常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

キヌア

2014年09月04日 | 日記


健康を意識してか雑穀がブームになっている。麦はもちろんだが、キビ、アワ、ヒエなどを米に混ぜて食べることが、特に若い女性の間で盛んなようだ。我々の世代では、主食である米が不足したために、増量の手段としていわば負のイメージで食べられたのだが、昨今では雑穀を食べることがおしゃれな習慣としてブームになっている。もちろん、米に不足しているたんぱく質やミネラルを補う栄養源として魅力のある食品であることは間違いない。

雑穀ブームのなかで最近脚光を浴びているのがキヌアだ。南米コロンビアからボリビアにかけてのアンデス山脈が原産地で、野生のキヌアは5000年以上も前から食品として利用されてきた。キヌアに含まれるミネラルは驚異的である。キヌア100g中に、カルシウム47mg、鉄分4.6mg、カリウム563mg、マグネシウム197mg、リン457mg、亜鉛3.1mgという具合である。このブームを反映してか、近くのスーパーの売り場でキヌアが置かれるようになった。150g入りの小袋で、300円とやや高いが、少量を白米に混ぜて炊くためわが家でも購入した。

2013年をキヌア年として国際的な需要を喚起した結果注目されたが、まだ生産量が少なく価格が高騰し、生産地で食べられないという皮肉な結果を引き起こした。一時的なブームに終わるのでなく、その栄養価に注目して世界中で消費できる食品に定着することを望む。


日記・雑談 ブログランキングへ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

南瓜

2014年09月04日 | 農作業


3本植えた坊ちゃん南瓜の収穫を終えた。小さな片手に入るほどの可愛いものだが、食べてみるとどうして甘くホクホクしていてとても美味しい。植えっぱなしで手間もかからないので、来年はもう少し本数を増やしてもよいかも知れない。

歳時記の南瓜の項を開けば、ぼうぶら正しい名とある。これはポルトガル語のアボウブラ(瓜)の上略であるらしい。南瓜の伝来は、長崎から入ってきたものが稀に農家の畑に植えられたが、滅多に見かけないので、毒物だと言って食べない人もいた。だがこの小さな種が少しづつ広がりオランダ人や唐人が好んだので売って生計の足しにされた。

南瓜をカボチャと呼ぶのは、この産地のカンボジアから長崎に渡ってきたものであるからだ。南瓜と一緒に渡来したものには、茄子、西瓜、玉瓜、冬瓜などがあり、タバコを吸うキセル用のラオ竹もそこの産である。ちなみにキセルというのもカンボジア語である。我々の食が、こうした地域から到来し、豊かになっていったことに注目したい。

もの言へば南瓜ころがして人みしり 中村 汀女



クレマチスは欧米原産、中国産のテッセン、日本原産のカザグルマなどを交配してできたものである。花期も長く5月から10月ころまで見ることができる。


家庭菜園 ブログランキングへ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする