常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

曼珠沙華(ひがんばな)

2019年09月26日 | 

「曼珠沙華」・常森寿子

秋彼岸が過ぎて、あちこちで曼殊沙華が見られるようになった。この花は、桜などは反対に北の国から咲き始まり、南下しながら咲いていく。関東以西では、彼岸のころに咲くので、彼岸花と呼ばれる。マンジュシャゲというのは、サンスクリット語で音をそのまま写している。仏教に関係していて、天の花という意味である。この花には、地方によって様々な呼び方がある。少し紹介すると、ユウレイバナ、シタマガリ、シビトバナ、ステゴバナ、テンガイバナ、ハミズハナミズ等々、名前からして嫌われもの、縁起でもない花のイメージがある。

シタマガリなどというのは、球根が苦く、口に入れると舌が曲がる、という意味である。しかし、江戸の学者、貝原益軒は球根には多量の澱粉が含まれているので、飢饉のときの救荒植物として植えることを奨励したという。また、今日では一面に植えた花を愛でる、花の名所として観光客を呼ぶところも多い。埼玉県布着田曼殊沙華公園、愛知県矢勝川堤、埼玉県の権現堂などだ。ここ山形県では、寒河江の慈恩寺、山形の霞城公園でも見られる。白秋の歌詞にもあるが、真紅の花は恐ろしい感じもするが、なかに白花のものもあり、こちらは清楚な感じだ。

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