みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

硬い豆、小さい子は注意を 「3歳まで控えて」/自覚症状なき誤嚥の原因 ラクナ脳梗塞とはどんな疾患か

2018-01-23 17:55:26 | ほん/新聞/ニュース
首都圏は昨日から大雪になり、今日も交通機関への影響が続いているそうです。
明日は、東海地方も雪が降るとの予報。
外を見たら、もうちらちら白いものが降っています。

午後には、本白根山噴火、のニュースも飛び込んできました。
噴石で死者やけが人も出ているとのこと、御嶽山の噴火を思い出しました。

思いがけない事故といえば、怖いのが誤嚥。
餅などの誤嚥だけでなく、小さな子はアーモンドや大豆などの豆も、
をのどや気管支に詰まって「気道異物」を起こして、命にかかわるとのこと。
そんな中日新聞生活面の「硬い豆、小さい子は注意を『3歳まで控えて』」を紹介します。
うちに遊びに来た子どもたちにはナッツ類をあげないように気を付けよう。、

  硬い豆、小さい子は注意を 「3歳まで控えて」
2018年1月23日 中日新聞

 食べ物をのどや気管支に詰まらせる「気道異物」の事故。子どもの命を奪うこともあるが、アーモンドや節分の福豆などの硬い豆類が原因となることはあまり知られていない。福豆やナッツ類は小さいかけらでも気管支に詰まる危険性があるため、二月の節分を前に、わが子を失った親や医師らが十分注意するよう訴えているほか、消費者庁も幼い子どもには与えないよう呼び掛けている。
 さいたま市の小学四年生桜井みのりちゃん=当時(10)=は約五年前、アーモンドをのどに詰まらせて亡くなった。事故は、当時中学生だった姉と一緒に自宅で留守番をしていた時に起きた。みのりちゃんは姉とゲームをしながら、一センチほどのアーモンドを口に入れた直後に、せきこんでけいれん。姉は救急車を呼んで背中をさすり続け、みのりちゃんは病院に運ばれたが脳死状態となり約三カ月後に亡くなった。アーモンドは水分を含んで膨らんでおり、気管にすっぽりはまっていた。
 母親の知佳子さん(50)は「もちや、こんにゃくゼリー、あめはのどに詰まりやすいと知っていたが、まさか一粒のアーモンドが娘の命を奪うとは思わなかった。みのりの事故を教訓にして、お子さんに硬い豆を食べさせる時には十分に気を付けてほしい」と話す。
 消費者庁の調べでは、食べ物が原因で十四歳以下の子どもが窒息して死亡する事故は二〇一〇~一四年の五年間で百三件が起きている。原因となった食品の内訳はマシュマロやゼリー、団子などの菓子が十一件と最多だが、七十二件は何を食べたのかは分かっていない。しかし、三重耳鼻咽喉科(津市)の坂井田麻祐子院長は「乾燥した豆類も、気道異物事故の原因で多い。豆はのどに詰まる窒息だけではなく、かけらが気管支に詰まる危険性もある」と話す。
 乾燥した豆は硬いため、特に歯が生えそろう前の小さな子どもは、うまくかみ砕くことができない。事故は子どもが豆を口の中に入れている時に転んだり、驚いて息を吸ったりした弾みで気管支に入り込むケースが多い。豆が気管支に詰まると呼吸が難しくなり、気管支炎や肺炎を起こすことも。取り除くには全身麻酔をして、のどから細長い器具を挿し込んでつかみ取る手術が必要となる。
 異物がのどに詰まり窒息した場合は、五分以内に取り除かないと死亡してしまう危険性が高い。万一の時には、一歳未満の場合は頭を下にして背中を五回たたいた後に、あおむけにして胸の中央を五回押すことを繰り返す。一歳以上の場合は背後から両手を組んで腹部を圧迫して異物を出す。
 消費者庁によると一〇~一六年に豆を気管支などに詰まらせ、病院を受診した三歳以下の子どもは少なくとも二十人以上おり、半数は入院していた。同庁は、三歳ごろまでの子どもには福豆やナッツ類を与えないよう呼び掛けている。

◆対処法、絵本で学ぶ
気道異物事故予防をテーマにした絵本「つぶっこちゃん」を手に、豆が気管支に詰まる危険性を説明する三重耳鼻咽喉科の坂井田麻祐子院長=津市で

 坂井田院長は昨年十一月、気道異物事故の予防をテーマとした絵本「つぶっこちゃん」を自費出版。豆の他にも、のどに詰まらせることが多いミニトマトを半分に切って食べることなどを絵本で提案している。緊急時の気道異物除去法や心肺蘇生法などもイラスト入りで掲載しており、「親子で食べ物による事故の怖さや予防法を学んでほしい」と話す。
 (細川暁子)


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  自覚症状なき誤嚥の原因 ラクナ脳梗塞とはどんな疾患か
2018年01月17日 日刊ゲンダイ

 肺炎は日本人の死因の第3位。それによる死亡者の大半が65歳以上の高齢者だ。池袋大谷クリニックの大谷義夫院長は、「特に要注意なのは唾液」と指摘する。

 大谷院長によれば、高齢者の死亡原因になる肺炎の70%を占めるのが誤嚥性肺炎。食べ物や唾液などが気管に詰まり、炎症を起こす。

 誤嚥は大きく2つに分けられる。

 ひとつは、食べ物や飲み物を気管に詰まらせ、むせる「顕性誤嚥」。“はっきり分かる”の意味である「顕性」が示すように、本人も周囲も気付きやすい。

 ところが、もうひとつの「不顕性誤嚥」は、夜間睡眠中に、唾液や胃酸が気道に流れ込んで誤嚥する。

「口腔内にアイソトープという放射性物質を付着させて行う研究では、高齢者では夜間にしばしば不顕性誤嚥を起こしているという結果が出ています。ところが、不顕性誤嚥は自覚症状がほぼないため、見逃されているケースが珍しくありません」

 顕性誤嚥の場合、喉の筋力の低下が主な原因。筋肉量減少で全身の筋力低下や身体機能の低下が起こるサルコペニアが近年注目を集めているが、顕性誤嚥にはサルコペニアが関係しているケースもあり、十分な栄養管理が必要になる。

■嚥下機能に関係する物質が減少
 一方、不顕性誤嚥は、意外な疾患が背後に隠れている可能性がある。それは、ラクナ脳梗塞だ。

「ラクナ脳梗塞で神経伝達物質ドーパミンの代謝が障害され、舌咽神経などで作られる物質サブスタンスPの量が減少します。サブスタンスPは嚥下機能を左右するので、誤嚥が起こりやすくなるのです」

 ラクナ脳梗塞は、高血圧、糖尿病などで進行した動脈硬化によって脳の細い動脈が詰まって生じる。無症候性脳梗塞ともいわれるように、たいていは症状がない。高齢者に脳のMRI検査を行うと、かなりの確率でラクナ脳梗塞が見つかるともいわれている。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(以下略)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 



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1月22日(月)のつぶやき

2018-01-23 02:03:59 | 花/美しいもの
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