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山形市の西方の高山は白鷹山である。その北隣に西黒森山がある。標高840m、決して高い山ではないが、冬の里山歩きには丁度いい。積雪はけっこうあってカンジキ使用は不可欠だ。里山とはいえ、登りの勾配はきつい。急勾配の雪道を1時間半ほどで頂上に着く。頂上から山辺畑谷の集落が箱庭のように見える。840mから500mほど下を見るが、これこそバードアイだ。飛びながら俯瞰して下を見る鳥の目にはこんな景色が広がっている。
寒雀揺らるる枝を啄ばめる 草堂
頂上付近の尾根筋に吹く風が冷たい。急峻な登りのラッセルで汗をかいたので、下着が湿気を外に出す前に冷えるために体温が急速に奪われる。写真を撮る時間だけ確保して、行動食を大急ぎに口に入れて下山する。下山では斜面の勾配が確認できるので、こんな勾配をよく登ったものと思いながら下る。下りに使う足の筋肉に伝わる重力も重いのですぐに体温が回復する。
この雪の中で撮る写真は貴重だ。普段の生活ではありえないシャッターチャンスが得られる。できれば撮影の技術がもう少し向上すればと思う。
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