みどりの一期一会

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古田知事が5選 コロナ後こそ正念場/古田氏5選 岐阜県知事選、江崎氏に7万票差

2021-01-26 21:59:07 | ほん/新聞/ニュース
きょうはつれあいの前立腺癌の骨転移対策としての「ゾーフィゴ治療」の初回。

10時からの予約なので、8時半過ぎに家を出て余裕で着くと思ったのですが、
駐車場の待ちが多かったので、彼は車から降りて先に病院へ。
車を屋上に止めて地階のアイソトープ室に行ったら、すでに治療は始まっていました。
すぐに終わって出てきたので、あとは14時からの「18F-NaF PET/CT」検査まで自由行動。
鶴舞公園を散策しがてら、駅内のベーカリーで卵サンドなどを買い、
持参した黒豆などをおかずに、屋上の車内で昼食。
午後の検査も30分ほどで終了。
明日も泌尿器科の診察があるので、名古屋市内のホテルに宿泊しています。

ところで、
日曜日に投開票された岐阜県知事選は現職の古田肇知事が当選。
コロナ禍での選挙だったので現職有利と思っていたのですが、
保守の新人候補とけっこうな接戦になりました。
中日新聞と社説と、地元の岐阜新聞の記事を紹介します。

 社説:古田知事が5選 コロナ後こそ正念場
2021年1月26日 中日新聞

 岐阜県民は県政の刷新より継続を選んだ。多選批判をはね返した古田肇知事には正念場の五期目。コロナ対策はもちろん、仕上げとなる公約の実行や県政界との健全な関係再建などが急務である。
 古田氏は選挙戦で「コロナや災害から県民の生活を守ることが今や知事の最も重要な役割」と訴え、県政史上初の五選を決めた。
 多選批判を受けた逆風下で、元内閣府大臣官房審議官の江崎禎英(よしひで)氏ら三人を破った。四期十六年の手堅い行政手腕が評価されコロナ対策を焦眉の急とする訴えが有権者の共感を得たといえる。
 しかし、五十四年ぶりの保守分裂選であったのに、投票率は48・04%にとどまった。同じ構図で五十一年ぶりの保守分裂選だった昨年十月の富山知事選の投票率は60・67%だった。
 告示後に緊急事態宣言が出されたため、各陣営は遊説を減らし、オンラインでの訴えに重点を置いた。そのことが投票率の大きな伸びにつながらなかったとすれば、今後も続く「コロナ禍の選挙」にとって課題となろう。
 本紙世論調査では、次の知事に最も力を入れてほしい政策はコロナ対策だった。選挙戦中に緊急事態宣言が出されたことが古田氏への追い風になった面は否定できない。有権者は未曽有の危機への対応の最中に、かじ取り役の交代を望まなかったということだろう。
 古田氏は五期目に向け「生命を守る」「新しい日常を創る」を柱とする公約を掲げた。まずはコロナ対策をやり遂げたうえで、自身が「実績を踏まえた集大成」という公約の実現に全力を挙げるべき総仕上げの任期といえる。
 少子高齢化対策は岐阜県でも急務であり、リニア中央新幹線開業を起爆剤とする移住定住促進など郷土の持続的な発展に力を入れてほしい。公約であるコロナ後を見すえた「スマートフォンで完結する行政サービスの実現」など新たな県の魅力を発信できれば、自治体間競争で大きな力となろう。
 この知事選では、自民党の県選出国会議員の大半が古田氏を支持したが県政界の重鎮はじめ自民党県議の約半数は江崎氏を支持した。分裂選のしこりは当面避けられず、政界地図は塗り替えられるだろうが、対立の構図によって県政を停滞させてはならない。
 知事も県議も県民の直接投票で選ばれる二元代表制の選良である。政策論争での切磋琢磨(せっさたくま)こそ、県民のための政治であると心得るべきだ。 


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 古田氏5選 岐阜県知事選、江崎氏に7万票差
2021.1.25 岐阜新聞

◆保守分裂、投票率48・04%
 任期満了に伴う岐阜県知事選は24日、投開票され、無所属現職の古田肇氏(73)が、県政史上初の5選を果たした。1966年以来55年ぶりの保守分裂選挙として注目を集めたが、自民県議団の半数などが支持した無所属新人で元内閣府官房審議官の江崎禎英(よしひで)氏(56)に約7万票差をつけ退けた。いずれも無所属新人で新日本婦人の会県本部会長の稲垣豊子氏(69)=共産推薦=、元県職員の新田雄司氏(36)は大差をつけられた。投票率は48・04%で、過去2番目に低かった前回を11・65ポイント上回った。 
 令和では初、新型コロナウイルス感染拡大後としても初の全県対象の選挙。選挙期間中に国の緊急事態宣言が発令されるなど、異例の経過をたどった。
 古田氏は新型コロナ対策の継続と強化や、コロナ後を見据えた「新しい日常」の創出を訴えた。新型コロナの深刻な感染拡大を受け、告示前日に公務への専念を宣言し、自身が参加する街頭活動などの選挙運動を自粛。緊急事態宣言の発令などを受け、陣営も大規模な集会などは控えた。

◆コロナとの闘い「県民と勝ち切る」
 自民党県連の野田聖子会長ら衆院議員5人と、参院議員1人、自民県議団31人のうち15人が明確な古田氏支持を表明し、選挙戦を支えた。多くの市町村長や、経済団体など各種団体の推薦も受けた。これまで自民と同一候補を相乗りで推薦してきた旧民主党系の立憲民主、国民民主の両党や公明党は自主投票となった。
 古田氏は岐阜市内の選挙事務所で「県民と共に全身全霊でコロナとの闘いに勝ち切る」と語った。
 一方、参院議員1人と、自民県議団の15人らが支持した江崎氏は、コロナ対策と経済活動の両立や、誰もが希望を持って暮らせる社会の実現を訴え、街頭演説や対話集会などを積極的に展開。徐々に支持を拡大して古田氏を猛追したが、及ばなかった。
 岐阜県知事選では初の女性候補となった稲垣氏は、女性目線を取り入れた県政への転換などを訴え、新田氏は、持続可能な県政の実現などをアピールしたが、浸透しなかった。
 当日有権者数は165万5160人(男性79万9273人、女性85万5887人)だった。

 【古田肇(ふるた・はじめ)氏の略歴】岐阜高校、東大法学部を卒業後、1971年に通商産業省(現経済産業省)入省。羽田、村山内閣の首相秘書官、経産省商務流通審議官、外務省経済協力局長などを経て、2004年9月に経産省を退職。05年1月の県知事選で初当選した。岐阜市出身。同市梅ケ枝町。73歳。当5。

◆県知事選開票結果(選管最終)
当 388,563 古田肇  無現 ⑤
  319,188 江崎禎英 無新 
   49,928 稲垣豊子 無新 
   32,316 新田雄司 無新  


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