常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

孔雀サボテン

2015年04月07日 | 日記


孔雀サボテンの大輪が咲いた。義母の寝ているベットに鉢を持って行くと、「立派だー」と感嘆の言葉が出た。同じ仲間の月下美人の花は、白で気品に溢れているが、孔雀サボテンはさらに豪華な雰囲気を漂わせている。孔雀サボテンと命名されたのは、さもありなんと思う。赤い花に比べても、この花の豪華さは見れば納得できる。この花の原産地は南アメリカで、英名はオーキッドカクタス、つまり蘭のようなサボテンという意味である。

花の株によるコミュニケーションは、この地方だけのものでないかも知れない。ただ、この孔雀サボテンも、ベランダに置いてある赤花の孔雀サボテン、それから今は無い月下美人も、みんな知人からもらった鉢ばかりである。なかには、鉢だけを残して、亡くなった人もいる。そんな花を見るにつけ、贈ってくれた人の顔が花に重なって思い出される。一番好きな花の株を、知人の庭に植えてもらうという風習は、いつまでも続けたい古きよき習わしである。

コメント (2)
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