よく行く散策路に親水公園というものがある。これは国交省が始めた事業で、街に流れる小さな川を埋め立て土管で流し、公園のなかに土管で流れる水を、コンクリートでデザインされた水路に流して、その脇に花や木を植えて水に親しみながら、散策を楽しいものしようとする新しい形式の公園である。近所にある大坊川親水公園はさ2㌔ほどのかっての川の形をしたもので、サラサラという水の音が聞こえ、四季の花が咲き、ムクドリなどが餌を探しにやってくる。何より、家族づれの人が数人来るていどなので、ウォーキングにはもってこい環境である。ただ、犬を連れた人が以外に多く、見なれない大きな犬に会うと少し怖い。
この公園は上り詰めると、国道13号に行きあたりそこで終わりになっている。そこには桜の木やマンサクの木があるが、木のしたにシロツメクサが植えられている。いま時期は丁度花が咲いて、何とも懐かしい光景が広がっている。私が生れた北海道では酪農家も多く、その飼料とするためにクローバー畑があった。ムラサキツメクサもシロツメクサもあった。子どものころ四つ葉のクローバーを見つけると、運が開けるという話があって、子どもたちは夢中で探したものだ。女の子たちは花を集めて、花冠やネックレスを作って遊んでいた。
クローバーの野やうきうきと衣の裾 柴田白葉女
親水公園は、少し勾配があり、道は川の形に曲がっていたりする。車も通らないので、夕方の散歩にちょうどいい。勢能先生のインターバル速歩も、2往復ぐらいで十分に可能だ。山の仲間で一万歩を歩く人が私を含めて3人いる。昨日会ったSさんも3月の筑波山以来、ずっと継続中であるという。万歩計で1万歩になるまで、家に帰らないと話していた。足の筋肉を鍛えることで成人病を予防することができる。