みどりの一期一会

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政権と女性 尊厳なければ輝けぬ/女性議員の割合が世界166位の日本。女性議員を増やすには?

2020-09-10 22:22:53 | ほん/新聞/ニュース
夕方ビッグエクストラにニッキ寒天とケフィア用の低脂肪牛乳を買いに行き、
ついでに、雷雨でガラガラの広い店内をウオーキング。
鮮魚コーナーでスルメイカを30%引きにしてもらえたので、
家に帰ってさばいて、オリーブオイルでさっと焼きました。

半額の岐阜産シイタケもオイル焼き。

お昼は、コストコの7割蕎麦を茹でておいなりさんを炊いて、

いろんな具をトッピングして、冷やしたぬき風のお蕎麦に。

パートナーのお蕎麦は、薬味のネギで埋まっています(笑)。

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  社説:政権と女性 尊厳なければ輝けぬ 
2020年9月10日 朝日新聞

 すべての女性が輝く社会に。女性活躍の旗を高く掲げる――安倍首相が繰り返した約束である。政権の7年8カ月で変化はどれほどあっただろうか。
 きのう自民党本部であった総裁選の討論会で、各候補は女性支援や男女格差の是正を訴えた。だが、本当に議論を深めるには、これまでの政策の功罪を見すえる必要がある。
 安倍政権の女性をめぐる諸策は総じて、経済主導の側面が強かった。人口減のなかで経済成長するために、女性の労働力を活用する考えが垣間見えた。
 子育て後の再就職・起業支援や育児休業の延長、待機児童解消策などは就業を後押しした。働く女性は昨年、初めて3千万人を超え、就業率はこの8年で6割から7割超になった。
 ただ、その過半数はパートなどの非正規雇用だ。コロナ禍では真っ先に解雇や雇い止めにされ、この4月に減った非正規職97万人(前年比)のうち、7割以上が女性だった。
 5年前に成立した女性活躍推進法は、大手企業や自治体に女性登用の数値目標づくりなどを義務づけた。具体的な行動計画を促した点は評価できる。
 だが政府は、「2020年までに指導的地位における女性の割合を30%程度にする」とした目標を断念し、「20年代の可能な限り早期に」というあいまいな表現で先送りにした。
 最も格差がひどいのは政治分野で、衆院議員の男性9割は世界最低レベルだ。一昨年に候補者男女均等法ができたが、昨年の参院選で候補者全体のうち女性は3割に満たなかった。
 世界経済フォーラムによる男女格差指数によると、8年前に101位だった日本は昨年、121位に後退した。主因は政治の遅れだ。国会議席のクオータ制や罰則なども含め、踏み込んだ検討をする時ではないか。
 問題の根底には、女性の人権を軽んじる文化が根強くある。
 近年も財務事務次官による女性記者へのセクハラや、大学医学部での女子受験者差別などが相次いだ。男女の固定的な役割意識を変えようという、社会的な作業がなされてこなかったことの裏返しだろう。
 選択的夫婦別姓も、世論調査で賛成が反対を大きく上回るなか、安倍政権は保守的な家族観を重視する議員や支持層に配慮し、何も動かなかった。
 暮らしのなかでの格差撤廃、官民の高位ポストへの任用、そして、女性の尊厳を守る社会的合意の形成。こうした旧来の課題が重く残されている。
 次の首相には、確かな変化をもたらす決意を切に求めたい。真のジェンダー平等のもとでしか、女性は輝かない。


   女性議員の割合が世界166位の日本。女性議員を増やすには?石破茂氏、菅義偉氏、岸田文雄氏の回答は 
2020年09月10日 ハフポスト日本版

「世界で日本のジェンダーギャップ指数は121位。先進国ではダントツの最下位です。その理由は、政治分野が足を引っ張っているのは周知の事実です。それを変えるために、女性議員の候補者の発掘、支援など、女性議員を増やすためにいかなる方策が必要か所見を伺います」。公開討論会で出た質問に対する3氏の回答を比較しました。
2020年09月10日
中村 かさね (Kasane Nakamura)

自民党総裁選に立候補した石破茂元幹事長、菅義偉官房長官、岸田文雄政調会長は9月9日、党青年局・女性局主催の公開討論会に出席した。
最初の質問は、青森県連の女性局からが女性議員の増やし方についてだった。
ジェンダーギャップ121位「政治分野が足を引っ張っている」
列国議会同盟(本部ジュネーブ)によると、日本の国会議員(衆院議員)の女性割合は9.9%で、2020年8月時点で世界193カ国中166位。世界の平均は24.9%となっている。
女性の政治参画をめぐっては、2018年に男女の候補者の数ができるかぎり均等になるよう政党に努力を求める政治分野における男女共同参画推進法が施行したが、2019年7月に行われた参院選では自民党の女性候補者は14.6%。公明党に次ぐ低さとなっていた。
こうした背景を踏まえて、自民党の青森県連女性局長の櫛引ユキ子県議が、都道府県連からの代表質問として尋ねた。
「世界で日本のジェンダーギャップ指数は121位。先進国ではダントツの最下位です。その理由は、政治分野が足を引っ張っているのは周知の事実です」と危機感を示しながら、「それを変えるために、女性議員の候補者の発掘、支援など、女性議員を増やすためにいかなる方策が必要か所見を伺います」と問うた。
*石破氏、菅氏、岸田氏の3人の回答した内容全文は記事の最後に紹介しています。

女性の政治参加を阻むのは?
女性の候補者をどう増やすかは、自民党にとっても大きな課題だが、3氏の回答を比較すると、何が女性の政治参画を阻んでいるのかについての認識は少しずつ異なるようだ。
男女の家事負担の差が大きいことを挙げたのは、石破氏。公開討論会中、決意表明や女性活躍について語った際にも男性の家事負担率の低さについて言及した。
岸田氏は「政治の世界はまだまだ典型的な男社会であると感じている」と述べ、「女性のみなさんのハンディは、大変大きいものがあると思います」と政治の世界の特殊性と男性優位な空気感を指摘した。
菅氏は「地方議員の中で、どうしても自民党は他の政党と比べて女性が少ない」と課題を挙げ、特に子育て世代の女性が議員になるチャンスが少ない点を問題視した。
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