晴天に花を撮りがてら畑に行ってみました。
蜜は、開いたばかりの花のガクにたくさんたまってて、しめしめまだ蜂もきていない。
アリが群がっている花を避けて、手のひらにとって飲んでみました。
ほんのりメープルシロップみたいな木の香りがして
甘露! 甘露! ユリノキの蜜!
4つくらいの花の蜜を飲んだのだけど、ガクを傾けるときに折れてしまったので、
折れたお花とつぼみを家に持ち帰って、空の薬びんに活けました。
蜜を飲んだ花は見る見るうちに開いて、黄色からオレンジになり、
つぼみも一夜のうちに開花しました。
よく見ると花びらの内側から、蜜がにじみ出していて、
なめてみたら、さわやかなユリノキの花の香りがします。
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追伸・昨日の新型インフルエンザ、57年以前生まれに免疫か の続報です。
新型インフルエンザ:「スペイン」型の免疫有効 米当局が可能性指摘 毎日新聞 2009年5月22日 東京朝刊 ◇57年以前生まれ、保持 【北米総局、永山悦子、関東晋慈】米疾病対策センター(CDC)は20日、新型インフルエンザの患者の血液を調べた結果、1957年以前に生まれた中高年層が新型への免疫を持つ可能性があるとの見解を明らかにした。CDCは、新型と同じスペイン風邪などH1N1型のウイルスが、異なる型(H2N2型)のアジア風邪の発生に伴い下火になった57年に注目。分析を進めた結果、スペイン風邪など57年以前のH1N1型への免疫が新型にも有効である可能性が高まったという。 CDCが米国内の入院患者164人を調べたところ、49歳以下が約7割を占めた。半世紀前に大流行したアジア風邪が新型への感染や重症化に関係している可能性があるとみて血液検査を実施したところ、57年以前に生まれた人は、新型への免疫を持つ可能性があり、年齢が高いほどその傾向が強かったという。 スペイン風邪は1918~19年に大流行し、その後も感染者が発生した。今回の新型は、豚インフルエンザが変異したものだが、そもそも豚インフルエンザはスペイン風邪由来とされている。 大槻公一・京都産業大教授(獣医微生物学)は「日本でも米国と同じように中高年層が感染しにくい理由がCDCの分析で説明できる。また、日本で豚へのインフルエンザワクチンの接種が始まった90年代以前は、多くの国民が豚インフルエンザにさらされていた。若者が発症の中心になっていることと関連があるかもしれない」と話す。 毎日新聞 2009年5月22日 東京朝刊 ----------------------------------------------------- 新型インフル、1957年以前生まれに免疫か? 2009年5月21日 読売新聞 米専門機関が可能性を指摘 【ワシントン=山田哲朗】米疾病対策センター(CDC)は20日の記者会見で、新型インフルエンザに対する自然免疫が1957年以前に生まれた中高年層に、存在する可能性を明らかにした。 CDCのダニエル・ジャーニガン博士によると、新型インフルエンザは、普通の季節性インフルエンザと違い、若年層の入院が多い。患者の血液分析の結果、高齢者で新型インフルエンザに対する抵抗性が示唆されたという。 1918年に大流行を起こしたH1N1型のスペイン風邪は、57年にH2N2型のアジア風邪にとってかわられた。このため、57年以前に、スペイン風邪のウイルスが変異したH1N1型のインフルエンザにさらされた経験を持つ高齢者は、やはりH1N1型の現在の新型インフルエンザに有効な免疫を獲得した可能性があるという。 (2009年5月21日 読売新聞) |