みどりの一期一会

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森氏後任人事 社会の在り方変えねば /森会長辞任 目を覆うばかりの混迷/朝のトマハヤシライスを昼はアラビアータに。

2021-02-13 23:04:27 | ほん/新聞/ニュース
朝ごはんは、玄米黒小豆ごはんを炊いて、
トマト缶一缶と鶏ミンチでハヤシライスを作りました。

お昼は、オーガニックショートパスタを茹でで、
残ったハヤシライスと混ぜてアラビアータ、モッツレラチーズ乗せ。

お豆のホットサラダもおいしいです。

夜は、紅鮭をもやし、えのき、カラーニンジンなどに乗せて、
磁性鍋で蒸し煮にしました。

厚揚げと水菜のサラダといっしょに「いただきます」。

そうそう、パートナーのブログに上野千鶴子さんからコメントが入っていました。

★≪おお、ともまささん (上野千鶴子) 2021-02-13
 紹介と引用ありがとう。
 記事読むと、ともまささん、元気なんだ!よかったあ。
 おっさんたちがあほなことを次々してくれるから、怒りの火種が尽きないよ。≫


ちゃんと気にかけてくれていたのだぁ、と胸があつくなりました。

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後半は、「森辞任」の続き。
中日新聞と朝日新聞の社説を紹介します。

  社説:森氏後任人事 社会の在り方変えねば. 
2021年2月13日 中日新聞

 東京五輪・パラリンピック組織委員会の会長後任人事が白紙に戻った。女性蔑視、意思決定や人事の不透明さなど国際社会に通用しない組織の在り方と決別しなければ、大会開催の資格はない。

 女性蔑視発言で辞任を表明した森喜朗氏の後任には日本サッカー協会元会長の川淵三郎氏が浮上し川淵氏も受諾の意向を示したが、選定過程の不透明さが批判され、選考委員会を設けて一から議論する方向となった。

 看過し得ないのは森氏が川淵氏を実質的に「後継指名」した経緯だ。批判を受けて去る森氏が、気心の知れた友人に禅譲するなど、国内外の世論もスポーツ界も到底、納得できるものではあるまい。

 川淵氏も森氏を相談役に就ける意向を早々と表明するなど、発想が民意と大きくずれており、見識を疑われても仕方がない。

 国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長が女性の共同会長を置く案を提案したが、森氏が拒否したという。女性の任用に最後まで後ろ向きな姿勢には、あきれるばかりだ。

 森氏の女性蔑視発言を機に、森氏個人や組織委の問題点が次々と噴き出した。ただ、それらは日本社会にも同様に残る深刻な課題であることも、あらためて認識する必要がある。

 「性の平等」は、国際的に見て遅れが著しい。社会の指導的地位に就く女性の割合を「二〇二〇年までに30%」とする国の目標は達成できず「二〇年代に30%程度」と先送りされた。

 海外では、一定割合の女性を任用する「クオータ制」や男女同数にする「パリテ」が進んでいる。

 また、開かれた場での民主的な議論より、根回しや密室での意思決定を尊ぶ風潮は政界や会社など日本の至る所で見られる。権力者の独善を是認するシステムだ。

 組織委の抜本的な出直しは当然としても、森氏の発言や組織委の対応の背景には、日本社会の因習があることを見過ごしてはならない。一掃しない限り、組織や社会が真に活性化し、国際的に通用することはないだろう。

 振り返れば森氏に加え、大会招致を主導した安倍晋三首相、東京都の猪瀬直樹知事、日本オリンピック委員会の竹田恒和会長ら当時の責任者全員がスキャンダルにまみれ、表舞台を去った。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響も深刻だ。今の日本に大会を開催する余力や資格があるのか、問い直すべき時に来ている。 


  社説:森会長辞任 目を覆うばかりの混迷. 
2021年2月13日 朝日新聞

 女性を蔑視した発言の責任をとって、きのう森喜朗氏が東京五輪・パラリンピック組織委員会の会長を辞任した。女性の存在をおとしめ、五輪のイメージを失墜させた責任の重さを考えれば当然であり、遅きに失したと言わざるを得ない。

 驚きあきれたのは、辞意を表明する前日に、組織委の評議員である川淵三郎・日本サッカー協会相談役に会い、後任会長に就くよう要請したことだ。大きな汚点を残して退場する者が、後継者を指名する。およそ理解を得られる話ではない。

 これを受け入れ、森氏に相談役として組織委に残るよう求めた川淵氏ともども、ふつうの市民の常識や感覚とのギャップは目を覆うばかりだ。

 森氏の発言のどこに問題があったかを組織委として総括し、その克服に向けてトップに求められる資質や能力を議論したうえで、定款に書かれているルールに基づき適任者を選出する。それが再出発のための大前提だったのに、2人の旧態依然とした発想と行動が人々の不信をさらに深めてしまった。

 密室人事の異様さはさっそく国会で取りあげられた。新聞・テレビやネットでも批判の声があがり、川淵新会長案は一晩で立ち消えになった。ただでさえコロナ禍で開催に暗雲が漂うなか、これでは五輪への共感を呼び起こすどころではない。

 問われるべきは森、川淵両氏だけではない。

 辞任表明に続き、組織委の評議員会と理事会の合同懇談会があった。後任会長の選考方法などを協議したというが、会長らを解任する権限を持ち、組織委のガバナンスを担うこの二つの機関が正常に機能していれば、ここまで混迷が長引き、深刻化することはなかったはずだ。

 森氏は蔑視発言の中で、「わきまえる」女性をたたえ、議論が長引かない組織委のような会議を良しとする考えを示した。行き着いた先がこの事態であることを、評議員・理事らは心しなければならない。

 今回の問題は、男女格差の解消が遅々として進まない日本の現実を浮き彫りにした。

 昨年末に決まった男女共同参画基本計画にも、女性の社会進出に本気で取り組むつもりがあるとは思えぬ政府の姿勢が、随所に表れている。森発言に真摯(しんし)に対処しようとしなかった菅首相をはじめとする政権幹部は、自分たちの価値観が、世の中、そして国際標準からいかにずれているかを認識すべきだ。

 森発言は「国益にとって芳しいものではない」と首相が真に思うのであれば、やるべきことがたくさんあるはずだ。森氏が辞任して済む話ではない。


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