みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

がん相談、勘違いしないで 「標準治療」こそ最先端 /子宮体がん進行度、画像検査で予測へ

2021-01-29 22:42:54 | ほん/新聞/ニュース
前にコストコに行ったときに「信州八割生蕎麦」を購入。
買ったことを忘れていて、お昼ごはんに食べようと出して来たら、
賞味期限を少し過ぎていました。
とはいえ、
見た目はおいしそうだし(笑)、脱酸素剤が入っている真空パックなので、
食べることにしました。
八割生蕎麦は220g×3袋入りで700円ほど、
一袋は110g×2パックでかなりお値打ちです。

出汁には朝の残りのツナ缶ト厚揚げを入れて、
麺を4分茹でて冷水で締めればできあがり。

腰が強くて香り高い、本格的な二八蕎麦でおいしかったです。

夕ご飯は、真鯛のお刺身。

昨日、コストコで買って昆布で締めておいた真鯛の柵です。

三浦大根を羅臼昆布の出汁で圧力なべで軟らかく炊いて、

その汁にシイタケを入れて、こんにゃくと堅豆腐も炊きました。

生のお刺身はひさしぶりなので、もちろん、パートナーは喜んでました。

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名古屋から帰ってきてたまっていた新聞を読んだら、
火曜日の中日新聞生活面に、がんの「標準療法」の記事がていました。
福井新聞の子宮体がんの記事とあわせて紹介します。

 がん相談、勘違いしないで 「標準治療」こそ最先端
2021年1月26日  中日新聞

 がんについて学ぶのはほとんどが自身や身内ががんになった後だ。体や心の不調があると情報はなかなか頭に入らないが、基礎知識を得られないと最適な治療を選べなかったり、治療が遅れたりしかねない。がんの電話相談に当たる担当者が挙げる「よくある勘違い」について、専門家に解説してもらった。

 がん情報サイト「オンコロ」は、がんの最新研究や新薬、治療法の情報をウェブサイトで提供し、電話相談に応じている。三年以上、電話を受けてきた中山裕樹さんによると、最も多い勘違いは学会の診療ガイドラインなどが推奨する「標準治療」のことだという。

 「標準ではなくて最新、最先端の治療はないかとよく聞かれる。標準が“並”“普通”と誤解されている」と中山さんは言う。日本医科大武蔵小杉病院腫瘍内科の勝俣範之教授は「大きな誤解。標準治療こそが最先端だ」と力説する。

 「薬の開発は、実験室で新しい物質を候補とし、動物実験と人での治験を経てふるい落とされる。米国会計検査院の報告では、最終的に新薬と認められるのは一万分の一程度。標準治療に選ばれるのはさらに難しい」

 勝俣さんは標準治療を「厳しいトーナメントを勝ち抜いたチャンピオン」に例える。新薬とどちらが効果が高いか、常に挑戦が繰り返され、勝ち残ったものが残っている。それが標準治療だ。薬の量や組み合わせ、いつ投与するかも、最新の研究で刻々改められる。

 一方で「根拠の不確かな治療を勧めるウェブサイトには『痛くない、つらくない治療を受けたい』という気持ちにつけ込む表現が多く、患者を惑わせる」と中山さんは嘆く。治験をしようとせず、保険が利かない高額の自由診療も多い。根拠の不確かな治療に関心を示す相談者には「標準治療なら効果や副作用、つらさを緩和する方法、やめるタイミングも分かっている」と話し、公的機関などの確かな情報を参照するように勧めているという。

 中山さんによると「緩和治療」にも勘違いが多いという。「緩和治療を勧められたら終末期なのか」という相談だ。勝俣さんは「治療できなくなったから緩和、ではない。今は治療開始と同時に緩和が必要だとする考え方が主流。痛みやつらさを和らげて療養生活の質を保つことが重視される」と解説する。早くから緩和ケアに取り組むと、患者の生存率が高まるとの研究報告もある。

 患者の多くは、治療のほかに自分で何かできないか、探そうとする、勝俣さんは、手術や抗がん剤に耐えるので十分だとして、生活をできるだけ楽しむよう勧めている。中山さんによると、「薬の治験はお金がかかるのでは」「がんになったのは生活習慣が悪かったためか」「仕事を辞めなければいけないか」などの相談も多い。勝俣さんによると、いずれも正しくない。

 安全性や効果を確かめる治験では、多くの患者に参加してもらうためむしろ安く、交通費など協力費が支給されることも。

 がんになった原因も「生活習慣に起因するとみられるのは30〜40%。遺伝的素因によるものが5〜10%、残り約六割は原因がはっきりせず、健康に気遣って人間ドックを定期的に受けていたとしてもがんになるときはなる」と話す。

 仕事を慌てて辞めるのは早計。抗がん剤治療や放射線治療は通院でも可能になってきた。仕事との両立支援の制度も整いつつあり、がん相談窓口を通じてソーシャルワーカーや社会保険労務士から適切な助言が受けられるという。  


 子宮体がん進行度、画像検査で予測へ 福井大学が研究発表. 
2021年1月29日  福井新聞

 福井大学は1月27日、正確な判断が難しいとされる子宮体がんの進行度や転移、再発のリスクを画像検査で予測できる可能性があることを確認したと発表した。「手術や術後の抗がん剤投与の必要性などを見極め、より個々に応じた治療の選択につながる」とし、症例を増やすなど研究を継続し実用化を目指す方針。

 同大の研究チームによると、子宮体がんと診断された場合、現在は腫瘍の組織を採取して検査している。腫瘍のごく一部しか調べられず、転移や再発を正確に予測することが難しかった。

 このため、転移の可能性を考慮し子宮摘出に加えて、早期と診断された場合も約7割で骨盤内のリンパ節も切除している。術後に足全体のむくみや合併症が生じるリスクがあるが、実際に転移するのは数%程度で切除が不要な場合も多い。また、手術後に再発リスクが低いとされた患者が、早期に再発してしまうこともあるという。

 子宮体がんの約8割は、女性ホルモンの一つであるエストロゲンが原因とされる。福井大は以前から、特殊な薬剤を患者に投与し、陽電子放出断層撮影装置(PET)を使ってエストロゲンと結びつくタンパク質の量を調べ、腫瘍の悪性度や治療効果を判定する研究を進めてきた。

 今回は同意を得た患者67人を対象に、同様の手法でがんの進行度や転移、再発を予測できるかを研究。その結果、このタンパク質が少ないと、転移や再発の可能性が高く進行も速い傾向が分かった。

 研究成果をまとめた論文が米医学誌の電子版に掲載された。福井大産科婦人科の山田しず佳特命助教は「画像検査でリンパ節切除の必要性などが予測できれば、患者の負担軽減や生活の質の維持につながる」と説明。吉田好雄教授は実用化にはまだ時間がかかるとし、「今後は症例数を増やして信ぴょう性を確認していきたい。海外の大学などとも連携し、国際共同研究としてやっていければ」と話した。


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