みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

配偶者に発達障害 関係苦しむ、カサンドラ症候群 自助の集い、回復への光/トラウトサーモンのホイル焼き。

2018-01-14 21:01:52 | ほん/新聞/ニュース
今朝は-三℃。
ウォーキングから帰ってから、カンパーニュとサラダ、目玉焼きの朝ごはん。

日中は、陽があたるところはぽかぽかしていたのですが、
家の中ではずっと薪ストーブを炊いていました。


夕ご飯は、生協で買った鮭(トラウトサーモン)のホイル焼き。

ニンニク黒コショウで下味をつけて、
片栗粉をまぶして、ホイルを敷いたフライパンで両面を軽く焼きます。


  
鮭の表面の色が変わったら、キャベツとキノコを入れて、
ふたをして、蒸し焼きにします。  

つけあわせは、とれたてのダイコンサラダ。
  


生協のお魚は、新鮮でおいしいです。

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ところで、
毎日新聞のくらしナビ・ライフスタイル、
大人の発達障害のことを取り上げた、よい記事です。

  くらしナビ・ライフスタイル
配偶者に発達障害 関係苦しむ、カサンドラ症候群 自助の集い、回復への光

毎日新聞 2018年1月12日

 気持ちを察してくれない。理解できないこだわりがある。そんなパートナーの行動は、生まれ持った特性によるものかもしれない。発達障害やその可能性のある配偶者との関係に苦しむ「カサンドラ症候群」が注目されている。自助グループが各地にでき、孤立していた人たちの救いになっている一方、専門的な相談機関の少なさを指摘する声が上がっている。【反橋希美】

 「ずっと出口のない迷路にいるみたいだった」。関西地方に住む40代主婦のクミコさんは、約7年前に結婚した夫との生活をこう表現する。
 「少し変かも」と疑問を覚えたのは結婚式の直後から。式が終わると、夫に「今から仕事だから、家に帰っておいて」と告げられた。驚いて「休暇を取れない仕事なの?」と尋ねると「同僚は休みを取ってハネムーンに行ってたけど、僕は仕事に行くと決めてるから」と融通が利かない。
 生活が始まっても、食へのこだわりの細かさなど違和感は募るばかり。養ってもらっているのに、不満を抱いてしまう自分はおかしいのか--。クミコさんは心身に不調を来すようになり、突然涙が止まらなくなることもあった。
 夫の特性に気づいたのは昨春。ようやく授かった子が胎内で育っていないことが分かり、人工流産させる手術が決まった。つらい気持ちを静めようと、夫に「抱きしめて」と頼むと、夫はいきなりクミコさんの首に両手をかけてぶら下がった。夫は筋肉質で大柄だ。「何するの!」と聞くと、夫は「甘えたくなって」。あまりの言動を親に相談すると「もしかしてアスペルガー症候群かも」と言われた。
 インターネットで特性を調べると次々にあてはまり、今までの疑問が解けていくようだった。クミコさんは「夫はただ『抱きしめて』といわれても、力の加減や方法が分からなかったのだと思う。もう少し早く障害のことを知りたかった」と振り返る。

情緒的交流できず不調
 アスペルガー症候群は発達障害の一つで、先天的な脳機能の差異によって生じるとされる。人の気持ちを読み取るなど情緒的な情報を理解するのが苦手で、特定の事柄へのこだわりが強いなどの特性がある。日本精神神経学会は2014年、自閉症などとともに「自閉スペクトラム症(ASD)」と総称するようになった。
 ASDやその特性が見られる配偶者と情緒的な交流ができず、抑うつ状態など心身に不調を生じている状況が「カサンドラ症候群」だ。ギリシャ神話で誰にも言葉を信じてもらえない予言者の名前が語源で、正式な病名ではない。
 国内で存在が知られるようになったのは、10年前後から。「夫がアスペルガーと思ったとき妻が読む本」(河出書房新社)の共著がある帝京平成大の滝口のぞみ准教授(心理学)は「発達障害の子どもの治療に来ていた母親の中に夫との関係にも悩んでいる人がいるのが発見され、支援が始まった」と話す。カサンドラの人たちは性別に関係なく存在するが、ASDは男性の割合が高いのに加え、経済力が乏しい妻の方が悩みが深くなりやすいため、女性に目立つ。パートナーは高学歴のうえ社会に適応して社会的地位が高い人もおり、「障害」と診断されない人は少なくないという。
同じ立場の人、救いに
 どうすればカサンドラの状況から回復できるのか。一つのヒントが、各地にある自助グループへの参加だ。
 大阪市内で月2回の集いを開く「あじさい会」は14年6月に発足。主宰するミイコさん(59)もカサンドラの当事者だが「誰かに相談しても『男の人ってそんなもの』と否定されてきた女性たちが、自分が悪いわけではなかったと気がつくだけで元気を取り戻していく」と話す。冒頭のクミコさんも昨秋から例会に参加し「同じ立場の人がいると知り、救いになった」。ミイコさんは「他の人の話を聞きながら、自分の考えを整理するきっかけにしてもらえたら」と語る。

 東京と静岡を拠点に活動する「アスペルガー・アラウンド」は13年から体験を話し合う「しゃべりば」だけでなく、障害の特性を学ぶ勉強会なども開く。昨年3月、代表のSORAさん(56)が延べ1000人以上の参加者を受け入れてきた経験を基に、障害特性を持つパートナーへの対応法やカサンドラ状態からの脱出法などをまとめた小冊子を発行した=図参照。
 SORAさんは夫が03年にアスペルガー症候群と診断された。特別支援学校での勤務経験があり、特性を理解していたSORAさんでも「何度も大きなトラブルがあり、簡単な毎日ではなかった」と振り返る。同じ立場の人たちに助言するのは「『少し変わった人』と結婚したんだから、変わった家族の形でも当たり前」ということ。今、夫と別居しながらも毎日顔は合わせて「ビジネスライクな関係」でいるという。

相談機関の少なさ課題
 課題は、相談機関の少なさだ。SORAさんは「各地にある発達障害者支援センターは障害のある当事者への対応で手いっぱいで、家族の支援まで目配りできている所は少ない」と指摘する。自身は夫と大切なことを話し合う時、臨床心理士立ち会いのもとで議論を整理してもらうが、そうした依頼を受けられる専門家は少ない。
 多くの女性やカップルの診療にあたってきた滝口さんも「大人の発達障害は注目されてきたが、家庭内の『パートナーとの関係性』の問題は周囲から見えにくく、支援が手つかずだった」と指摘する。「心身の不調の症状が重い人には、夫の特性を理解しつつ、妻の人生観を共に見つめ直す心理療法が不可欠。発達障害の知識と、夫婦カウンセリングの技術を併せ持つ専門家の育成が急務だ」と語る。

自助グループ(主な活動場所)
Moon@札幌(札幌市)
http://moonsapporo.blog.fc2.com/
りばーす@宇都宮(宇都宮市)
http://blog.livedoor.jp/rebirth20150219/
アスペ・発達凸凹の集い「優しい時間」(千葉県浦安市)
https://ameblo.jp/asupetorisetu/
フルリール(横浜市、東京都内、埼玉県所沢市、仙台市)
http://fleurirkanagawa.blog.fc2.com/
アスペルガー・アラウンド(東京都内、静岡県内)
http://asperger-around.blog.jp/
サラナ(名古屋市)
http://blog.livedoor.jp/asupe_sarana/
にじいろ(関西)
http://aaaruicchi.exblog.jp/
あじさい会(大阪市)
http://ajisaikaiosaka.blog.fc2.com/  


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1月13日(土)のつぶやき

2018-01-14 02:00:24 | 花/美しいもの
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