みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

都議会ヤジ問題 セクハラ謝罪で収拾できるか/女性蔑視やじ、発言者特定せず

2014-06-26 21:45:29 | ほん/新聞/ニュース
朝ごはんのおかずは、夏野菜と名古屋コーチンむね肉の炒めもの。

   
使っている野菜は、紫ジャガイモ、黄色のズッキーニ、
緑のモロッコインゲン、赤のニンジン、それに、白のとりむね肉。

 
この野菜炒めのメーンは、紫のジャガイモです。
五色の野菜炒めはカロテンも食物繊維もたっぷりとれて超ヘルシーです。

お昼は姉たちと岐阜グランドホテルでランチ。
木曜日にやっている中華料理のバイキングの予定だったのですが、
予約がとおっておらず満席で、きゅうきょ、フレンチに変更。

   

   

   

   
パスタとご飯ものは写さなかったのですが、
おいしくて、おなかいっぱいになりました。

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ところで、
都議会の差別ヤジ問題の続々報。
さくじつ、6月議会の最終日を迎えた都議会は、
あいまいな決議でこの問題の幕引きをはかりました。

これが落としどころだとしたら、市民をバカにしている、としか思えませんね。

やっぱり、「議会の常識は、市民の非常識」。

昨年選挙が済んだばかりなので、有権者を甘く見ているのでしょう。
こんな議員たちを選んでしまった東京都民は、もっと怒ってほしい、ですね。

  社説:反省なき議会―人権と少子化を学べ
2014年6月26日(木)付 朝日新聞

 要するに早く騒動を収めたいだけなのがありありだ。

 出産・子育て支援策を取りあげた女性都議への暴言問題で、東京都議会は「信頼回復及び再発防止に努める」というだけの決議を採択した。

 やるべきこともやらずに「再発を防ぐ」と言われても、有権者が信用するとは思えない。

 名乗り出たのは、録画でもはっきり聞こえる「早く結婚した方がいいんじゃないか」の発言をした鈴木章浩都議だけだ。

 言われた塩村文夏(あやか)都議の側は他にも「産めないのか」などの暴言が聞こえたと訴えたが、決議には触れられていない。多くの議員が同調して笑ったことへの反省も一言もない。

 決議案は3案あった。他の発言主も名乗り出よと求めた2案は、自民や公明など多数派の反対であっさり否決された。

 そもそも、塩村氏の提出した発言者の処分要求書も議長は受理しなかった。

 議会には事実を解明する気がないとみられても仕方がない。

 鈴木氏も、5日間も知らん顔をして「謝罪の機会を逸した」では弁明にもなっていない。

 会派離脱も党への謝罪にすぎない。塩村氏や都民へのけじめにはなりえない。

 都民だけでなく全国に抗議が広がったのはなぜか。暴言と冷笑の裏には性差別意識がある。男女共同参画なんて口先だけ。こんなヤジを飛ばす心性こそ、少子化の元凶だ……。そう感じた人が多いからだろう。

 東京の少子化は東京だけの問題ではない。若い世代が仕事のない地方を離れ、出生率が全国一低い東京に吸い寄せられる。人口のブラックホール現象だ。

 東京を出産と育児のしやすい都市にしないと、日本の少子高齢化は止まらない。解決策を考えるのは都だけではなく、議会の仕事でもある。議員らはその自覚に著しく欠けている。

 東京の待機児童は全国最多。舛添要一知事は「任期4年でゼロ」を公約したが、容易ではない。約3人に1人が非正規という不安定な雇用も改善しないと男女とも安心して結婚や出産ができるようにならない。

 本当に信頼回復したいなら、都議会はまず事実解明の努力を尽くすべきだ。そのうえで、議員が性差別と人権、そして少子化を学ぶ場を設けてはどうか。

 厳しい現状を知り、ひとごとのように暴言を吐いている場合ではないと気づいてほしい。

 うわべだけの反省ですませるなら、必ずや有権者に見限られる。このまま幕を引くことなど許されるはずがない。 


  都議会ヤジ問題 セクハラ謝罪で収拾できるか  
2014年06月24日 読売新聞

 なぜ、もっと早く名乗り出て、謝罪できなかったのだろうか。

 東京都議会で、みんなの党の塩村文夏都議が質問中に浴びせられたヤジの問題である。

 18日の本会議で、塩村氏は、晩婚・晩産の傾向が進み、不妊治療を受ける女性が増えている現状を踏まえ、都の子育て支援体制などについて質問した。

 その際、議場から、男性の声で「早く結婚した方がいいんじゃないか」というヤジが飛んだ。別の声で「まずは自分が産めよ」「産めないのか」といった不規則発言も続いたという。

 議場では、ヤジを面白がるような笑い声さえ上がった。

 ヤジの張本人や同調した議員の不見識には、あきれるばかりだ。子どもを産みたくても産めない女性や、不妊治療を続ける夫婦には、どう聞こえただろうか。

 「ヤジは議会の華」とも言われ、核心を突いたヤジが議論を活性化させることもある。だが、個人の尊厳を傷つけるセクハラ発言が許されないのは、当然である。

 23日になって、自民党の鈴木章浩都議が、最初にヤジを飛ばしたことをようやく認めた。塩村氏に面会し、「ご心痛をおかけして誠に申し訳ない」と頭を下げた。

 鈴木氏は記者会見で、「誹謗ひぼうするつもりはなかった。謝罪する機会を逸してしまった」と釈明し、「逃げていたと言われても仕方ない」と述べた。

 都議会自民党の吉原修幹事長も「事の重大性を深く受け止める」と、会派代表として謝罪した。

 鈴木氏はこれまで、ヤジへの関与を一貫して否定していた。騒ぎが大きくなり、名乗り出ざるを得ない状況に追い込まれたということだろう。

 鈴木氏は、発言の責任を取り、会派を離脱したが、都議としての活動は続けるという。

 塩村氏は、鈴木氏の謝罪について、「少しほっとした」「一つの区切りがついた」と語った。

 一方で、鈴木氏以外の発言者が名乗り出ていないことに対しては、「一人だけで終わるというのは違うんじゃないか」と疑問を呈した。ヤジの内容のひどさを考えれば、もっともである。

 問題を収束させるには、ヤジを飛ばした他の都議も自らの発言にけじめをつける必要がある。これ以上、頬かぶりは許されまい。

 都議会には抗議が殺到している。議会の品位が問われていることを自覚し、各会派は再発防止に努めなければならない。


  社説:セクハラやじ  政治の土壌を変えねば
[京都新聞 2014年06月25日掲載]

 お粗末というほかない。
 東京都議会の塩村文夏都議の一般質問中に「早く結婚すればいい」などとセクハラのやじが飛ばされた問題で、自民党の鈴木章浩都議が、一部の発言を認め、塩村都議に謝罪した。
 これまで関与を否定していたのに、一転、国内外の批判の高まりに追い詰められての「自白」である。「軽い思いだった」ではすまされない問題だ。ほかにも「子どもを産めないのか」といったやじの声が複数あったが、発言者は特定されていない。このまま幕引きにするようなら、都議会の自浄能力が問われる。暴言を許さない毅然(きぜん)とした姿勢を示してほしい。
 やじは、女性の妊娠・出産をめぐる都の支援体制などへの質問の際に起きた。結婚・出産をしない選択をした女性や不妊に悩む人たちへの差別的な発言であり、明らかな人権侵害である。ところが、やじが飛んだ時、議場には笑い声さえ上がり、とがめる者もいなかったという。
 2007年にも、やはり自民党の閣僚が女性を「産む機械」にたとえて批判を浴びたことがあったが、今回の問題は、日本の社会や政治の世界にはびこる古い価値観をあらためて国内外に示したといえる。嘆かわしい限りだ。
 安倍政権は社会のあらゆる分野で20年までに指導的地位に女性が占める割合を30%以上とする目標を掲げ、女性の活躍推進を成長戦略の柱に掲げている。しかし、議会という政策決定の場で、こうした発言が飛び出す政治風土そのものを変えていかなければ、女性の社会進出は容易には進むまい。
 象徴的なのは、国会議員に占める女性比率だ。ジュネーブに本部を置く国際組織「列国議会同盟」が各国の下院(日本は衆議院)に占める女性の割合を調べたところ、日本は5月1日時点で約8%にとどまった。調査した189カ国中132位で、先進国の中で最低水準だ。
 社会の仕組み作りに大きな影響を与える場に女性の姿が極端に少ないことは、性差別をなくし、男女共同参画社会を実現していく上で障害になる。その解消に向け、世界の多くの国が、政党の候補者や議会の一定の割合を女性に振り向けるクオータ制(人数割り当て制)を導入している。日本もそろそろ検討してはどうか。
 今回の問題を議員の見識と品位の問題にとどめず、性差別がまかり通る政治の土壌を変えていくきっかけにしなければならない。


  逃げた都議会 女性蔑視やじ、発言者特定せず 
2014年6月26日 東京新聞

 東京都議会で塩村文夏(あやか)都議(35)=みんなの党=が女性を蔑視する複数のやじを受けた問題で、都議会は定例会最終日の二十五日、やじの発言者に自ら名乗り出るよう求める決議案を否決した。やじの一部は鈴木章浩都議(51)=自民党会派を離脱=が認めたが、「他のやじを聞いた議員がいない」とする最大会派の自民が反対した。発言者を特定せずに、「再発防止」「信頼回復」を語るだけで幕引きを図る都議会の姿勢に、国内外の批判が高まるのは必至だ。 

 本会議では、やじの発言者を特定して議員辞職を求める共産党提出の決議案、続いて、発言者特定を求める民主党、みんなの党提出の決議案が採決されたが、いずれも否決された。

 その後信頼回復に関する決議案が都議会の過半数を握る自民、公明両党に民主など三会派も加わり計五会派で共同提出され、賛成多数で可決された。「不規則発言は誠に遺憾。二度とこのようなことが起こらないよう、都議会の信頼回復と再発防止に努める」との内容で鈴木都議以外の発言者の特定には一切言及がない。

 鈴木都議は、決議案の採決前に議場を退席した。

 本会議に先立ち共産党は鈴木都議に本会議での謝罪を求める動議を提出しようとしたが、自民党などが「議会が謝罪を押しつけるのは人権侵害」などと反対し、押し切られたという。

 この日の本会議の冒頭には吉野利明議長が「心を痛めた多くの女性の皆さま方におわび申し上げます」と陳謝。全議員に対し、品位を重んじた発言に努めるよう異例の注意喚起をした。

 十八日の本会議で塩村都議の質問中に飛んだやじのうち「自分が早く結婚した方がいいんじゃないか」は鈴木都議が発言を認め謝罪した。「産めないのか」「まずは自分が産めよ」などのやじもあったとされるが、発言者は分かっていない。

 「やじは自民党議員席から聞こえた」との複数の証言があるが、自民党の吉原修幹事長は「他のやじを聞いた議員はいなかった。私も聞いていない」と説明し、鈴木都議以外の発言者の特定を行わずに決着を図る意向を示している。

<東京都議会のやじ問題> 6月18日の本会議で妊娠・出産期の女性への支援策を質問していたみんなの党の塩村文夏都議に、議員席から「自分が早く結婚した方がいいんじゃないか」などのやじが飛んだ。塩村氏によると「産めないのか」「まずは自分が産めよ」などのやじもあったとされる。当初は関与を否定した自民党の鈴木章浩都議が23日、「早く結婚」発言を認めて謝罪し、その他のやじは否定した。海外メディアも「女性蔑視」発言として報道、政府・与党からも批判が出ていた。


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6月25日(水)のつぶやき

2014-06-26 01:16:46 | 花/美しいもの

「国難」級外交危機としての都議会女性差別ヤジ事件 | nippon.com: nippon.com/ja/column/g001…


日本軍「慰安婦」特集(2):ハルモニたちの証言を聞く  岡野八代 | WAN:Women's Action Network wan.or.jp/book/?p=750


信田さよ子さん著『カウンセラーは何を見ているか』の書評/上野千鶴子さんと渡辺一史さん goo.gl/XD2bcX

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