常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

蕎麦の花

2014年09月05日 | 


借りている畑の蕎麦の花が咲いた。蕎麦の花は山で田んぼを作るのに適さないところを開いて栽培されてきた。だから、山の景色と初秋に咲く蕎麦の花はしっくりと似合っている。俳句にも「遠山の奥の山見ゆ蕎麦の花 水原秋桜子」などと、山の景色の点景として詠まれてきた。ところが近年、米の生産調整で休耕田となる田んぼに蕎麦が栽培されえるケースが増えている。町に近い畑で蕎麦の花が見られるようになった。

山畠やそばの白さもぞっとする 一茶

蕎麦の花を信州の雪景色に重ねてみたのは小林一茶である。一茶が晩年を過ごしたのは、信濃も奥信濃、黒姫山の麓である。11月になると白いものがちらちらするが、土地の人は「ろくでもないものが降りやがる」と言って雪を憎んだ。それほど、一茶の時代の人にとって雪は暮らしの大きな足かせになっていた。



蕎麦の花は近づいて見ると美しい。茎に朱の色を持つが、白い花のなかにピンクの花が混じっている。蕎麦の花には香りもあって、夜ともなるとほのぼのとした白さが畑のなかに浮き上がって風情がある。大根と青菜の種をまき、ブロッコリーの苗を植えつけた。9月初旬、秋の訪れは早い。


日記・雑談 ブログランキングへ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする