みどりの一期一会

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森発言と菅政権 深刻さ理解しているか/森喜朗会長が辞意 12日表明へ 女性蔑視発言で引責/

2021-02-11 22:46:10 | ほん/新聞/ニュース
朝日大病院につれあいの歯の治療に行った帰りに、
カラフルタウンで買ったキハダマグロの切り出し。

ぶつ切りにしてネギといっしょに焼いてから、

薄味の醤油味でとろみをつけて煮付けました。

ふろふき大根も作りました。

昨日のお昼は、お揚げを炊いてどっさり乗せたそばでした。

つれあいは具多め、わたしは少なめです。


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ところで、
お昼ごろ、女性差別発言の森喜朗が、オリンピック組織委員会の会長を辞任する
というニュースが流れました。
その後のニュースは、その話題一色。
スポンサーやIOCからも批判されて辞めざるを得なかった、
というところでしょうか。
遅きに失したという感もありますが・・・。
この機会に差別体質を一掃してほしいものです。

  社説:森発言と菅政権 深刻さ理解しているか.
2021年2月11日 中日新聞

 東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長による女性蔑視発言に国際的な批判が高まっている。しかし、菅義偉首相ら政府側の反応はどこかひとごとだ。発言の深刻さを理解しているのか。

 政界の先輩である首相経験者には直言しづらいということか。

 森氏に辞任を促すよう求める野党の国会質問に対し、首相は「私が進退を問題視すべきではない。組織委の中で決定してもらう」と述べるにとどめた。

 「あってはならない発言」と言いながら、進退には自分は無関係と言わんばかりの答弁である。

 首相は組織委の顧問会議議長でもあり、組織委の定款では、顧問会議は法人の運営に助言できる。

 首相は形式的とされる日本学術会議の会員人事に介入しながら、なぜ組織委には助言しないのか。

 森氏の進退に言及しないのは、女性蔑視発言の深刻さを理解していないから、と国民や世界に受け取られても仕方があるまい。

 政権内からは、森氏を擁護する発言すら聞こえてくる。

 自民党の世耕弘成参院幹事長は記者会見で森氏を「余人をもって代え難い。人脈や五輪への知見を考えたら、森氏以外に誰が開催を推進できるのか」と持ち上げた。

 代え難い人なら蔑視発言も許されるというのもおかしな理屈だ。

 同党の二階俊博幹事長に至っては森氏の発言を機に大会ボランティアに辞退の動きが出ていることについて「辞めると瞬間には言っても、協力して立派に(大会を)仕上げましょうとなるのではないか」「どうしてもお辞めになりたいということだったら、また新たなボランティアを募集、追加せざるを得ない」と会見で述べた。

 一年延期とコロナ禍が重なり、ボランティア確保は難題だ。追加募集すればすぐに集まると考えているのなら、状況の深刻さを理解していないと言わざるを得ない。

 さすがに橋本聖子五輪担当相が二階氏発言を「不適切だった」と述べたが、覆水盆に返らずだ。

 森氏の謝罪後「問題が終わったと考えている」とした国際オリンピック委員会(IOC)も後に「森氏の発言は完全に不適切で、五輪の理念に反している」と批判する異例の声明を発表した。

 森氏の発言は女性蔑視のみならず、会議での自由な発言封じを当然視するなど、日本社会の在り方そのものも問われている。それを変えるのは政治の仕事なのに、政治家にその認識がないとしたら、森氏の発言以上に深刻である。


  森喜朗会長が辞意 12日表明へ 女性蔑視発言で引責 
2021年2月11日 yahooニュース/毎日新聞

 東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)は、女性を蔑視する発言をした責任を取り、会長を辞任する意向を周囲に伝えた。11日、複数の関係者が明らかにした。組織委が12日に開く緊急会合で表明する見通し。

 問題の深刻化を受けて、組織委は12日午後、評議員、理事を集めた合同懇談会を開く。当初は経緯を説明、陳謝し、続投への理解を求める方針だった。だが国内外に反発が広がり、今夏の大会準備への影響も出始めていた。

 発言を受けては、国内外のメディアから「性差別的」と厳しい批判を浴び、SNS(ネット交流サービス)でも辞任を求める声が相次いだ。10日には東京都の小池百合子知事が今月中旬で調整されていた国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長らとの五輪に向けたトップ級の4者協議を「今ここで開いても、あまりポジティブな発信にはならないんじゃないか」と述べ、欠席する意向を表明。野党4党は森氏の辞任を菅義偉首相に迫る考えで一致していた。

 森氏は3日に東京都内で開かれた日本オリンピック委員会(JOC)の評議員会で、以前会長を務めていた日本ラグビー協会を例に出して「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」などと発言し、波紋を広げた。4日には東京都内で記者会見を開き、「五輪・パラリンピックの精神に反する不適切な表現だった」と発言を撤回し、陳謝する一方、会長職の辞任は否定した。それでも「面白おかしくしたいから聞いてるんだろう」と声を荒らげる様子は「逆ギレ会見」とさらなる批判を招いた。

 IOCなどは森氏の発言撤回を受け、4日に「この問題は終わった」と早期の事態収束を図った。だが9日には「全く不適切で、(男女平等を目指す)IOCの公約にも反している」と改めて声明を出した。

 SNSでは、政府や東京都、組織委宛てに森氏の処遇の検討などを求める署名活動が展開され、日本に駐在する各国の大使館などは「沈黙しないで」と呼び掛けた。米紙ニューヨーク・タイムズなどの海外メディアも対応を疑問視する論調が相次ぎ、ロイター通信は「発言への批判は衰える気配を見せない」と伝えていた。

 森氏は4日の会見前に毎日新聞の取材を受け、「元々、会長職に未練はなかった」と辞任する意向を語っていた。組織委幹部の慰留などを受け、思いとどまったという。だが、新型コロナウイルスの感染状況の悪化が続く中、発言に対する批判は五輪開催へのさらなる逆風となり、会長職の辞任は避けられない情勢となった。

 森氏は東京五輪招致委員会の評議会議長として招致に関わり、2014年1月の組織委発足時から会長を務めてきた。【小林悠太、村上正】 


  【コメント全文】トヨタ社長、森氏発言は「遺憾」 東京五輪の最高位スポンサー 進退には言及せず 
2021年2月10日 東京新聞

 トヨタ自動車は10日、東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長による女性蔑視発言に対し「トヨタが大切にしてきた価値観と異なり、誠に遺憾だ」との豊田章男社長のコメントを発表した。トヨタは五輪・パラリンピックの最高位スポンサー。スポンサーに名を連ねるENEOS(エネオス)の親会社幹部も「極めて遺憾」と述べるなど、経済界で森氏への批判が日増しに強まっている。
 豊田氏は「スポーツを通じた平和で差別のない社会」や「全ての人が参加できる社会」の実現という五輪の精神に共感してスポンサーになったと説明。森氏の発言はそれらに反していると指摘した。森氏の進退など人事面には言及しなかった。
 トヨタの決算会見に出席した長田准執行役員が代読した。長田氏は「トヨタが何を大事にしているかを世の中に正しく理解してもらうためにコメントを出した」と述べた。(共同)

◆豊田章男社長のコメント全文
 トヨタは日本に生まれ、世界各国の多くの方々に支えられ成長してきたグローバル企業でございます。私たちは、大変お世話になっている街の人々に笑顔になっていただける街一番の会社を目指して、世界各国で企業活動を行っております。そして、ホームタウン、ホームカントリーと同じように、私たち人類の故郷である地球というホームプラネットを大切にしたいと考え、SDGsの目標の実現を目指して日々、努力を続けております。これは、スポーツを通じた平和で、差別のない社会、全ての人々が参加できる社会を目指すオリンピック・パラリンピックの精神そのものでございます。その精神に共感をして、私たちはオリンピック・パラリンピックのスポンサーになることにいたしました。しかし、今回の大会組織委員会のリーダーのご発言は、私たちトヨタが大切にしてきた価値観とは異なっており、誠に遺憾であります。 


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