今年のアマリリスは去年に比べて開花がひと月ほど早い。花茎が2本、一本目には4つの蕾を持った。やはり3月の気温が高かったために早いのか、あるいは昨年4月の気温が低かったために遅かったのか。いづれにしても、花の咲く時期は今年は早いようだ。アマリリスは球根を持つ多年草で、鉢のなかで鱗茎が年々肥大しているので、花茎も二本になり、その脇に小さな芽が出てきた。
もう亡くなった妻の友人からいただいた鉢だが、元気に花を咲かせているアマリリスを見て、天国の友人も喜んでいるに違いない。アマリリスはヒガンバナ科の植物で原産地はアフリカ、メキシコ。日本にはすでに江戸時代に渡来して、ジャガタラズイセンなどと呼ばれた。花の色は多種類があるらしいが我が家ではオレンジ色である。
温室(むろ)ぬくし女王のごときアマリリス 杉田 久女