みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

【悩みのるつぼ】Q許すまじ40年前の下着ドロ/A(上野千鶴子)軽蔑したまま距離置く手もあり

2014-06-24 21:33:24 | ジェンダー/上野千鶴子
まっ白いボールのようなあじさい「アナベル」も
咲きそろいました。

大きな花は25センチくらいもあります。


道の下の「アナベル」もよく目立ちます。

年々、株も花も大きくなっていきます。

好きな花なので、三か所に植えてあります。

火曜日は野菜の配送日なので、
玄関に残り野菜が届きました。


足くらいぶっとい特大ズッキーニでカレーを作ることにしました。
  

和牛のすじ肉と大根一本を圧力鍋で咲きに煮込んでおき、、
別鍋でニンニク一個とタマネギ6個とズッキー1本をよく炒めて、
トマト缶を入れて大量のカレーを仕込みました。

ジャガイモは、鍋がいっぱいで入れる余裕がなかったので、
べつの料理にのこしておきましょう。

ピリ辛の牛すじ肉と野菜のカレーです。


いただきものの「フランボワーズのあんみつ」。


カレーをおすそ分けしました。

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先週の土曜日の朝日新聞be【悩みのるつぼ】の回答者は
上野千鶴子さんでした。

上野さんの回答は、ウェットに富んでいて、
いつ読んでも痛快で、すかっとします。

ちょっと遅くなりましたが、紹介しますね。

 【悩みのるつぼ】許すまじ40年前の下着ドロ
2014年6月21日 朝日新聞be

相談者:女性 50代

 50代の独身女性です。
 四十数年前、生まれて初めて自分で手洗いしたシュミーズとパンティを盗まれました。犯人は、当時中学生だった近所の3人兄弟の次男坊です。裏木戸から私の家の庭に入ってくるのを目撃し、窓を開けて顔をはっきり見たので間違いありません。
 40年以上たった今、下着ドロも独身です。世間では、母親思いの孝行息子で通っているのがシャクです。将来、地域の老人会なんかに何食わぬ顔で出てくるかと思うと、とうてい我慢ができません。この男に、40年以上私が味わってきた屈辱と悔しさと同じくらいのリベンジをしたい気持ちでいっぱいです。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (中略) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 私の悔しい気持ちと同じような屈辱と恥ずかしさを、この男にも味わわせてやりたいのです。上野先生に、いまどう行動すべきか、回答していただきたいのです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

■軽蔑したまま距離置く手もあり
回答者:社会学者 上野千鶴子


 これが男性の回答者なら……思春期の下着泥棒などよくあること。隣の息子が色気づいた証(あかし)と思って、笑って許しておやンなさい。目くじら立てるようなことではありません、と言いそうですが、やめておきましょう。吉田秋生を引いて「女の屈辱」を語るあなたは、今日まで口にできない数々の悔しさをいっぱい味わってきたでしょうから。
 意趣返しをしたい気持ちはやまやまでしょうが、ここはちぃと考えどころ。行動を起こすには、相手の生態をよく見極めておくことが肝要です。ましてやご近所でお互いに逃げも隠れもできない間柄。リスクを負わない戦略を考える必要があります。
 まず四十数年前のできごとを加害者は忘れているかもしれません。まさか、とお思いでしょうが、被害者が被害を忘れないようには加害者は加害を覚えていないもの。いじめや虐待の場合でも、それが加害者の特徴です。「冤罪(えんざい)だっ」と言われかねません。たしかに目撃したのよ、と言っても「オールドミスのエロ妄想だっ」と反撃されて、かえって陥れられるかもしれません。それに被害者の屈辱感の深さにくらべれば加害者の認識はもっと軽いもの。この認知ギャップも深刻です。「あの程度のこと」を執念深く覚えているあなたを、逆にとんでもない女だと思ったりする可能性もあります。
 もし公共の場で赤恥をかかされたら、この手のオヤジに多いのは逆ギレすること。もちろん理不尽ですが、オヤジに理は通りません。
 こういう手合いには、相手が隠しておきたい「ふつごうな真実」をあなたが知っているというふるまいを折々に示すこと。そしてそれが何かを、相手に示さないこと。「ふふ、知ってるのよ、昔あなたがやった恥ずかしいこと」「証拠もあるけど、言わないでおいてあげるわ」と。何が秘密かはひ・み・つ。まるで特定秘密法みたいに効果満点。相手は疑心暗鬼になって「恥」は勝手にふくらんでいきます。そしてあなたを煙たく思うようになれば、生涯にわたってあなたは彼に対して優位に立つことができるでしょう。
 もしも相手の「恥」があなたの想定を超えた大きさで、あなたを消したいほどのものだとしたら……リスクはかえって大きくなります。こういう危ないゲームを演じる自信がなければ、やめておいたほうが賢明ですね。許せとは言わないけれど、軽蔑したまま距離を置くことですね。 


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6月23日(月)のつぶやき

2014-06-24 01:15:10 | 花/美しいもの

読売新聞書評by渡辺一史さん,うれしい限り。「こんな夜更けにバナナかよ」「北の無人駅」愛読してました。共同通信配信の上野千鶴子さんによる書評と今日の読売新聞効果のせいか、アマゾンでなんと「人気」のタグがついて精神医学・心理学分野では一位の売れ行き、全体で二けたです!

寺町みどりさんがリツイート | RT

日本評論社の「加害者臨床の可能性」刊行と「カウンセラーは何を見ているか」売れ行きアップが重なりちょっと涙が出た。連日深夜までかかり書いたり訳したりしたものが多くの人に読まれるほど幸せなことはない。書店の娘として育ったから余計にそう思うのかも。編集者の皆様、読者の皆様に感謝です!

寺町みどりさんがリツイート | RT

自民・鈴木都議、塩村氏に謝罪 ヤジ問題、辞職はせず - 朝日新聞デジタル t.asahi.com/f31t


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