昨日、春の嵐が吹き荒れた。10分ほどの距離にあるスーパーまで、キュウリを買いに行ったのだが、強風が100円ショップの傘の骨を直撃し、バラバラになってしまった。道を歩いていて、何か風に吹かれたものが飛んでこないかと恐怖さえ感じた。幸い、山で着るフード付きのヤッケを着ていたので、フードで頭を包み、ほうほうの態で用をたした。
この頃、今の自分に大事なことに関心を寄せることが多くなった。一日ひとつでも、そのことを掘り下げて、記憶に刻んでいきたい。最近食べる機会が増えた果物にアボガドがある。行きつけの業務スーパーにお手頃の在庫があるせいかも知れない。果実にしては、珍しく脂肪を含んでいる。この脂肪は不飽和脂肪酸を主体とするもので、オメガ9と呼ばれるものだ。これは悪玉コレステロールを減らす働きがあることで知られている。アボガドの固い皮が、この脂肪を変質させることなく、フレッシュに保たれているのがうれしい。
食べ方としては、種を除いて切った果肉に、レモンを丸ごと一個絞って駆け回すだけで美味しく食べられる。サラダに加えることで、野菜が主役の一品が食卓に乗る。レモンは、皮の部分までしっかり絞ることで、おいしく栄養にすぐれたジュースになることを、最近NHKの「試してガッテン」で教わった。