コブシの木が大きくなりすぎて、
倉庫の屋根のソーラーパネルが日陰になりそうなので、
大幅に切り戻す必要が出てきました。
春になれば葉が茂って重くなるので、
葉が落ちて休眠中のいまが切り時です。
とはいえ、
高さ8メートルくらいはあって、
下には低木があるので、何もないところに切り倒すのは至難の業。
朝から、パートナーたちが慎重に作業を始めました。
まずは高い梯子に上って、チェンソーで枝を切ります。
切った枝は軽トラで家の西に運びます。
そろそ10時なのでコーヒーを淹れようと家に戻ったら、
「いまから切り倒すよ」という声が聞こえて、
急いで外に出てみたら、バリバリドーンとすごーい音がして、
2メートルくらいのところで切られていました。
危険を伴う作業なので、倒したい方向にワイヤーをかけて
トラクターで引っ張り、狙い通りのところに倒れました。
コブシの木は根元からすぐのところで、2本に分かれているので、
一本を残して、倉庫側の木は株もとで切ります。
2本目も無事に切り戻しました。
コブシが茂っていたまわりの景色が、
一気に明るく広くなりました。
2本とも切り口の直径は25~30センチもあります。
こんなに大幅に切っても根は活きているので、
春になれば、切り口から新芽が出て枝が伸びてくるはず。
今年の花は見られませんが、来年にはまた
こんもりと小さくなったコブシの木になるでしょう。
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急いで外に出てみたら、バリバリドーンとすごーい音がして、
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危険を伴う作業なので、倒したい方向にワイヤーをかけて
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コブシの木は根元からすぐのところで、2本に分かれているので、
一本を残して、倉庫側の木は株もとで切ります。
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コブシが茂っていたまわりの景色が、
一気に明るく広くなりました。
2本とも切り口の直径は25~30センチもあります。
こんなに大幅に切っても根は活きているので、
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今年の花は見られませんが、来年にはまた
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社説:千葉女児死亡 命の安全網強くせねば 2019年2月6日 中日新聞 救えた命ではなかったか。千葉県野田市の事件で、死亡した女児のSOSの詳細が明らかになるにつれ、その思いも強くなる。今もどこかで助けを求める子はいないか。安全網を強くしなければ。 千葉県警は、既に傷害容疑で逮捕されている女児の父親と共謀したとして、母親も同容疑で逮捕した。母親も夫からドメスティックバイオレンス(DV)を受けているという情報を、以前住んでいた沖縄県糸満市は把握していた。 転居後に、千葉県の児童相談所や学校などで把握した情報を突き合わせれば、父親が、母親や子どもを暴力や恐怖で支配していた可能性が浮かび上がる。担当機関同士が情報を共有していればと悔やまれる。 罪深いのは、SOSを命を救うのではなく、危険を高める方向で使ってしまったことだ。学校で実施したいじめのアンケートで、女児は父親の暴力を訴えていた。児相での一時保護には結びついたものの、逆上した父親に迫られ、野田市の教育委員会はアンケートのコピーを渡してしまった。 アンケートは二〇〇〇年代後半に全国に広がった。いじめ自殺が社会問題となったことを契機に、文部科学省が統計の取り方を「発生件数」から「認知件数」に改め、早期の実態把握に努めるよう促したことが背景にある。 しかし、いじめの場合もアンケートで発せられたSOSを生かせず、自殺などの重大事態に至ってしまう事例もある。虐待となると、学校や教育委員会では対応できない懸念がさらに高まるのではないか。今回のことを教訓に全国の教委や学校は、情報を把握したときに、どう対応するか策を練り上げておくべきだ。 教員と連携して学校トラブルの解決にあたる弁護士「スクールロイヤー」を導入している自治体もある。学校が子どもの命を救うとりででもあることを自覚し、教委は自らの弱点を補う組織改革を図っていく必要もあるだろう。 児相の虐待相談対応件数は年間十三万件を超え、十年で三倍強に増えた。弁護士の配置など体制強化のための法改正が実施され、子どもを保護する「介入」機能を強化する方向での議論も進む。一時保護の必要性を判断するための人工知能(AI)を試験導入する自治体もある。 制度や体制が現実に追いつけない現状を克服するため、可能な限りの措置を行う覚悟を社会全体で共有したい。 |
【論説】小4女児虐待死 「なぜ…」が尽きない 2019年2月7日(木) 茨城新聞 両親から虐待を受けて亡くなった千葉県野田市立小4年の栗原心愛(みあ)さんが書いたとして「お父さんにたたかれたというのはうそです」という書面を父親から見せられ、一時保護の後に親族宅にいた心愛さんを自宅に戻すことを決定した。記者会見で柏児童相談所長はそう説明した。父親に書かされた可能性が高いとの認識はあったという。 しかし心愛さん本人に確認することはしなかった。後に児相職員が学校で面談した心愛さんから「書かされた」と明かされたが、一時保護などの措置は取らず、家庭訪問もしなかった。「書かせた行為を虐待と捉える必要があった」などと所長は硬い表情で反省と謝罪の言葉を繰り返した。 最初に父親が、続いて母親も逮捕されたこの事件では「なぜ…」が尽きない。市教育委員会の担当課長も父親に威圧的な態度で迫られたとはいえ、心愛さんが「お父さんにぼう力を受けています」と書き込んだ学校アンケートの写しを渡していた。児相と市教委、そして学校もSOSにまともに反応できなかった。 近年、子どもに対する身体的・心理的虐待や育児放棄などを巡る相談件数が急増している。児相の権限と機能の強化や人員増、さらに学校、警察との連携の在り方などが議論され、法改正も含めて対策が講じられた。だが問題の根はもっと深いところにありそうだ。 対応の不手際が幾重にも重なり、悲劇は起きた。心愛さんは2017年9月、沖縄県の糸満市立小から野田市立小に転校。11月に学校アンケートで父親の暴力を訴えた。このため12月27日まで柏児相に一時保護され、その後は親族宅に身を寄せた。学校を欠席したまま18年1月には死亡当時の学校に転校した。直前に市教委は父親から要求され、アンケートの写しを渡した。そんなことをすれば、虐待が悪化することは容易に想像できそうだが、市教委の担当者は「威圧的な態度に恐怖を感じ屈した」「心に引っ掛かるものはあったが、精神的に追い詰められ、やむにやまれず出した」と説明した。 翌2月下旬には父親から心愛さんの書面を示され、柏児相は書かされた可能性を疑いつつも、心愛さんを親族宅から自宅に戻すと決めた。児相の所長は学校での状況や虐待の再発がみられなかったことなどから「総合的に判断した」とするが、市教委で起きたことを考えれば、より慎重に検討するべきだったろう。 3月上旬、心愛さんは自宅に戻るが、その後の対応も理解に苦しむ。今年に入り、心愛さんは学校を長期欠席。1月の始業式の日に父親から学校に「沖縄の妻の実家にいる」と連絡があった。ところが、児相は心愛さんが亡くなる3日前の先月21日まで長期欠席を把握できず、それ以降も何もしなかった。学校も様子を見に行っていない。心愛さんには複数のあざがあり、虐待発覚を逃れるため両親が外出させなかったとみられる。 東京都目黒区で昨年3月、両親から虐待された当時5歳の船戸結愛(ゆあ)ちゃんが「もうおねがい ゆるして」と書き残して亡くなり、政府は虐待の相談や指導、支援に当たる児童福祉司らを大幅に増やすなど児相強化策を決めた。だが今回の事件で、あくまで子どもの命を守るという覚悟をどう現場に根付かせていくかが大きな課題となろう。 |
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