みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

放射線量等分布マップ(文科省)ホットスポット通報窓口も/柏のセシウム、雨で蓄積か「原発事故の影響」

2011-10-25 19:30:28 | 地震・原発・災害
朝から11月の「議員と市民の勉強会」のファイルが届いています。
課題に出している「一般質問の組み立て方」のレジメを見始めて、
二週間ほどになります。
朝9時から夕方6時までは、食事とトイレ以外はほぼこの仕事に専念。

一日終わるとどっと疲れているのですが、まだブログのアップが待っています。

紅葉の画像の整理もできてないので、
気になった情報を下書きしておいたのを紹介します。

昨日、千葉県柏市では、きわめて高い放射線量を検出。
「雨で蓄積された」と聞くと、離れていても、雨の日は外へ出るのを控え鯛気持ちになります。

 柏のセシウム、雨で蓄積か 文科省推測「原発事故の影響」  

(2011年10月24日) 中日新聞

 千葉県柏市根戸の市有地から最大毎時57.5マイクロシーベルト(1マイクロは1ミリの1000分の1)の高い放射線量が検出された問題で、文部科学省は23日、現地調査を行い、検出地点の脇にある側溝のコンクリートが崩壊していることが分かった。現場は福島第1原発の南西約195キロ。同省の中矢隆夫・放射線規制室長は「原発事故の影響で放射性物質を含んだ雨水が、崩壊部分から流れ込んだのでは」と推測し、放射性物質が濃縮、蓄積したとの見方を示した。
 調査は24日の予定を前倒しして行い、文科省の職員ら計5人が状況を確認した。
 問題の側溝は、広さ約7300平方メートルの市有地のほぼ中央部にある。コンクリート製で深さ30センチ、幅30センチ。一部が長さ約50センチにわたって破損していた。
 調査では、側溝の数十センチ北側を数十センチ掘った地点で、ブルーシート越しに毎時14.6マイクロシーベルトを計測した。市有地は空き地で、側溝には市有地内の雨水が集まり、生活排水などは流れていないとみられる。
 調査後、中矢室長は雨水だけでこれほどの高濃度になるかどうかについて「一般的に、雨どいの下などは高いが、周りの状況にもよる」と断定を避け、「結果を持ち帰り、今後の扱いの判断や除染に向かっての準備をする」と説明した。
 この現場では、21日の市の調査で、地表の半径約1メートル(広さ約3平方メートル)の区域で高い放射線量を確認し、地中30センチの地点で最大毎時57.5マイクロシーベルトを検出。また22日の調査では、地下30センチの土壌から、最大で1キログラム当たり27万6000ベクレルの放射性セシウムを検出している。
 柏市は、今後の対応は国の指示を待つ方針で、周辺の立ち入り禁止措置を続ける。
 調査を遠巻きに眺めていた近くの住民男性は「雨だとしたら、ここだけで済まないはずでは。市は学校などの施設だけでなく徹底的に調査してほしい」と話していた。


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やはり放射線量を気にする人が増えているのか、
文部科学省が、「放射線量等分布マップ」をホームページにアップしました。

文部科学省放射線量等分布マップ拡大サイト  

この文部科学省放射線量等分布マップ拡大サイト(以下「本サイト」という。)は、平成23 年度科学技術戦略推進費「放射性物質による環境影響への対策基盤の確立」『放射性物質の分布状況等に関する調査研究』において、東京電力(株)福島第一原子力発電所から放出された放射性物質の影響を詳細に確認できるようにすることを目的として、同研究で作成した放射線量等分布マップ及び、走行サーベイマップ並びに、文部科学省が実施している様々なモニタリングの結果をもとに、作成したものです。

放射線量等分布マップは、「電子国土版」または「PDF版」のいずれでもご覧いただけます。ご覧になりたいほうの画像をクリックしてください。
 また、利用規約等をお読みのうえ、ご利用ください。


おなじく文部科学省が「ホットスポット通報窓口」も開設。 

文科省にホットスポット通報窓口 24日から年末まで 
2011.10.21 朝日新聞

 放射線量が周りより高いホットスポットがあれば連絡を――。こんな通報窓口を設けて線量の測定や除染を支援すると、政府は21日発表した。首都圏で市民によるホットスポットの報告が相次いでいることから、市民や自治体からの発見に対応する。すでに支援の取り組みがある福島県を除く全地域を対象にする。
 文部科学省内に24日から年末まで設置する。ホットスポットの目安は、地表1メートルの高さの放射線量が周辺より毎時1マイクロシーベルト以上高い地点。東京都新宿区の場合、現在は0.056マイクロシーベルトなので、1.056マイクロシーベルト以上あれば連絡することになる。
 文科省の測定のガイドラインでは、地表1メートルの高さで測定開始から30秒後に示した数値を読み取ることなどを勧めている。発見者らが側溝の泥や落ち葉の除去、樹木の枝切りなど簡単な除染をしても効果がない場合、自治体と連携して現場を検証。必要に応じて環境省や内閣府に連絡して除染を支援する。
 窓口は文科省原子力災害対策支援本部特別測定班03・5253・4111(内線4630、4631)、午前9時半~午後6時15分。ガイドラインはウェブサイトに掲載される。  


周辺より1マイクロシーベルト以上高い線量測定時 国が通報受け除染を支援
(2011年10月22日) 【中日新聞】

 東京電力福島第1原発事故を受け、局地的に高い放射線量が測定される「ホットスポット」が福島県以外の各地でも続出していることを受け、政府は21日、民間団体などが周辺よりも毎時1マイクロシーベルト(=0.001ミリシーベルト)以上高い線量を測定した場合、国が通報を受け付け除染支援をするなどの内容を盛り込んだ対応方針を公表した。
 方針によると、地方自治体や民間団体、個人が放射線量を地表1メートルの高さで測定し、周辺よりも毎時1マイクロシーベルト以上高い線量が出た場合、文部科学省の電話窓口に連絡するよう要請。側溝の掃除や落ち葉拾いなどの簡単な除染も促す。連絡を受けた文科省は、計測方法の確認や再計測を行い民間や自治体による除染が難しいと判断した場合、除染の専門家を派遣して支援する。
 文科省は「放射線測定ガイドライン」も公表。雨どいや樹木の根など高線量率が予想される地点、除染の方法、測定機器の持ち方や高さなどの注意点などを列挙している。
 方針やガイドラインは、21日から文科省ホームページで公表。通報窓口は、24日以降の平日午前9時半から午後6時15分まで、同省原子力災害対策支援本部特別測定班=電03(5253)4111(代表)、内線4630または4631。  


 
放射線測定に関するガイドライン
 平成23 年10 月21 日
文部科学省
日本原子力研究開発機構

【はじめに】
東京電力福島第一原子力発電所事故が発生して以来、環境中の放射線に対する不安が高
まっており、地方公共団体や学校、住民の方々が独自に測定する動きが多くみられ、測定機器
の取扱い方法や測定方法等に関する適切な情報が求められています。
今般、政府としては、「当面の福島県以外の地域における周辺より放射線量の高い箇所への
対応方針」をとりまとめ、周辺より放射線量が高い箇所への対策に取り組むことといたしまし
た。
この方針においては、地方公共団体や民間団体等による放射線量測定の結果、周辺より放
射線量の高い箇所(地表から1m高さの空間線量率が周辺より1μSv/h 以上高い数値が測定さ
れた箇所)が発見された場合、文部科学省にご連絡いただくとともに、可能な範囲で除染を行っ
ていただき、文部科学省は、地方公共団体と連携して、状況に応じて再計測や実地検証等を行
うこととなっています。
また、その結果、地表から1m高さの空間線量率が周辺より1μSv/h 以上高い箇所で除染が
容易でない放射能汚染があると確認された場合(東京電力株式会社福島第一原子力発電所の
事故に起因する放射能以外の線源による可能性が高い場合を除く)に文部科学省は、環境省
及び内閣府原子力被災者生活支援チームに連絡を行い、市町村の要望を踏まえ、除染支援が
行われることとなります。
このため、より適確に放射線量を測定していただけるよう、
○ 環境中の放射線量の平均的な状況を把握するための測定法 (第Ⅰ章)
○ 除染等のために比較的高い放射線量の原因となっているポイントを特定するための
○ 測定法 (第Ⅱ章)
○ 各種測定機器の用途とメンテナンス (第Ⅲ章)
等に関するガイドラインを作成しましたので、測定の際にご活用下さい。
また、巻末に「緊急被ばく医療研修」のテキストより抜粋したサーベイメータの取扱方法を参考
資料として添付しました。
あくまでもこれは一般的な測定方法の1つですので、既に各地方公共団体等において、専門
家の方々のご意見を踏まえ、異なる方法により測定されていてもそれは誤りではありません。
また、ここでは、事例としてGMサーベイメータ(GM汚染検査計)及びNaIシンチレーションサ
ーベイメータ(NaI線量率計)を用いていますが、これ以外の測定機器を用いられる場合には、
作業手順については、本ガイドラインを参考としていただき、機器の使用方法については、それ
ぞれのマニュアル等を参照して下さい。
なお、学校、保育所その他子どもが多く集まる場所における測定にあたっては、「学校等にお
ける放射線測定の手引き」(平成23 年8 月26 日文部科学省・日本原子力研究開発機構)も参
- 2 -
考にして下さい。
(参考URL)「学校等における放射線測定の手引き」(平成23 年8 月26 日文部科学省・日本
原子力研究開発機構)


当面は、デスクワークで外に出られそうもないわたし。
家の中で本でも読んでいたいのですが、仕事におわれてて、そうもいかないようです。


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