みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

体重や血圧、毎日測り「見える化」 新年区切りに日記付け健康生活(小中寿美)

2017-12-26 21:32:01 | ほん/新聞/ニュース
夜明け前。空がほんのり赤くなってきました。

明るさが増して、雲も青みががって美しいです。

このあと日の出だったのですが、あいにく場所を移動してデジカメを持っていませんでした。

お値打ちにホンマグロが買えたので、

お刺身とすきみに。
  
中とろみたいに脂がのっているので、ノリで巻いて食べました。
じつは、この本マグロのお刺身の正体は、
「本マグロのあら」698円です。

きょうは新しいパソコンでブログの画像の取り込みとアップをしました。
少し時間がかかりましたが、何とか成功しました。
使い慣れないWindows10ですが、一つずつできることが増えてきました。

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今日の中日新聞生活面は、
小中寿美さんの「体重や血圧、毎日測り「見える化」の記事。
血圧はほぼ毎日図るのが習慣人っていますが、
記録して意識化するのが良いようです。

  体重や血圧、毎日測り「見える化」 新年区切りに日記付け健康生活
2017年12月26日 中日新聞

 健康に生活できる「健康寿命」と平均寿命の差は男性で9年、女性で12年。健康寿命を少しでも延ばすには、健康管理が欠かせない。運動や食事など生活習慣の改善を始められない人は、新年を区切りに、まず日記から始めてはいかが。
 簡単なのは体重や腹囲、歩数を毎日測って記録する方法。体の変化を「見える化」することで健康状態を知ることができ、食事の量に気を付けるなど生活を見直すきっかけにもなる。
 日記に書き込んでもよいが、市販されている記録表を使う手もある。一年分の表や健康診断の結果を書き込む表を盛り込んだ「だいじな体 見つめ手帳」(ワイズアップ)の著者で、薬剤師の中村千鶴子さんは、測定して記録するメリットを「体のリズムを知り、体の発するサインに気づけるようになる」と説明する。
 体調不良のときは記録表に症状をメモしよう。製薬会社で消費者の相談に応じていた中村さんによると、いつから症状があるか覚えていない人が多いという。メモすれば受診の際も正しく伝えられる。
 血圧計がある場合は自宅でも血圧を測るとよい。血圧は一日の生活の中で大きく変動し、健診で正常でも早朝などに上昇する「仮面高血圧」の人もいるからだ。食事や運動も数値に影響するため、朝食前と就寝前に測定するのがお勧めだ。
 自治体が交付する「健康手帳」に記録表が付いている場合もある。富山県高岡市の「エンジョイライフ記録表」や神奈川県海老名市の「技あり!チャレンジ日記」をはじめ、独自に作った記録表をホームページからダウンロードできるようにしている自治体も多い。

◆失敗、感動、目標 寝る前に「3行」
 測定を継続できないという人は「3行日記」を試してみては。提案するのは自律神経に詳しい順天堂大医学部の小林弘幸教授(57)。「日記をつけると自律神経が整い心と体をコントロールできるようになる」と説く。日記を付けることが健康法になるというのだ。
 「病気になる、イライラするなど心身の不調は自律神経のバランスの乱れから来る」と小林さん。ストレスの多い現代社会では乱れるのはよくあることだが、「乱れたまま寝るとバランスはさらに悪化する。乱れを日々修正する手段が寝る前に付ける日記」と話す。
 自律神経には、心拍数や血圧を上げて戦闘状態にする「交感神経」と、反対の働きで心身を落ち着かせる「副交感神経」がある。日中の活動時は交感神経が高めに、夜の休息時は副交感神経が高めに働くとバランスがよいが、小林さんによると、大半の人は、バランスが悪い上に副交感神経の数値そのものが低くなっていると考えられるという。
 副交感神経の働きを高めるには、寝る前に自律神経をしっかり切り替えることがポイントになる。二十年近く試行錯誤して行き着いたのが図のように三テーマを上から順に記す方法だ。たとえばこんな具合。(1)友人にウソをついた、サイテーだ(2)ついに合格、やった! やった! やった!(3)あすこそ六時に起きるぞ
 マイナスの感情を吐き出し、よかったことは記憶に刻み、目標を具体化して意識付けする。書き方は「できるだけ簡潔に、手書きでゆっくりと」。続けるためには「『毎日欠かさず』と気負わない。空欄が増えてしまったらスケジュール帳を見返して、その日したことを書くだけでもいい」。
 記すのが体調でもよい点は中村さんの意見と一致する。総合診療科で診察も担当する小林さんは「二週間続く症状があったら受診して」と助言している。
 (小中寿美) 


  


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12月25日(月)のつぶやき

2017-12-26 02:03:34 | 花/美しいもの
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来年度予算 防衛費 どこまで膨らむのか/政府予算案 目に余る政権の無責任/みそ煮込みうどん、鮭ととりむねにくのチーズ蒸し

2017-12-25 16:42:44 | ほん/新聞/ニュース
暮れもおしつまって、きょうはクリスマス。
昨夜は特にケーキやごちそうなどは食べずに、
薪ストーブの暖かい火に照らされて、二人で過ごすクリスマスイブ、なーんてね。

冷蔵庫に生協で買った生鮭とととりむねにくがあったので、
玉ねぎ、にんじん、カボチャを薄切りにして、
チーズとキノコを乗せてチーズ蒸しにしました。

お昼ご飯は、半額で買った生協のみそ煮込みうどん。

具をたくさん入れておうどんを入れて煮込むだけですが、
かんたんにできておいしいです。


今年は寒さが厳しいとの予報だけと、冬を越すだけの薪は、

薪置き場にたっぷり積んであります(感謝)。


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国の来年度の当初予算案が出ました。
その中身は、防衛費が増えて今までで最大になる反面、
社会的弱者への政策は縮小するなど、
安倍政権の特徴がよく出ている。

こんな政権でも支持率が下がらないのが不思議。

女性週刊誌では、安倍晋三がダントツで嫌われているというのに、
安倍寄りのメディアが数字の操作をしているのだろうかと思ってしまいます。

  社説:来年度予算 防衛費 どこまで膨らむのか 
2017年12月23日 朝日新聞

 厳しい財政事情のなか、安倍政権の防衛費優遇が際立つ。

 来年度の当初予算案で、防衛費が5兆1911億円に膨らんだ。今年度当初より1・3%増え、4年連続で過去最大だ。

 陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」や長距離巡航ミサイルの導入を決めた。ほかにも戦闘機F35Aや無人偵察機グローバルホーク、新型輸送機オスプレイなど米国製の高額な兵器を購入する。

 トランプ米大統領は11月の来日時、安倍首相との共同記者会見で「非常に重要なのは、日本が膨大な兵器を追加で買うことだ」とあからさまに迫った。

 だが、日本がどんな兵器をもつかを決めるのは日本自身だ。

 米国製兵器の多くは、日米両政府が直接取引する有償軍事援助(FMS)で導入される。

 米側が見積もった金額を前払いした後に納入が始まり、納入が完了した後、精算して価格を確定させる。このため、後になって価格が上がることもある。

 日本政府は米国製の最新鋭兵器を買える利点を強調するが、売り手の米国が有利なことは否めない。2012年度に1380億円だったFMS調達は安倍政権の下で急増し、来年度は4102億円にのぼる。

 FMSで2基を導入するイージス・アショアでは、すでに見通しの甘さがあらわになった。

 小野寺防衛相は先月末、1基あたり800億円と国会で答弁したが、防衛省は今月中旬、1基1千億円弱と修正した。わずか半月で1基200億円も跳ね上がった計算になる。

 より高性能のレーダーを米国から購入すれば、総額はさらに膨らむ。それでも北朝鮮がミサイルを同時に多数発射したり、複数の弾頭を搭載したりすれば迎撃は困難だ。

 限りある予算のなかで防衛費が膨張すれば、それだけ財政全体が圧迫される。

 最新鋭の兵器は維持費や修理費も高額になり、本来必要な訓練などにしわ寄せが及ぶ。高額の兵器は複数年で分割払いする「後年度負担」という仕組みで購入するため、将来の予算の制約要因にもなる。

 政府は来年末、向こう10年間の防衛力のあり方を示す防衛計画の大綱や、5年間の自衛隊の装備を定める中期防衛力整備計画を改定する方針だ。

 ミサイル防衛をどこまで優先するか。巨額の費用に見合う効果があるのか。次々と兵器を購入する背景に、米国への過度な配慮があるのではないか。

 論点は多い。年明けの通常国会で徹底的な議論が不可欠だ。 


 社説:政府予算案 目に余る政権の無責任 
2017年12月23日 中日新聞

 政府が決めた来年度予算案は、先進国で最悪の財政状況という現実から目をそらし、小手先の帳尻合わせに終始した。財政規律を喪失し、後世への問題先送りを続ける政権の無責任さは目に余る。

 膨張を続ける一般会計当初予算案が過去最大を更新するのは六年連続である。

 高齢化の進展による社会保障費の増大が大きな要因だが、景気の長期拡大を自賛しながら公共事業費を高水準で維持したり、防衛費は四年連続で過去最高を更新したりするなど、歳出抑制の意思は感じられないのである。

 予算規模では「大きな政府」だが、福祉に手厚いわけではなく、逆に生活保護基準を引き下げるなど冷たい自己責任社会である。

 政府は二十七年ぶりという高い税収の伸びを見込み、新規国債の発行額や借金への依存度は低下したと胸を張る。しかし、それは気休めにもならない。国債依存度は歳入の三割以上を占め、借金残高の累増は一向に止まらない。

 そもそも財政の構造自体がもはや限界なのである。所得税、法人税、消費税の基幹三税を合わせた税収は、自動的に地方交付税に回す分を差し引くと社会保障費だけでほぼ消えてしまう。その他の税収などで他の経費を賄えるはずはなく、良心的な政府であれば増税や歳出カットを選ぶはずだが、安倍政権は三十兆円以上の借金に頼っているのである。

 問題なのは、税制改正も予算編成も官邸主導で進められ、ほとんど異論も聞かれないことである。与党は沈黙し、官僚は萎縮、経済界は理不尽な財政穴埋めの資金提供をも受け入れる。日銀が異次元緩和で金利を抑え込み、利払い費の圧縮を支える。これらが相まって財政規律を失わせている。

 安倍政権は二〇二〇年度までに基礎的財政収支(プライマリーバランス)を黒字化するという国際公約すら断念した。政権には一層の財政拡大論も根強く、新たな目標がどうなるか不透明である。

 このような弛緩(しかん)状態がいつまでも許されるはずはない。二五年には団塊世代がすべて七十五歳以上となり、放置すれば医療や介護の費用が急増しかねない。

 財政を持続可能とするためには社会保障と税の新たな一体改革に早急に着手することだ。当初予算に比べチェックが甘い補正予算も野放しにしていては借金増大に歯止めはかからない。中長期的な目標設定と財政の抜本的な構造改革こそ政府・与党の責務である。


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12月24日(日)のつぶやき

2017-12-25 02:04:30 | 花/美しいもの
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ミツバチが大好き。黄色い花穂のマホニアの仲間たち/大飯廃炉決定 原発の厳しさ直視せよ /平和を願う言葉の力 週のはじめに考える

2017-12-24 17:36:53 | ほん/新聞/ニュース
冬のあいだじゅう咲き続ける黄色い花「マホニア」。
常緑で和風の庭にも洋風の庭にもよく合う木です。
特に冬は明るい黄色の花穂が伸びるので、
庭に一本あるだけでシンボルツリーになります。

わたしはこの花が好きなので、見つけるたびに買ってきて3本植えたのですが、
日本ミツバチさんたちも大好きな花です。


花をびっしりつける「マホニア・チャリティー」。
ヒイラギナンテンと台湾原産のマホニア・ロマリフォーリアを掛け合わせた品種。

元のヒイラギナンテンに比べると日向でも日陰でもよく育ち、花もたくさん咲きます。

花が上まで咲きそろうと、ボリュームがあります。

一つずつの花もまあるいですね。







10年ほど前に鉢植えを買ってきて、そのままの場所で根付いてしまった
いちばん古株の「マホニア・ウインターサン」。

普通のヒイラギナンテンとロマリフォリの交雑によって出来た「メディア」を
さらに改良されつくられた園芸種のマホニアです。

チャリティより長い花序を直立して出し、少し遅れて黄色い花をつけます。



花もチャリティとは違う形です。



桃花の山茶花の木の下に3年ほど前に植えた新顔のマホニア。

ラベルがついてなかったので品種はどちらか不明です。

鉢植えを下ろしてやったら、大きくなりました。




庭には、葉が細長くてトゲがない「マホニアコンフューサ」、 別名「ナリヒラヒイラギナンテン」も何本か植えてあります。
マホニアの仲間たちは、10月から早春まで、黄色い鮮やかな花がずっと咲き続けて、
年中青々とした葉がついて、剛健で育てやすいのでおススメです。

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後半は、
パソコンを買い替えてから、初めて新聞記事のアップに挑戦。
gooブログの編集画面は慣れているのですが、
新しいタブの開き方がわからなかったので、ちょっと苦労しました。

今日の朝日新聞と中日新聞の社説です。

  社説:大飯廃炉決定 原発の厳しさ直視せよ  
2017年12月24日 朝日新聞

 原発への依存度を下げていくうえで、重要な一歩である。
 関西電力が大飯原発1、2号機(福井県)の廃炉を決めた。東京電力福島第一原発の事故後、廃炉が決まった国内の原発は計14基になったが、今回の2基は出力が最も大きい。
 電力各社の背中を押すのは、福島の事故後、原発の運転期間について定められた「原則40年」ルールだ。関電も、2年後に期限を迎える大飯1、2号機について例外扱いによる運転延長をめざしたが、最終的に断念した。老朽原発の事故リスクを減らすことを狙った40年ルールが、今回は機能したと言える。
 ただ、廃炉を決めた関電の説明は不可解だ。
 岩根茂樹社長は今年1月、原子力規制委員会に運転延長を申請する方針を示し、「経済合理性は十分ある」と話した。
 ところが今回の発表では、2基の構造が特殊なため、必要な安全対策工事を行うと再稼働後の保守点検作業が難しくなることを強調。経済性については「算定していない」と述べた。
 なぜ、言いぶりが変わったのか。
 大飯1、2号機の再稼働に必要な安全対策費は、1基あたり2千億円ほどに膨らみそうな状況だった。延長運転は最長で20年間に限られ、両方とも動かせたとしても、経済性が大幅に下がるのは必至だった。
 原発のコスト面での優位性が揺らいでいることに焦点が当たると、原発再稼働へのさまたげになりかねない。そう考える経済産業省や、他の電力会社への配慮が透けてみえる。
 福島の事故以来、原発を取り巻く状況が厳しさを増しているのは、大手各社に共通する。
 安全規制が強化され、再稼働に巨額の追加費用がかかるようになった。節電の定着や電力自由化による競争激化で、販売も減少傾向にある。再稼働に反対する国民の声は強く、運転の是非をめぐる裁判が各地で続く。
 大手各社は、原発の採算性の低下や事業に伴うリスクを直視し、原発に頼り続ける経営姿勢を改めねばならない。
 40年の運転期限が迫る原発は、ほかにもある。追加の安全対策から廃炉、放射性廃棄物の処分まで見通したコストの総額や、安全性に関する地元の不安を解消できるかを冷静に分析し、廃炉にすべき原発を選ぶ。その作業を繰り返し、着実に原発を減らしていくべきだ。
 政府も、原発政策を組み立て直す必要がある。延命策から本格的な廃炉時代への対応へ、軸足を移していかねばならない。


 社説:平和を願う言葉の力 週のはじめに考える
2017年12月24日 中日新聞

 「平和と唱えるだけで平和を実現することはできない」と言われますが、平和を願う言葉が平和を実現する大きな力となることも、また真なりです。
 本紙が朝刊で毎日掲載している「平和の俳句」は、戦後七十年の節目となる二〇一五年一月一日から始まりました。日々の紙面で紹介できたのは千句余りですが、応募総数は十三万句に上ります。この数は、読者の皆さんの平和への思いの強さにほかなりません。
 「平和の俳句」誕生のきっかけとなったのは、その前年、さいたま市の女性(当時七十三歳)が詠んだ<梅雨空に『九条守れ』の女性デモ>という俳句でした。

「九条守れ」の句拒む
 この句は、同市の公民館が開く俳句教室で互選により「公民館だより」の俳句コーナーに掲載されることが決まっていましたが、市側の判断で見送られました。「意見が二つに割れている問題で、一方の意見だけを載せるわけにはいかない」という理由です。
 安倍晋三首相は一四年七月、歴代内閣が憲法違反としてきた「集団的自衛権の行使」を一転容認することを、内閣の一存で閣議決定しています。女性デモはそれに反対するデモだったのでしょうか。その中で起こった<九条守れ>俳句の掲載拒否でした。
 その前年には、防衛・外交など特段の秘匿が必要な「特定秘密」を漏らした公務員らを厳罰に処す特定秘密保護法の成立が強行されています。一五年には集団的自衛権を行使するための安全保障関連法も成立が強行され、今では、安倍首相自身が憲法九条改正に堂々と言及する状況です。
 憲法を尊重、擁護することは国会議員や公務員には義務のはずなのに、市民が詠むことは認めようとしない。改憲を目指す政権や政治勢力に対する公権力の「忖度(そんたく)」以外の何ものでもありません。

戦前の弾圧と重なる
 この問題を、戦前の新興俳句弾圧の歴史と重ね合わせたのが、俳人の金子兜太さんでした。
 昭和初期、伝統俳句からの脱却を目指す新興俳句運動が起こり、多くの俳人が参加しましたが、一九四〇年から四三年にかけて治安維持法で投獄されていきます。
 厭戦(えんせん)句や、貧困を嘆いて社会変革を目指す句は、当時の軍国主義体制にとって、戦争遂行の邪魔だったのでしょう。俳壇内部にも新興俳句を快く思わない人たちがいて、弾圧に便乗したといいます。
 中国との戦端はすでに開かれていましたが、新興俳句への弾圧が始まった翌年には、米国などとの太平洋戦争に突入します。
 「平和」と唱えることすらできず、言葉の歯止めを失った社会が国民を戦争へと駆り立て、国内外に多大な犠牲を強いたのです。
 徴兵され、南方の凄惨(せいさん)な戦場を目の当たりにした金子さんは、戦後六十九年の終戦記念日に当たる一四年八月十五日の本紙紙面で、作家のいとうせいこうさんと語り合います。
 <九条守れ>の句について聞いてみたいんだけど、と振られたいとうさんは、監視社会のように互いを縛る風潮への懸念を表明し、上から抑え付けられたように語られてきた戦前も「本当はこうだったんだろう」と応じました。
 そして、その場で二人は、自ら選者となり、戦争体験や戦後世代が戦争体験をどう考えるかを詠んだ俳句の募集を提唱したのです。
 そうして始まった平和の俳句を二人は「軽やかな平和運動」と呼びます。当初は一年の予定でしたが、「やめないで」という読者の声に励まされて三年続きました。
 他国同士の戦争に参加することを法的に可能にし、戦争放棄と戦力不保持の憲法九条改正すら公言してはばからない安倍政権の下では、私たちの平和な暮らしが脅かされかねない。そんな時代に対する危機感を読者の皆さんと共有できたからこそ、続けることができたのです。
 安倍首相はしばしば国会で「平和と唱えるだけで平和を実現することはできない。だからこそ、世界の国がそれぞれ努力し、平和で安定した世界をつくろうと協力し合っている」と言います。

「軽やかな平和運動」
 しかし、平和を強く願う気持ちがなければ、平和を実現する努力や協力にはつながりません。だからこそ、その気持ちを言葉で率直に表現することが大事なのです。
 過去の教訓を顧みず、再び戦争への道を歩むことがあってはならない。政権監視は、私たち新聞にとって重要な役割です。
 読者の皆さんが参加した三年間にわたる「軽やかな平和運動」が持つ意味は、とてつもなく重いものです。「平和の俳句」は年内いっぱいで、いったん幕を閉じますが、その意味の重さを、これからもずっと肝に銘じながら、新聞の役割を果たし続けます。 


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12月23日(土)のつぶやき

2017-12-24 02:04:47 | 花/美しいもの
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大飯原発廃炉 大型でも割に合わない/友きたりて共に松茸ごはんを食す/手づくりバッグのプレゼント。

2017-12-23 21:30:14 | ほん/新聞/ニュース
幼なじみの友人が20年ぶりに訪ねてきてくれて、
手作りのバッグとリュックとアートフラワーのプレゼントもいただきました。



とても手の込んだすてきなものばかり。
大切に使わせていただきます。

午前中にみえたので、わたしは朝から松茸ごはんを準備しました。

といっても松茸はないので、
シイタケと舞茸と人参、蓮根、おあげを入れて、
味付けはレトルトの松茸ごはんと松茸の味お吸い物。

だしをとった昆布を載せて、炊飯器の炊き込みのスイッチを押して74分。

炊き上がったら、具とご飯を混ぜ合わせてできあがり。

おいしかったです。

画像のアップを、はじめて新しいPCでやってみました。
前のソフトが使えないので、ずいぶん手間取りましたが、ぶじアップできました。

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今日の中日新聞の社説は、大飯原発廃炉決定のこと。

  社説:大飯原発廃炉 大型でも割に合わない
2017年12月23日 中日新聞

 もう割に合わないと、大飯原発廃炉決定の事実は訴える。関電は否定するものの、規制要求の強まりで、延命のメリットを失ったのは明らかだ。原発老朽化時代すなわち、原発不採算の時代である。
 「安全を求めれば、原発は経済的に成り立たない」-。福島の事故から学ぶべき最大級の教訓だ。
 欧米ではもはや常識化したその教訓を、原発を保有する日本の電力大手が、ようやく本格的に受け入れ始めたということか。
 3・11後、福島第一原発の六基を除き、日本原子力発電(原電)の敦賀1号機など、計六基の廃炉が決まっている。いずれも出力三十万~五十万キロワット台という小型の原発だった。
 原発の法定寿命は四十年。しかし原子力規制委員会の特別な審査を通れば、二十年の延長が可能というルールができた。
 ともに四十年を控えた関西電力大飯1、2号機の延命にかかる費用は、一基につき二千億円にも上る見通しという。
 両機の出力は、いずれも一一七・五万キロワットと大型だ。関電は認めていないが、それでも特別な審査のために費用をかけるメリットがないとの判断だろう。原発不採算時代の証しではないのだろうか。
 世界一の原発大国米国では昨年秋、二十年ぶりに新設の原発が稼働した。ワッツバー原発2号機だ。一九七三年着工、七九年スリーマイル島原発事故が世論の批判を浴びて規制基準が強化され、八五年に工事が中断された。
 温暖化対策重視のオバマ政権下で原子力の見直し論が浮上し、二〇〇八年に工事を再開、ようやく操業にこぎ着けた。
 しかし、3・11後のさらなる規制強化とシェールガスの普及による天然ガスの値下がりで、新設の機運は大きく広がらない。
 欧州でもしかり。フィンランドのオルキルオト原発3号機の事業費は当初の三倍以上に膨らんで、受注した世界最大の原子力企業アレバ社を経営危機に追い込んだ。
 原発はもはや、安いどころか、割に合わない事業になった。一方で、再生可能エネルギーは世界中の投資を集め、価格破壊が進む。
 老朽原発を廃炉にしても、福島の事故の後始末ができない限り、世論は新増設を許すまい。
 これを機に大手電力も世界の流れにのり、再生可能エネルギーへの転換を加速させるべきである。立地地域の雇用に配慮しながら、関電はその先頭に立つべきだ。 


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12月22日(金)のつぶやき

2017-12-23 02:05:43 | 花/美しいもの
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透明化進むLPガス料金 国が指針、省令も改正/しっとりおいしい富有柿の干し柿/防草シートの敷きなおし

2017-12-22 21:11:35 | ほん/新聞/ニュース
庭に敷いてある防草シートに水がたまるようになったので、
敷きなおしてもらうことにしました。
ていねいにシートを外して、低いところに砂を入れていきます。

高さを調節して砂をならしてシートを敷きなおします。


手前はコンクリートですが、シートの部分は土なので、
配送の車が入ってきて方向転換などで侵入することがあって、シートが破れてきました。

ここもていねいにシートを外して凹んだ所にコンパネを入れて、破れた部分を張り替え、
「車は進入禁止」とわかるようにブロックを置きました。

庭も通路も、とてもきれいになって気持ちがよいです。
  

10日ほど前から干していた富有柿の干し柿ができました。
しっとりして甘くておいしいです。

10個以上むいたのですが、乾燥したらこんなに小さくなりました。
その分、美味しさがギュッと濃縮されています。


新旧のパソコンの移行は、ともちゃんが作業しててくれたのですが、
メールを送受信するアウトルックだけはうまくいかず、
やっときょうの午後に移行しました。

前のPCにあるトレイからメールを全部引き継いでいないので、
まだ電話帳も映していません。
とはいえ、届いたメールに返信はできるので、
新PCでメールの送受信をしています。

今日のブログも新PCで作成。
画像ソフトは長年使い慣れたものが使えないので画像だけ旧PCでアップロードして、、
オリンパスとニコンのソフトをインストールして、これから覚えます。、

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ところで、
21日の中日新聞生活面は、砂本紅年さんの、
「透明化進むLPガス料金 国が指針、省令も」の記事。
「LPガスはもともと料金の規制がなく、自由に設定可能。
都市ガスに比べ料金が高い傾向」ということ、知りませんでした。

  透明化進むLPガス料金 国が指針、省令も改正  
2017年12月21日 中日新聞

 全国の総世帯の約四割が利用しているLPガス。自由に価格設定できることもあり、料金の不透明性が長く指摘されてきた。国は今年に入り、料金の透明化に向けた指針の施行や省令改正などを進めた。業者に対し、請求書に料金の内訳を明記するよう義務付けたほか、ホームページ(HP)などで料金を公開するよう求めた。消費者団体などは「これまで要望してきたことが盛り込まれた。一歩進んだ」と評価している。

 「ガス料金が高すぎる」。東京都町田市の消費生活センターに昨春、大学一年の息子を持つ母親から相談が寄せられた。

 息子は練馬区の自宅から同市の賃貸アパートに引っ越したばかり。アパートはLPガスだった。母親は「息子はほとんどガスを使っていないのに、請求額は月約八千円。自宅は都市ガスだが、夫ともう一人の子どもの三人で暮らしていても月五千~六千円。おかしい」と怒った。

 都市ガスは今年四月の小売り事業自由化以前、料金設定に国の認可が必要だった。一方、LPガスはもともと料金の規制がなく、自由に設定可能。都市ガスに比べ料金が高い傾向があり、各地の消費相談窓口には、「請求書に内訳の記載がなく、単価が不明」「値上げが半年で三回もあり納得できない」など苦情が絶えなかった。

 前出の学生の母親は「家賃が安いと思って契約したら、ガス代が高かった」と話した。このケースでの料金内訳は不明だが、建物を建てる時、LPガス販売業者が家主らとの合意で、給湯器など付随設備の設置費用を負担。その費用を毎月のガス料金に上乗せした結果、料金が高くなったと考えられる。

 LPガスの原料はここ数年、輸入価格や国内卸売価格が下がっている。一方、小売価格の下落幅は小さく、料金が高止まりしているとの指摘もある。請求書は業者によってまちまちで、基本料金の記載がなかったり内訳がなかったりするケースも目立つ。

 電力、都市ガスと小売り事業が自由化される中、資源エネルギー庁は今年二月、LPガスの料金透明化に向け指針を施行。六月には関係省令などを改正した。

 HPなどで前もって料金を公開する業者が少なかったため、消費者は業者選びがしにくく、業者間の競争も働きにくかった。指針では、自社の標準的な料金メニューや平均的な料金例などをHPや店頭に示すことなどを求めた。

 アパートでは、家主が選んだ販売業者から切り替えるのは難しく、ガス料金に設備費用が含まれるケースもある。今回の省令などの改正では、契約時に交わす書面や請求書などに設備費用のことを明記することや、基本料金と従量料金など内訳を明記し顧客に算定方法が分かる形で請求することを義務づけた。

 全国のLPガス業者数は一万九千弱。HPがない零細企業も多い。業者でつくる「全国LPガス協会」の担当者は「多くは一定地域で昔から商売し、山間へき地や離島にも供給している」として、都市部で効率的に経営できる都市ガスより料金が高くなることもあると説明。一方で、指針などに示されたように料金の問い合わせなどには、消費者目線で説明できるよう業者に周知徹底を図っているとする。

 エネルギー問題に詳しい消費生活アドバイザーの林弘美さんは「入居予定の物件がLPガスの場合、業者を教えてもらい、料金を確認してから契約して」と話している。
 (砂本紅年)


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12月21日(木)のつぶやき

2017-12-22 02:05:23 | 花/美しいもの
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