みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

児童虐待 体罰ない社会考えたい/千葉・小4死亡 大人がつぶしたSOS/ゆで干し人参、茹で干し大根

2019-02-02 21:22:29 | ほん/新聞/ニュース
寺町畑から届いた人参がたまってきたので、
ゆで干し人参を作ることにしましょう。

にんじん二本をスライサーで薄くスライスしてから、
茹でこぼし、干し網に並べていきます。
  
家のなかで一晩干してから、

だいぶ縮んだ人参をお日さまに干して乾燥させます。
  
二日間で出来上がり。
水で戻せば、カンタンに元の大きさに戻ります。

茹で干し大根 
厚めに切ったので、カラカラに乾くのに、
五日ほどかかりました。

大きさは干し貝柱くらいに縮んで、見た目もそっくりです。

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  社説:児童虐待 体罰ない社会考えたい 
2019年2月1日 中日新聞

 「しつけ」と称した暴行で子どもの命が奪われる事件が後を絶たない。東京都は全国で初めて親の体罰禁止を盛り込んだ条例案を近く議会に上程する。体罰を社会全体で考える契機にできないか。
 「しつけで立たせたり、怒鳴ったりした」。小学四年女児が亡くなった千葉県野田市の虐待事件で、傷害容疑で逮捕された父親はそう説明しているという。女児が一年以上前に「父親からいじめを受けた」と学校のアンケートでSOSを発していたのに、命を救うことができなかった事実は重い。
 都が条例制定に乗り出したのは昨年、同じように痛ましい虐待事件が目黒区で起きたからだ。骨子案によると、保護者などの責務として「体罰その他の品位を傷つける形態による罰を子どもに与えてはならない」と定めている。
 日本も批准している国連子どもの権利条約では、保護者によるあらゆる身体的、精神的暴力から子どもを保護するための立法などを締約国に求めている。体罰を法律で禁止している国は現在、スウェーデンやドイツなど五十カ国以上。日本は保護者の体罰を明確に禁止する法律はない。
 家庭内のことに法がどこまで立ち入るべきか、「しつけ」の範囲がどこまでなのか、議論が分かれることがその背景にはあるだろう。民法では明治以来、親の懲戒権が認められている。二〇一一年の法改正でも、文言は変更されたが懲戒権そのものは残った。
 江田五月法相(当時)は法務委員会で「親がしつけなどをできなくなるんじゃないかという誤った理解を社会に与える」と削除しなかった理由を説明している。
 NGOセーブ・ザ・チルドレン・ジャパンが一昨年約二万人を対象に行った意識調査では約六割がしつけのための体罰を容認している。一方で、法律が人々の意識の変化を促す側面もある。体罰を禁止した国では容認する人の割合は減少し、体罰や虐待の減少が報告されている国もあるという。
 児童相談所の体制や子どもにかかわる各組織の連携強化など、事件が起こるたびあらわとなる社会の弱点を補うことはもちろん必要だ。子育てに悩む保護者が孤立を深めることのないよう、支援施策の充実も欠かせない。
 そのうえで都の条例案は、子どもたちの幸せのために社会が何ができるか一石を投じているのではないか。法のありようについても議論が深まることを期待したい。 


 (社説)千葉・小4死亡 大人がつぶしたSOS 
2019年2月2日 朝日新聞

 子どもを守るべき大人たちの判断ミスと連携不足が、またあらわになった。
 千葉県野田市の小学4年、栗原心愛(みあ)さんが自宅で亡くなり、父親が傷害容疑で逮捕された。深夜に起こして立たせる、怒声を浴びせるなどの虐待を日常的にしていた疑いがある。
 心愛さんは一昨年の11月、学校のアンケートに「ぼう力を受けています」「先生、どうにかできませんか」と書いていた。
 学校は市に報告し、心愛さんは児童相談所の一時保護を受けた。だが信じられないことに、学校は昨年1月、アンケートの内容を父親に伝え、市教育委員会はコピーまで渡した。取り返しのつかない誤りで、関係者の責任はきわめて重い。
 「告発」を知った親がさらにつらく当たり、虐待が悪化するのは容易に想像がつく。一方、必死の思いのSOSが裏切られたと知った子どもは、大人を信じられなくなるだろう。心愛さんは、その後のアンケートで虐待を訴えることはなかった。
 教委は会見で「威圧的な態度に恐怖を感じて要求に屈してしまった」と弁明した。ならばなおのこと、この父親はリスクが高いととらえるべきだった。大人でも怖くなる剣幕であれば、子どもには耐えがたい。その当たり前のことに、どうして考えが及ばなかったのか。
 こんなときこそ経験豊かな児相と連携すべきなのに、それも怠った。約1カ月後に開かれた会議の席上、配布資料に記載しただけだという。
 保護者が感情的になり、学校側だけでは対処できない例は少なからずある。弁護士らに相談したり、立ち会いを求めたりする仕組みを急ぎ整えるべきだ。
 不手際はさらに続く。
心愛さんが一時保護と親族宅での生活を終えて親元に戻った昨年3月以降、児相は一度も家庭を訪問しなかった。「学校を通じて状況を把握できる」と過信し、けがの程度が軽かったことにも引きずられたようだ。
 そして学校も、今年に入って父親から「2月初めまで休ませる」と連絡を受けたのに、特段の対応をとらなかった。長期欠席は危険信号の一つとされる。ここで動いていれば、1月24日に心愛さんが遺体で見つかるのを防げたのではないか。そう思わざるを得ない。
 関係機関との連携やノウハウの共有の大切さは何度も指摘されてきた。それなのに、また同じ失敗を繰り返してしまった。今度こそ安全網を作り直さなければならない。小さな命を、もう一人も失わないように。


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2月1日(金)のつぶやき

2019-02-02 02:03:58 | 花/美しいもの
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