気温-2℃、瀧山山頂では-5℃は記録したものと思われる。尾根に沿っている夏道は写真のような大きな雪庇がせり出している。この雪庇の左にコースを取って慎重に登る。雪の状態はぬかるほどでなく、氷ってもいない。カンジキで一番歩きやすい状況だ。尾根筋では多少の風を感じるが、少し汗ばむくらいで快適である。ただ惜しいことは、抜けるような青空でないことだけ。蔵王全山が見えるが、pm2.5の影響もあって少し霞んでいる。写真が思っていたようにきれいに写ってくれない。
雪嶺の歯向ふ天のやさしさよ 松本たかし
瀧山はかつて噴火した火口の外輪山である。そのために尾根は痩せて、雪庇がつきやすい。毎朝、家からこの山を仰ぎ見るが、この尾根に足を踏み入れて初めて、山溶が実感できる。GPSを持つと、雪の上でも夏道が確認できる。写真には撮れなかったが、蔵王山の全容が大きく広がる。北にある雁戸山、山形神室もその険しい山容を誇っている。今日に山行は男性のみ4名。雪のなか4時間半の快適な登山であった。
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