みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

沖縄県民投票 国のあり方考える機に/辺野古問う沖縄県民投票 民意を熟成させる10日間/政権の姿勢が問われる/安永餅とチーズケーキ

2019-02-16 21:54:52 | ほん/新聞/ニュース
ナガシマのおみやげに、桑名の名産「安永餅」を買ってきました。

甘いお持ちのおやつはめったに買わないのですが、
一緒に行った姉たちにつられて、つい購入。

二箱買って一つはおみやげに、
あとの一つは自家用に、柔らかいうちに冷凍しました。

モロゾフの「チーズケーキ」。

迎えに来てくれたともちゃんのために、
姉たちが買ったプレゼント。
  
三時のおやつでご相伴。おいしかったです。

お昼ご飯は、味噌煮込みうどん。

夜は、牡蠣とホタテの白菜なべ。

人参がたくさん余ってきたので、
夜なべに干し人参づくり。

スライサーで短冊に薄切りして、
固ゆでしてから部屋のなかに干しておけば、

薪ストーブの熱で朝までにはかなり乾いています。
  

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後半は、2月14日に告示された
米軍普天間飛行場の辺野古移設を問う沖縄県民投票関連の社説です。
投開票日は10日後の2月24日。

沖縄県民の「辺野古ノー」の明確な民意が示されることを
期待しつつ、県民投票の結果を見守りたい。

  社説:沖縄県民投票 国のあり方考える機に 
2019年2月15日 朝日新聞

 沖縄県民投票が告示された。米軍普天間飛行場を移設するために辺野古の海を埋め立てることの賛否を、県民に直接問う。

 結果はもちろん、これまでの経緯、そして運動期間中に交わされる議論や関係者の動きにも目を凝らし、この国のありようを考える機会としたい。

 投票のための条例は昨秋の県議会で制定された。当初の選択肢は「賛成」「反対」だけだったが、それでは県民の複雑な思いをすくえないなどと批判した5市が不参加を表明。「どちらでもない」を急きょ加えて、全県での実施にこぎつけた。

 市民から一方的に投票権を奪う行いは到底許されるものでないし、「どちらでもない」の解釈をめぐって、この先、混乱が生じる懸念も否定できない。

 だが、「沖縄の基地負担を減らすために沖縄に新たに基地を造る」という矛盾に、答えを出しかねる人がいるのも事実だ。3択にせざるを得なかったことに、沖縄の苦渋がにじみ出ていると見るべきだろう。

 この間も政府は工事を強行してきた。昨年12月の土砂の投入に続き、先月には新たな区域で護岸造りに着手。既成事実を積み上げるのに躍起だ。

 一方で、移設予定海域に広がる軟弱地盤については、ようやく存在を認めたものの、どう対処するのか、そのためにどれほどの工期と経費がかかるのか、一切明らかにしない。「普天間の早期返還のためには辺野古が唯一の解決策」と唱えながら、あまりに無責任ではないか。

 投票行動にも影響する重大な問題である。県民が適切に一票を行使できるよう、政府はていねいに説明すべきだ。

 知事選や国政選挙で「辺野古ノー」の民意が繰り返し表明されたにもかかわらず、一向に姿勢を改めない政府への失望や怒りが、県民投票の原動力になった。しかし菅官房長官はきのうの会見でも、辺野古への移設方針に変化はないと述べ、投票結果についても無視する考えであることを宣言した。

 一度決めた国策のためには地方の声など聞く耳持たぬ――。こうした強権姿勢は、他の政策課題でも見せる安倍政権の特徴だ。同時に、基地負担を沖縄に押しつけ、それによってもたらされる果実を享受する一方で、沖縄の苦悩や悲哀は見て見ぬふりをしてきた「本土」側が底支えしているといえる。

 24日に示される沖縄県民の意思は、民主主義とは何か、中央と地方の関係はどうあるべきかという問題を、一人ひとりに考えさせるものともなるだろう。
 


 社説:辺野古問う沖縄県民投票 民意を熟成させる10日間
毎日新聞2019年2月15日

 米軍普天間飛行場の辺野古移設を問う沖縄県民投票が告示された。24日に投開票される。

 沖縄に集中する米軍基地の負担をどう考えるか。地域にとって何が最も利益になるのか。ともに沖縄で暮らす県民同士が話し合い、異なる意見も尊重しながら、民意を熟成させる10日間にしてもらいたい。

 「辺野古ノー」の民意は2回の知事選で示されている。ただ、党派間の対立が前面に出る選挙はしばしば住民の分断を生んでしまう。

 県民投票は選挙とは違う。特定の地域課題について一人一人が党派を離れ、自由な立場で意思表示できる貴重な機会として活用すべきだ。

 1996年に行われた米軍基地の整理・縮小などへの賛否を問う県民投票では賛成が9割を占める一方、投票率は6割にとどまった。基地関係で収入を得る人が少なくないなど、賛否の2択で割り切れない複雑な民意が棄権の動きに表れた。

 今回は辺野古埋め立てに「賛成」「反対」「どちらでもない」の3択となった。一時、宜野湾市など5市が不参加の方針をとったのは、賛否2択では複雑な民意をすくえないというのが大きな理由だった。

 例えば、普天間飛行場を抱える宜野湾市民には早期返還を求める思いが強いだろう。県内移設には反対だが普天間返還が遅れるのも困るという人はどうすればよいのか。

 賛否だけでなく、「どちらでもない」の票数や投票率からも多様な民意を丁寧にくみ取る必要がある。

 県民投票条例は、最も多かった回答の票数が投票資格者全体の4分の1に達すれば、知事はその結果を尊重しなければならず、首相と米大統領に通知するものと定める。

 政権与党の自民、公明両党は自主投票を決めた。組織を動員して賛成や棄権を呼びかければ、かえって反発を買うと考えたのだろう。

 しかし、政府は県民投票の結果にかかわらず辺野古の埋め立て工事を続行する方針だ。菅義偉官房長官は告示日のきのう「基本的にはそういう考え方だ」と明言した。

 投票結果に法的な拘束力はない。だからといって、結果を見る前から無視を決め込むのは、懸命に民意をまとめようとしている沖縄の努力を軽んじる態度にほかならない。  


 社説:沖縄県民投票 政権の姿勢が問われる
中日新聞 2019年2月14日

 問われるべきは安倍政権の姿勢だ。きょう告示される沖縄県民投票。辺野古の沿岸には軟弱地盤が横たわり、新基地建設は工期も工費も見通せない。展望なき難工事を続ける意味はあるのか。

 県民投票は米軍普天間飛行場の移設に伴う辺野古新基地建設を巡り、沿岸埋め立てについて賛成、反対、どちらでもないのどれかで答えてもらう。投票は二十四日。

 この際、県民のみならず国民みなが認識すべきことの一つに建設工事の現状がある。

 政府は二〇一七年四月、護岸建設に着手。昨年十二月、辺野古崎の南側区域で土砂投入に踏み切った。しかし、北東側の埋め立て区域の海底には軟弱地盤が存在する。安倍晋三首相は一月末、地盤改良のための設計変更が必要になると国会答弁で認めた。

 ボーリング調査の杭(くい)が何もしなくても沈む「マヨネーズ状」と形容される地盤。地元紙などの取材によると、水深三〇メートルの下に厚い部分で六十メートルの層になっている。

 防衛省側は、六十五ヘクタールにわたるこうした地盤を固めるため約七万七千本もの砂杭を打ち込む計画という。専門家は国内では例がない難工事になると予測している。

 北東側には希少サンゴが多数生息する。環境に計り知れない影響を与えるのは確実だ。工期も工費も大幅に膨らむだろう。

 県は昨年十一月、地盤改良に二万本の杭を打ち込むと想定して新基地完成までに十三年の工期と二兆五千五百億円の工費が必要との独自試算を出した。杭の数が四倍近くではどうなるか。

 一方、岩屋毅防衛相は県の埋め立て承認撤回に対し行政不服審査法上の審査請求をしていることなどを理由に何ら見解を示さない。

 そもそも防衛省は三年前までのボーリング調査で軟弱地盤の存在を把握したが、公表しなかった。

 昨年三月、県民が情報公開請求で問題を指摘しても詳細を追加調査中として認めない。設計変更不可避の事態が基地反対論を勢いづけると考えたのか。素知らぬ顔で別海域では土砂投入を進める。不誠実極まりない。

 県民投票で判断されるのは、埋め立ての賛否だけでなく不都合を隠したまま工事を強行する政権の姿勢でもある。工期が不明なら政権が繰り返す「一日も早い普天間返還」は現実的約束と言えない。

 日米安保は重要とはいえ、本当に新基地は必要なのか。湯水のように税金を投入していいのか。私たちも県民と共に考えたい。 


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2月15日(金)のつぶやき

2019-02-16 02:03:52 | 花/美しいもの
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