みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

福井「情報非公開処分取消訴訟」結審。判決は来年1月30日/幻の「利平栗」で栗ご飯/

2007-10-12 15:29:44 | 「ジェンダー図書排除」事件
10月10日午後4時から、
福井地方裁判所6号法廷で、
福井「情報非公開処分取消訴訟」の第3回弁論がありました。

大理石をふんだんに使った、福井地裁の正面階段から2階へ。
6号法廷は、ラウンドテーブル形式で裁判官3人、書記官1人、
原告選定当事者のとももまさんと、被告代理人1名。

傍聴席は、原告4人、市民(女性)6人、
新聞記者さん4人、福井県関係者4人。

開廷して、
原告準備書面の(二)(三)と、被告準備書面(二)の陳述と
書証の確認などのやりとりがあり、
裁判長から、原告、被告双方に「主張・立論はもういいですか」
「弁論閉じてもいいですか」との確認があり、
「弁論終結して判決を言渡します」ということで結審しました。

判決言い渡しは、
 
2008年1月30日午後1時10分から
2号法廷で判決言渡し
と決定。

弁論終了後、報道各社と話し、判決後に
記者会見をセッティンクすることになりました。

原告で相談して、提訴のときのように、
記者会見をかねて判決報告集会が
できるとよいね、ということになりました。

弁論があわったあとに、いつものように近くの喫茶店でお茶。

福井の皆さんへのお土産に持参したのは、
前日に親戚でもらった利平栗でつくった「栗きんとん」。

なにを隠そうここ山県市は、
「利平栗発祥の地」なのです。



今年二回目ですから、和三盆糖をちょっぴり入れて、
けっこう上手に、手早く作れました。


一つだけあった恵那川上屋の「栗かのこ」は、
もっていくとけんかになるのでわたしが食べました(笑)。

  


前の日には、利平栗でぜいたくな栗ご飯も作りました。


少しだけゆでた栗の皮をむいて、
ほんの少し塩を入れて、お米の上において、
炊飯器のスイッチを押すだけ。
「炊き込みご飯」もありましたが「早炊き」を選択。

  

水は同量だったので、少し固めのモッチリとした
栗おこわみたいな、栗ご飯が炊きあがりました。
蓋をあけると、栗の香りがします。
かき混ぜて、10分ほどむらして出来上がり。
  
刻みしょうがや茗荷をのせても乙な味。

とってもおいしい栗ご飯。食べ過ぎます。


おかずは、
すくなかぼちゃと、

十六ささげのお浸しと煮物とあまご甘露煮。
  

旬の秋の味、勢ぞろいです。

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伊吹山3合目のお花畑で昼ごはん。/福井の情報非公開取消訴訟は結審。

2007-10-11 19:21:53 | 花/美しいもの
昨日は抜けるような秋晴れ。

午前中に岐阜地裁で前梶原知事相手の住民訴訟をひとつ済ませて、
午後4時からの福井『焚書坑儒』事件関連の
情報非公開処分取消訴訟の第3回口頭弁論で、
福井地裁に行くために、西へ。

どこかでおいしいお昼ご飯を食べようと話しながら大垣へ。
大垣からは雲ひとつない伊吹山がくっきりと見える。

「そうだ、伊吹山でピクニックがてらお昼を食べよう」とともちゃん。
「ドライブウエイで9合目にいくと裁判に間に合わないから、
3合目のお花畑にしよう」と話はすぐにまとまり、
なつかしの静里ショッピングセンターで
サンドイッチとお寿司エトセトラを購入した。



予定が詰まってきて、もう行けないかもと思っていたので、
関が原を通り過ぎ、伊吹の里にひろがる蕎麦畑をみながら、
こころはすでに「伊吹山だあ」で、ルンルン気分。

しかし、4時に遅れてはまずいので、ナビで福井インターを入れて、
到着時間から逆算して、伊吹3合目の滞在時間を計算した。


1ヶ月半ぶりの伊吹山3合目に到着。


まずは、山頂を眺めながら、お弁当。

お目当ては、イブキトリカブトとリンドウ。
滞在時間は1時間なので、遠出はやめて、
去年咲いていたところを思い出して花たちを探した。

あったあ!イブキトリカブト






登山道のススキの中には、リンドウ。





花らっきょう




クサフジ





伊吹3合目の花たち
  
ゲンノショウコ   フウロソウ   イブキアザミ
  
ナギナタコウジュ        ヤマハッカ
  
アキノノゲシ   リュウノギク   ヨメナ 




ひときわ目立つシロヨメナの群生。



マユミの大木

マユミの実


ニシキギの実


見渡す限りのススキ野原も美しい。




  

キンエノコログサ


時間がたつのも忘れて花を写していたら、予定時間をオーバー。
あわてて山を下りた。

滋賀県側から見た伊吹山。手前が3合目。


長浜インターから北陸自動車道に乗って、
福井地裁には、予定通り開廷30分前に到着。

福井の情報非公開取消訴訟は結審しました。

昼に食べるはずだったおいしい蕎麦は、
帰りに福井インター近くの越前手打ち蕎麦「すいこう」で食べました。

  
さすが、本場の越前蕎麦、おいしかったです。

岐阜地裁→大垣→伊吹山3合目のお花畑で昼ごはん
→福井地裁→越前蕎麦、のフルコースでした。


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エンゼルトランペットが咲いたよ!/4時から福井地裁で「情報非公開処分取消請求」訴訟弁論

2007-10-10 08:45:01 | 花/美しいもの
きょうは10時から岐阜地裁で裁判がひとつ。
4時からは福井地裁で、福井「焚書坑儒」事件に関する「福井県男女
共同参画審議会」の「音声記録」の「情報非公開処分取消訴訟」
第3回口頭弁論があります。

(以下転送・転載歓迎)
---------------------------------------------
「福井県男女共同参画審議会音声記録非公開処分取消請求事件」
第3回口頭弁論のおしらせ

・10月10日(水)午後4時から。
・福井地方裁判所6号法廷(2F)。

裁判は公開で行われ、傍聴はどなたでもできます。
ぜひ関係者および福井の方にお知らせください。
今回は、1階の法廷ではなく、2階の6号法廷なので、
ご注意ください。
---------------------------------------------------


なお、福井「焚書坑儒」事件の情報非公開取消訴訟の、
選定当事者(寺町知正)の説明および、原告代表の
上野千鶴子さんの意見書と原告2名の意見陳述は、
以下のwebにアップしてあります。
『む・しの音通信』61号(福井事件関連)

関連で、この訴訟のことなど。
・「音声記録」の公開を求めて「情報非公開処分取消訴訟」提訴へ(2/14)

・「情報非公開処分取消訴訟」の説明と訴状・資料など(2/19)


話は変わりますが、

 エンゼルトランペットが咲きました!


見事に垂れ下がって咲く花にあこがれて、
数年前に苗を植えた覚えはあるのですが、
一度も咲いたことがないので、スッカリ忘れていました。


そしたらともちゃんが「あれエンゼルトランペットじゃない?」。
見ると、どう見てもエンゼルトランペットの花です。



鎌で藪からしをかき分けて近づくと、
株元から新しい茎が生えて、見上げるほどの背丈です。



つぼみもたくさん。
  

咲いているのはまだひと花だけですが、
手のひらくらいのすごく大きな花です。



下からのぞくと、


朝日を浴びて


きらきらと輝いています。
  

念願のエンゼルトランペットが咲いてくれてうれしい。

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「郡上八幡」で途中下車しておいしいもの/奥飛騨の旅3

2007-10-09 19:27:50 | おいしいもの/食について
今日から秋の高山祭り。
二日間で20万人もの人が集まるということです。

先日の奥飛騨の旅では高山の市街地には立ち寄りませんでしたが、
帰りに、郡上八幡に行きました。

『郡上のなー、はちーまーん出ていくとーきーは、ァソンデセ」
と歌う郡上踊りで有名な八幡には、若いころ徹夜踊りに行ったことがあります。

町の中には、おいしい蕎麦やさんが何軒かあり、
『平甚(ひらじん)』でのお昼ごはんを目当てに、途中下車。

  

『平甚』は7~8年ぶりくらいです。
いつも込んでいるので、腹ペコを我慢してお昼をはずしていったら、
平日だからかけっこう空いていました。
窓のすぐしたには、清流・吉田川が流れています。
お店はレトロで年季の入った雰囲気。

  

おかみさん、おすすめの「もちもちそば」と「かけそば」、
いずれも大盛りを頼みました。




前はもっと硬くて黒い蕎麦だったという感じがあるのですが、
更科粉だからか、細くて白くて上品な蕎麦です。

お蕎麦を食べておなかも膨れたし、
八幡の古い町並みをちょっと散策しました。

   
観光客がけっこう大勢歩いています。

皆さん、目指すところは同じようで、湧き水で有名な
「宗祇水(そうぎすい)」。
私たちも行ってみることにしました。

  

「宗祇水」をヒシャクですくって一口飲んでみました。
沢水などと比べると、やわらかくてやさしい水です。





八幡のまちの真ん中には、長良川の支流で、
天然鮎がとれることで有名な、吉田川が流れています。

遠くに見える橋は、地元の若者が度胸試しで
5メートルくらい下の川に飛び込むので有名ですが、
観光客が飛び込んで何人か怪我をしたので、
2年前から飛び込み禁止になったとか。

まちのなかを水路が流れる八幡は「水の都」。
ほっとするまちです。
高山のお帰りには、ぜひお立ち寄りくださいとPR(笑)。

なつかしい味「桜間見屋」のニッキ飴を
おみやげに買いました。

  
飛騨みやげいろいろ。



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秋の味覚たっぷり「佳留萱山荘」のお食事/秋の奥飛騨の旅2

2007-10-08 16:54:18 | たび/紀行/温泉
佳留萱(かるかや)山荘のお部屋は、全14室。
山側と川側に分かれていて、川側の部屋の値段が少し高いほかは、
部屋の仕様はおなじとのこと。
一室8畳ということで心配していたけれど、
窓際の部屋が広いのでさほど狭い感じはしない。

「バス、トイレ付き」の部屋はないけれど、
確かにお風呂は要らないくらい露天風呂が多いので納得。
部屋にトイレくらいは欲しいけれど・・・「山荘」だから無理か??

 

仲居さんの話では、「佳留萱(かるかや)山荘」は、
30年ほど前に下呂温泉の「水明館」が経営を引き受けて、
露天風呂を拡張していったとのことです。
お食事は「水明館」と同じ仕込みなのか、
山小屋風ではなく、趣向を凝らしたお料理ばかりで、
手がかかっていて、おいしかったです。



  

飛騨の地酒白真弓の「吟醸 やんちゃ生酒」を注文。 
飛騨の酒らしくフルーティで芳醇。
  
デザインがかわいいので、空ビンをもらって帰りました。

秋の山の幸
イチジクのアマゴ巻きも


アマゴとすす竹の塩焼き
  

飛騨牛のほうば焼き
  

白ナスの煮ふくめ、ゆり根の揚げ物
  

飛騨りんごのデザート

朝食も、手作り豆腐や、漬物のステーキなどがあり満足。

  

廊下には、お花や鹿の剥製がありましたが、
弾の穴があって、ちょっとかわいそうな気がしました。

露天風呂は最高なのですが、建物が古いし隣の部屋の音が聞こえるので、
立ち寄り湯は、「佳留萱山荘」の大露天風呂にはいって、
次の宿泊は、露天風呂付きのお部屋がいいね、
ということになりました。

今年の紅葉は、遠くに行かずに奥飛騨に来るつもりなので、
帰りに、去年と今年にできたばかりの平湯の宿を下見。
 平湯温泉 もずも
と、
 匠の宿 深山桜庵(みやまおうあん)

福地温泉「長座」の姉妹館。 
山里のいおり 草円(そうえん)
どこも、一度はとまってみたい宿です。

新穂高温泉まできたら、ぜひ体験したいのが新穂高ロープウェイ。
全長は3200m、東洋一、さらにモンブランに次いで
世界第2位というスケールを誇っています。
中尾温泉からでも乗れます。
目の前に北アルプスの大パノラマが広がる景観は圧巻です

新穂高ロープウェイへの道の途中・中尾橋近くにある
共同露天・新穂高の湯も渓流沿いで手軽に入れる無料の露天風呂。
わたしたちが下見に行ったときは、男性グループの先客がいました。

海抜2740mの畳平まで登ることができる日本一高い
乗鞍スカイラインの紅葉もこれからが見ごろです。
数日前に、初霜が降りたそうですが、赤・黄・緑の3色がうつくしく、
大自然の素晴らしさを心ゆくまで味わえます。

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驚き桃の木!巨大露天風呂!温泉三昧「佳留萱山荘」/秋の奥飛騨の旅1

2007-10-07 12:08:50 | たび/紀行/温泉
先週行った奥飛騨温泉郷、新穂高温泉の
水明館 佳留萱(かるかや)山荘(日本秘湯を守る会)

混浴の巨大露天風呂があるということで、
夏に行きたかったのですが人気の宿らしく予約でいっぱい。
たまたま電話をしたらあいていたので、急遽泊まりに行くことに。

新平湯温泉通り抜け、橋を渡って右折(左は富山)。
栃尾温泉を過ぎて、神坂トンネルを抜けて、
蒲田トンネルに入らずに、左折したら旧道に入ります。
旧道沿いから、宿へ入る道があります。
   



250畳の巨大露天風呂に、期待に胸が膨らみます。

ということで、まずは温泉だけ紹介します。
「宿泊なし予約なし」の温泉だけでも800円で入れます。
奥飛騨の立ち寄り湯の中でも、たぶん一番のお勧めです。

フロントでチェックインして、部屋に荷物を置き、
さっそく露天風呂めぐりに。



玄関を出て30メートルくらい歩き、
「日本最大級の大野天風呂」ののれんをくぐり、
石段を下りて露天風呂へ向かう。



左は男性、右は女性(の入り口)。
  

巨大露天風呂はあとにして、
まずは人気の貸しきり露天へ。

「夢よいつまでもの湯」もはいったけど画像はなし。
このお風呂、テレビチャンピオンで、優秀作品になったとのこと。
アイデア満載で笑えるので、ぜひお試しを。


一番人気は、渓流沿いの「かじかの湯」。

駆け流し温泉のすぐ横に川が音を立てて流れていて、
周りを木に囲まれて野趣満点。

澄んだお湯がざあざああふれています。
気温が下がったからか、少しぬるめ。


「望槍の釜場」は、味噌の釜を改良したもの。



大きいのとちょっと小さめの二つのお釜。
  
誰もいないのに適温の澄んだお湯がお釜からあふれています。

女性用露天風呂は、混浴露天風呂ほどの広さではないけれど、
十分な大きさと開放感があり、落ち着いた雰囲気。
お湯は適温、足元を惜しげもなくあふれるお湯が贅沢で、
温泉としてくつろげるし、すごくいいお湯ー、という感じ。
 


広々とした露天風呂ふたつが、二回とも貸しきり状態。

女性専用の露天風呂だけでも、普通の温泉宿の露天風呂の数倍です。
   
奥の木戸をくぐると、そのまま混浴露天風呂に出られます。

驚き桃の木!いよいよ巨大露天風呂!

巨大露天風呂は、想像以上の大きさです。
混浴だけど、女性には巻きタオルを貸してくれるので安心。
左側は、混浴の脱衣場の前の露天風呂。
  
右側には、女湯から直行できる混浴大露天も。
遠くの違う露天風呂に男性が入っていましたが、
広いので、混浴で気になりません。

いくつもの露天風呂に、上から下に流れる川のように
毎秒1100トンもの源泉が流れています。

翌朝も入ろうと思ったら、週二回の水抜き掃除開始。
あわてて残っている奥の露天風呂の写真を撮ろうとしたら、
絵になるように、と巨岩の上から滝をかけ流してくれました。

左奥は洞窟風呂になっていて、
中に入ると、巨岩で組まれた岩風呂でめちゃ広いのです。

温泉を抜くことを、昨日聞いていれば、デジカメ持参で、
お湯があふれる巨大露天風呂を撮ったのに・・・と残念。
とはいえ、これだけの大きな露天風呂を、
週二回、温泉を全部入れ替えて掃除するのは大変だけど、
虫やごみも浮いていないし、管理がよい証拠。
お湯は、昼過ぎには満タンになるそうだ。

露天風呂は単純泉だけど、佳留萱山荘には、
2種類の自家源泉がある。

内湯は、わたしの好きな炭酸水素塩泉。



さっぱりして、とてもいい泉質です。

とりあえず、駆け足で温泉だけを紹介しました。
何しろいままでに行ったことのある温泉で、
いちばん大きいです。

「佳留萱山荘」は下呂温泉の老舗旅館「水明館」の経営とのこと。
ということは、ただのひなびた山荘ではなく、
サービスや食事も期待できます。


次は、宿とお食事を紹介します。


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老後はちっともこわくない(上野千鶴子さん『おひとりさまの老後』)本の現場(毎日新聞)

2007-10-06 09:16:45 | ジェンダー/上野千鶴子
先週末、上野さんから『at』に連載中の
「ケアの社会学」の「生協福祉の展開」(1)(2)のコピーが届いた。

いっしょに入っていたのは、5月に開催されたシンポジウム、
「女性の安全と健康のための支援教育センター公開講座」
「経験と理論のまじわるところ-暴力社会に終止符を!」記録
が収録されている主催者発行の『通信』のコピー。
話には聞いていたが、読み応えがあっておもしろい。

「生協福祉の展開(2)」は、最新号の『at』9号の記事なので、
岐阜地裁に住民訴訟の準備書面を届けがてら、
本誌を探しに行くことにした。

まずは柳ケ瀬の「山本屋本店」で腹ごしらえをして、
知ちゃんと別れて、8号を買った「岐阜高島屋」9Fの「自由書房」に到着。
正面の「話題の新刊本コーナー」を見ると、いちばん目立つところに


『おひとりさまの老後』(上野千鶴子著・法研)
が平積みに。

おもわず「うわっ」と叫んでデジカメでパチパチ。
他の客が、なんだろう、って見てるので、
「このほん面白くて売れてるんですよ。著者はおともだちで・・・(もごもご)」
などと、PRもしながら、新刊本コーナーをはなれた(笑)。

けっきょく『at』9号は自由書房になくて、
品揃えのよいいつもの『カルコス』で入手して帰った。

帰ってきてお茶を飲んでから、おもむろに夕刊を手にとって、
目を見ひらいた。
毎日新聞夕刊のテレビ欄の下いっぱいに、
銀座を颯爽と「闊歩する」上野さんの素敵な写真入りの大きな記事。

夕刊とっておき 本の現場

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記事は大きすぎて↑スキャナに入りきらないので切れてますが、
以下に全文を紹介しますね。
-----------------------------------------------------------------
老後はちっともこわくない
上野千鶴子さん 長い長い下り坂をどう生きるか

おひとりさまの老後 法研(1470円)


 銀座にある版元の法研から徒歩2分。「雪舟の庭」の写真をタイルに焼きこんだINAX(イナックス)GINZAショールームがある。その前を闊歩(かっぽ)する上野さんの小柄なこと。
 「子どものころからの虚弱体質。大病もしないままずるずると長生きする体質みたいで、弱者や年寄りにはずっと親近感がありました」

■万人のために
 実用書とは趣の違う穏やかな体裁もあって、本書の著者は「札付きのウエノチヅコ」とは別人と思った人もいるらしい。7月12日発売で、すでに20万部という話題作だ。 
 執筆を決意させたきっかけは、精神科医、香山リカさんの「老後が怖い」(講談社現代新書)。先輩として「そんなこと言われちゃ困る」と書く気になった。
 子どもに頼る選択肢がない人にとって、どういう老い方が可能か--は最近の研究テーマのひとつでもある。
 「周囲を見ると、シングルは私だけじゃない。死別や離別で再びシングルになる人も多い。子どもがいても同じ。私のためになることは、万人のためになると確信した」
 「おひとりさま」の多くは女性だが、じつは男性の認識不足こそ問題だという。「男性に老後の話をしてもピンとこない。妻にみとってもらうという思い込みがあるのもひとつの理由ですね。男性は正面から老いに向き合えない。介護を受ける立場、弱者になることを考えたがらない。実際のデータは違うのにです。老後に男女差はないんですよ」
 アンチエイジングヤ、死ぬまで元気(ピンピンコロリ=PPK)といった考えに違和感をもっている。「だって、老いは自然なんだから。弱者として長い長い下り坂を生きるのは、当たり前なことでしょぅ」

■同情は必要ない
 後期高齢者のデータは、厳しい現実を浮き彫りにする。しかし、現在の60代の老後は「期待をもてる」という。高い持ち家率や年金制度の整備、さらに、グループホームなど「負け犬」の諸先輩たちが取り組んできたソフトやハード面での改善も心強い。 「この本もそうした先輩たちに学んできたものです。おひとりさまの老後はちっとも、こわくない。おさみしいでしょぅ、といった同情なんて大きなお世話。自由であること、一人であることを前向きに考え、楽しみましょうよ、という気持ちもあるんです」
 「他人に迷惑をかけるな」などと言わないのがミソだ。アトガキニハコンナ一説がある。「ひとつひとつ不安を取りのぞいていけば、あれもこれも、自分で解決できることがらだとわかる。もしできなければ、最後に女の武器がある。『お願い、助けて』と言えばよい」
【佐藤由紀】
うえの・ちづこ 1948年富山県生まれ。京都大学大学院博士課程終了。95年東京大学大学院教授(女性学・ジェンダー研究)。著書に「老いる準備」「生き延びるための思想」など。
(2007.10.5 毎日新聞)
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『at』9号はあらためて紹介するとして、

「ドラゴンズ感謝セール」などをしていた一階の売り場で、
スイーツをいろいろ買ってきました。

明日は父の17回忌なので、本命は恵那川上屋謹製「栗果乃子」(左)。
レジ横のおいしそうな洋風の「青い山脈 パイきんとん」は自家用に。

モロゾフの「デンマーククリームチーズケーキ」(525円) は知ちゃんの好物、
フレイバーの焼き菓子「アミッシュカントリー」は、
感謝セールのお楽しみ袋(千円)で衝動買い。


とりあえず、丸ごと栗きんとんが入った「パイきんとん」を食べました。

夕刊記事も、栗きんとんのパイも、おいしかったあ!


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激ウマ宿儺(すくな)南瓜・母袋(もたい)燻り豆腐豆腐&コルチカムの開花

2007-10-05 17:49:53 | おいしいもの/食について
奥飛騨・平湯温泉のバスステーションで、
丹生川特産の激ウマ「宿儺南瓜(すくなかぼちゃ)」を見つけました。
  
宿儺(すくな)の名の由来は、丹生川町の両面宿儺(りょうめんすくな)の伝説から。


長い糸瓜のような形をしていますが、れっきとしたカボチャ。
それも、皮が薄くて、すごーく甘いのです。
京都から帰還の大学生は「あの甘いカボチャないの?」と聞きます。

数年前、この宿儺南瓜のおいしさに感動して、
毎年、畑で育てています。

すくなかぼちゃを食べました~九里よりうまい十三里(2005.8.23)

宿儺南瓜は、苗が出回っていないので、
前年の純正品の種を取ってまきます。


これが、今年のわが家のすくなかぼちゃ。
 


味見に切ったもので、ちょっと早いのですが、

甘くてやわらかくて、とてもおいしいのです。


こちらは、奥美濃の大和町の「母袋燻り豆腐(もたいいぶりどうふ)」
「手巻きこもとうふ」。

「母袋(もたい)豆腐」は固い豆腐を一晩味噌につけ、
燻してつくる独特の製法で、

スモークチーズのような深い味わい。

さいしょは「これがお豆腐?」とちょっとびっくりしますが、
食べなれると病みつきになります。
一つ一つ手作りで量産していないので、
東海北陸自動車道の下り線の「ひるがのSA」だけにおいてあります。

  
「おくみの・手巻きこもとうふ』の両面を焼いて、
飛騨でみつけた「あぶらえ和えの素」をかけて食べると美味でした。


コルチカムの開花 

薪ストーブの上では、コルチカムの花が開いてきました。

さいしょは、真っ白でひょろひょろだったのですが、

花が開くにつれて、ピンクの色がついてきて、

濃くなるにつれて、むらさきがかってきました。

美しい薄紫色のコルチカムが開花しました。
  


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悲報。若桑みどりさんが急逝された。

2007-10-04 19:15:58 | ジェンダー/上野千鶴子
9月21日の記事で紹介し、『む・しの音通信』63号のインフォメーションで、
講演会の開催を紹介したばかりの、若桑みどりさんが、昨日急逝された。

昨夜、友人からの第一報を受けたときは、
あまりのショックでことばが出なかった。
とりあえず、関係者に知らせてほしいとのことで、
あちこちに連絡を取り、やっと落ち着いたのが深夜。

あんなにお元気だったのに・・・と信じられない思い。

若桑さんとは、昨年の1月の「東京都に抗議する」ではじめてお会いした。

「上野千鶴子さんの講師委託介入事件の抗議行動」レポート(2006.1.28)

東京都教育委員会の、上野千鶴子さんの講師拒否事件で、
先頭に立って抗議行動を呼びかけられた。
呼びかけに応えて、たった4日で全国から1808筆もの賛同署名が集まり、
その集約作業の実務にわたしもかかわった。

都庁に抗議文を提出したとき、ある記者の
「上野さん自身が公開質問状を出しているのに、
なぜ都の回答の前に出したのか」という質問に対し、
若桑さんの応えは明快だった。

「かんたんなことです。上野さんを孤立させないために、
都の回答を待たずに行動をおこしました」。

そのまっすぐなことばが、いまでも胸に残っている。

わたしは、それまで美術史家としての若桑さんはよく知らなくて、
『戦争とジェンダー』(大月書店/2005)『イメージを読む 』(筑摩書房/2005)
『お姫様とジェンダー』(ちくま新書) の著者としての印象が強かった。

昨年3月25日には、一連のバックラッシュに抗するために
「ジェンダー概念考えるシンポジウム」を開催し、
その記録を『「ジェンダー」の危機を超える!―徹底討論!バックラッシュ』  
(青弓社/若桑みどり, 皆川満寿美, 加藤秀一, 赤石千衣子編著)
として仲間とともに刊行した。

「浅野史郎さんを勝手に応援する無党派ネット」 の呼びかけ人でもあり、
今年3月の「女性勝手連」発足集会、4月には街頭行動もご一緒した。

10月28日には、岐阜に講演にお越しになるはずだった。
歯切れのよい若桑節を、もう永遠に聞くことができなくなってしまった。

短い間のお付き合いだったけれど、わたしのなかに、
大切な人を亡くしたという思いが募り、涙があふれる。

残念でならない。

  

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【おくやみ】 若桑みどりさん死去 美術史家  
中日新聞 2007年10月3日 20時46分

 若桑みどりさん(わかくわ・みどり=美術史家、千葉大名誉教授)3日午前3時、急性心不全のため東京都世田谷区の自宅で死去、71歳。東京都出身。葬儀・告別式は6日午後1時半から東京都世田谷区北沢1の45の12、カトリック世田谷教会で。喪主は長男で音楽家の比織(ひおり)氏。
 東京芸大卒。60年代にイタリア政府給費留学生としてローマ大で2年間学んだ後、東京芸大や千葉大の教授に。ミケランジェロの研究や、美術作品に登場する女性イメージの見直しを進めた。06年にジェンダー文化研究所を開設し、所長を務めた。
 85年に「薔薇のイコノロジー」で芸術選奨文部大臣賞。03年紫綬褒章。05年には「クアトロ・ラガッツィ 天正少年使節と世界帝国」で大仏次郎賞を受けた。(共同)
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告別式は、10月6日(土)午後1時30分から、
「カトリック世田谷教会」。お通夜は、10月5日(金)午後6時から。

岐阜の地から、若桑みどりさんのご冥福を祈りたい。 




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ミャンマーにおける長井氏の殺害についての抗議(署名)/「自由へのメッセージ」アウンサンスーチー・ほか

2007-10-03 15:55:17 | 市民運動/市民自治/政治
ビルマ(ミャンマー)の軍政に抗議し、民主化を支援したいと思っていあなたへ

緊急の呼びかけです。

(以下転載・転送歓迎)
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ミャンマー連邦
タン・シュエ国家平和開発評議会議長殿
駐日ミャンマー連邦大使館
フラ・ミン特命全権大使殿

抗議文

 2007年9月27日午後、貴国のヤンゴン市内にある
スーレーパゴダ付近で、取材中だった映像ジャーナリスト、長井健司氏が、貴国軍治安部隊の軍人に至近距離から銃撃され、殺害されました。
自国の国民に対するミャンマー軍の一方的な暴力による制圧行動について、国際的な取材活動をしていた日本人ジャーナリストの生命を、警告もなく銃で奪ったことは、殺害を前提とした意図的かつ残虐な取材妨害行為であり、国際社会の一員として、また日本人として、我々はこの行為を断じて許すことはできません。
しかも貴国の当局は、長井氏が亡くなるまで手離さなかったビデオカメラとテープを未だ返却していません。

われわれは貴国治安部隊軍人による長井氏の殺害について強く抗議します。
また、長井氏の殺害の経緯を明らかにするとともに、犯人の特定と厳罰を求めます。
遺品であるビデオカメラとテープも内容の消去など一切の改竄を許さず、返却することを求めます。

ミャンマー軍による長井さん殺害に抗議する会
=====================================
ミャンマー軍による長井さん殺害に抗議して、抗議文の趣旨にご賛同をいただける方の、署名をお願いいたしておりま す。
ご賛同いただける方は氏名と肩書きをお願いいたします。

呼びかけ人 (順不同)2007/10/03 0100現在

鳥越俊太郎(ニュースキャスター)
田丸 美寿々(ニュースキャスター)
テリー伊藤(演出家)
麻木久仁子(タレント)
綿井健陽(ジャーナリスト)
石丸次郎(ジャーナリスト)
北村肇(ジャーナリスト)
江川紹子(ジャーナリスト)
井上トシユキ(ジャーナリスト)
河上和雄(弁護士、元東京地検特捜部部長)
紀藤正樹(弁護士)
田島泰彦(上智大学教授)
苫米地英人(脳機能学者)
前田日明(格闘家)
--------------------------------------
抗議文の趣旨にご賛同いただける方は
氏名(フルネーム)と肩書き(職業か所属先)を
下記のメールもしくはファックスにてご連絡ください。
ミャンマー軍による長井さん殺害に抗議する会(ブログ)
(署名フォームはここから)

nagaikenji20070927@mail.goo.ne.jp(メール)
〒1060032
六本木7-8-25永谷リュード六本木306  
FAX 03-5772-1127
-------------------------------------------------------------


名古屋でも、連日在日ビルマ人による抗議行動が行われています。
ほかにも、こんなホームページや呼びかけがあります。

「自由へのメッセージ」京都精華大学30周年記念事業実行委員会
アウンサンスーチー(ビルマ)、ジョゼ・ラモス・ホルタ(東ティモール)、
ダライ・ラマ(チベット)の3氏が、
未来をになう若者たちへ贈る<自由へのメッセージ>。

ビルマ情報ネットワーク
ビルマの21世紀のために
東南アジアの中央に位置し、日本との関わりも深い国ビルマ(ミャンマー)は
現在、政治、経済、社会のあらゆる面で深刻な問題に直面しています。
1988年の民主化運動弾圧後の現軍事政権は、アウンサンスーチー氏が率いる
国民民主連盟(NLD)などの民主派、反軍政の民族勢力が圧倒的な勝利をおさめた
1990年の総選挙結果を無視し、現在も武力による政権運営を続けていますす・・・・
ビルマ民主化☆名古屋 活動記録と今後の予定
緊迫するビルマ(ミャンマー)情勢に対して、
愛知県在住の在日ビルマ人が抗議行動を起こしています。
日本に住む私たちは何が出来るか、考えてみたいと思います。

ビルマ市民ネットワーク
在日ビルマ人と共に、声をあげよう!
抗議行動 スケジュール

―各アクションへのご参加をお願いします!
―在日ビルマ人のみなさんへのカンパをお願いします!

ビルマの武力弾圧およびジャーナリスト殺害に抗議し、
軍事政権への援助停止を求める声明(10.3アジア女性資料センター)

「強かんの許可証」(仮題)(原題:License to Rape)(アジア女性資料センター)
ビルマ軍政によるシャン州における戦時下性暴力の行使


ミャンマーのデモ隊をサポートしましょう
長年軍事政権に圧政された仏教国ミャンマー(ビルマ)の市民たちは
私達の援助が必要です。僧侶と尼僧のデモ隊が広げました。
でもミャンマー軍事政府の武力弾圧がはじまりました。
1998年、ミャンマー軍隊が数千人の平和的にデモする人を惨殺しました。
しかし、今回国際社会は武力弾圧は許されません。
我々は国際連合安全保障理事会国、中でもミャンマーの軍事政権の
経済の鍵を握る中国、および国連ジャーナリストに最新の請願を送付します。
そしてミャンマー市民運動者をサポートします。


「ミャンマー(ビルマ)情勢緊急集会 ~ これまで何が起きてきたのか」(10/3)


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