みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

ズッキーニの水なしラタティーユ/集団的自衛権 結論ありきで乱暴だ/解釈曲げては筋通らぬ

2014-06-14 22:25:15 | ほん/新聞/ニュース
今年はズッキーニが豊作のようです。

週二回の配送の残りが、玄関に大量に届きます。

   

炒めたりカレーに入れたりしているのですが減らないので、
大量に食べられる、ラタティーユを作ることにしましょう。

主役のズッキーニは、7ミリくらいの半月に切っておきます。


新玉ねぎと人参と、太くなりすぎたキュウリも入れます。
  

オリーブオイルでニンニクを香りが出るくらいに炒めておいて、
タマネギと人参を炒めます。
しんなりしてきたら、ズッキーニも入れて炒めます。
  
一度に全部入れるとあふれてしまうので、
炒めて量を減らしながら、3回くらいに分けて入れます。

キュウリも入れて材料がしんなりするまで炒めます。
ここまででも水は入れずに、野菜の水分だけです。


ダイスのカットトマトをひと箱と、コンソメを一つ入れて、

ざっくりかき混ぜて、ふたをして15分ほど弱火で煮ます。
   

 ル・クルーゼのお鍋なので、野菜の水分だけでこんな感じになります。

お肉を淹れないので、サラダ煮豆をいれましょう。

蓋をして15分ほど煮込んで、火を止めてそのまま30分ほど放置。

ズッキーニの水なしラタティーユのできあがり。
野菜の甘みがかんじられる、やさしい味です。

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ところで、集団的自衛権の行使容認の話が、
国民不在ですすんでいます。

だれの声にも耳を貸すつもりもなさそうで、
やりたい放題、といった感がある安倍晋三。
選挙で圧勝させたつけがまわってきている、のでしょうか。

  【社説】集団的自衛権 結論ありきで乱暴だ
2014年6月11日 中日新聞


 安倍晋三首相はなぜこれほど前のめりになるのか。集団的自衛権の行使容認である。世論はもちろん与党内の異論にすら耳を傾けようとしない。結論ありきで議論を急ぐのは、あまりにも乱暴だ。

 首相はきのう、安全保障法制に関する与党協議会の座長を務める高村正彦自民党副総裁に「今国会中に集団的自衛権という言葉をしっかり入れて、自公両党が合意できるようがんばってほしい」と指示した、という。

 今開かれている通常国会は会期延長がなければ六月二十二日に終わる。首相は、事実上の閉会日に当たる二十日までに、政府が集団的自衛権の行使容認に踏み切る旨を、閣議決定したいのだろう。

 自公両党幹部らによる与党協議会は五月二十日に始まった。当初の週一回を二回に増やしたが、これまでに合意したのは政府が例示した十五事例のうち二事例だけ。特に集団的自衛権に関する事例はきのう議論を始めたばかりだ。

 そんな状況下で、戦後日本の安全保障政策を根本から変えていいのか。首相は五月七日の記者会見で、閣議決定は「期限ありきではない」と語っていたではないか。

 公明党の山口那津男代表が「協議が続いている段階だから、なかなか簡単ではない」と来週中の閣議決定に難色を示すのも当然だ。

 これまでの与党協議を振り返ると、あまりにもずさんで、結論を出すには、いかにも拙速だ。

 例えば、海外での自衛隊の活動が、憲法で禁じてきた「他国による武力行使との一体化」に該当するか否かの判断基準である。

 政府側は従来の「非戦闘地域」などに代わる基準として四条件を示したが、わずか三日後に撤回して、「戦闘現場では支援しない」など三条件を新たに提示した。政府の混乱ぶりは目に余る。

 集団的自衛権に関する八事例も行き過ぎた事例なら、できないという判断があっても当然だが、自民党はそれを抜きにして、すべて行うことを前提に、公明党に行使容認を迫っている。ここから透けて見えるのは、集団的自衛権の行使を自らの手で容認しようと血道を上げる首相の姿勢だ。

 会期末に閣議決定しようとする背景に、国会での追及をかわし、行使容認を既成事実化する狙いがあるのなら見過ごせない。

 集団的自衛権の行使は認められないという、政府が国会での論戦を経て積み上げた憲法解釈を、一内閣の判断で変えていいのか。戦後日本の岐路である。 



  【社説】集団的自衛権 解釈曲げては筋通らぬ
2014年6月14日 中日新聞 

 これで筋が通るのか。集団的自衛権の行使を認めるために自民党側が提示した新しい憲法解釈案である。一九七二年の政府の見解を解釈し直したものだが、結論は正反対だ。納得いくはずがない。

 新しい憲法解釈案はきのう、安全保障法制をめぐる与党協議会の座長を務める高村正彦自民党副総裁が私案として提示した。公明党との妥協点を探るためだ。

 日本に対する武力攻撃があった場合に加えて、他国に対する武力攻撃が発生して「わが国の存立が脅かされ」「国民の生命、自由および幸福追求の権利が根底から覆される」おそれがある場合にも、自衛権の発動として必要最小限度の武力行使が認められる、というものだ。

 この新解釈は当時の田中内閣が国会に提出した政府資料の見解を基にしている。高村氏は、集団的自衛権の行使を認める「閣議決定案の核心部分」と位置付ける。

 ただ田中内閣の見解は、自衛権の発動は「国民の生命、自由および幸福追求の権利が根底から覆される」急迫、不正の侵害に限られ、他国への武力攻撃を阻止する集団的自衛権の行使は認められないとの結論を導き出している。

 過去の政府見解との整合性に配慮するといいながら、なぜ解釈を曲げて正反対の結論を出そうとするのか。到底理解できない。

 さらに見過ごせないのは、新解釈に加わった「わが国の存立が脅かされ」と「おそれ」の文言だ。

 わが国の存立が脅かされる事態とは何か、明確ではない。それが他国への攻撃であっても、政府が「日本の存立が脅かされ、国民の生存権が根底から覆されるおそれがある」と判断するだけで、集団的自衛権を行使できてしまう。

 私たちは過去の戦争の多くが、自国民の保護を名目にした派兵をきっかけに始まったことも、思い起こすべきであろう。集団的自衛権の行使に歯止めを設けたと見せ掛けながら、無制限に拡大していく可能性は否定できない。

 安倍晋三首相は高村私案に沿って、来週にも集団的自衛権の行使を認める旨の閣議決定に踏み切る考えを変えていない。

 しかし、行使容認を正規の改正手続きでなく、「解釈改憲」で強行する政治手法は限界が露呈している。政府が示した十五事例の検討も十分とはいえない。

 最高法規である憲法の平和国家理念を損なわぬよう、集団的自衛権の行使容認という結論ありきで議論を強引に進めてはならない。


  社説:自衛権の新要件 木に竹を接いだようだ
毎日新聞 2014年06月14日 

 政府・自民党は、憲法9条のもとで自衛権を発動するために必要としてきた従来の3要件を見直し、集団的自衛権の行使を限定的に認める新たな3要件の案を与党協議で示した。集団的自衛権の行使を一部容認する方針を固めた公明党の理解を得たうえで、この案を根幹にすえた閣議決定を目指すという。

 新3要件案は、1972年の参院決算委員会に示された政府見解の一部論理をつまみ食いして、集団的自衛権の行使は「許されない」から「許される」へと全く逆の結論を導き出す憲法解釈変更に基づいており、理屈が通らない。

 三つの要件のうち、大きく変わったのは第1要件だ。従来は「我が国に対する急迫不正の侵害」、つまり日本が武力攻撃を受けた場合だった。新たな案では「他国に対する武力攻撃が発生し、これにより我が国の存立が脅かされ、国民の生命、自由及び幸福追求の権利が根底から覆されるおそれがある」場合を付け加えた。これにより集団的自衛権の一部行使が可能になる。

 「権利が根底から覆される」という部分は、72年の政府見解から引用したものだ。公明党はこうした場合に限定した集団的自衛権の行使容認を検討している。政府・自民党が「必要最小限度の範囲にとどまるべき」だという部分に着目したのに比べると、行使容認の範囲はより限定されるが、見解の一部を引用して結論を逆転させることに変わりはない。

 しかも「根底から覆される」という基準はあいまいだ。新要件案では「覆される」に「おそれ」という文言まで加わり、あいまいさが増している。公明党は朝鮮半島有事に限定したい考えだが、限定を嫌う自民党内からはホルムズ海峡での機雷掃海なども含まれるとの見方が出ている。何を「根底から覆される」事態と認めるかは、政府の判断次第だ。

 また限定容認はあくまで行使するケースが限定されるだけだ。いったん行使すれば、その先の活動に限定はない。反撃、応戦を覚悟しなければならない。自衛隊が米艦防護だけして帰ってくるわけにいかなくなる。つまり戦争に参加するということだ。

 与党協議会メンバーの石破茂自民党幹事長は、72年政府見解を使って集団的自衛権の行使を認めることについて、13日のラジオ番組で「原理・原則を維持しながら結論が変わるとはどういうことか。無理やり、木に竹を接いだようにならないよう、論理を精査しなければいけない。後世の批判に耐えられないことはしてはいけない」と語った。

 同感だ。私たちは、この憲法解釈変更は後世の批判に耐えられないと危惧する。 


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6月13日(金)のつぶやき

2014-06-14 01:16:07 | 花/美しいもの

東京新聞:教委改革法も成立 首長の権限を強化 政治介入の課題残る:社会(TOKYO Web) tokyo-np.co.jp/article/nation…

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