３年目の浮気

わたしの初めてのデジタル一眼レフを
清水の舞台から飛び降りたつもりで購入したのは３年前。
「わたしは生涯、このカメラで行く」と宣言した時、
「そんなこと言ってても、また欲しくなるよ」と
カメラフェチの元上司に鼻で笑われながらも、
絶対浮気なんかしない、と心に誓ったはずなのに。

元上司の予言通り、しちゃいました、浮気。
しかも、買うつもりはなかったのに、衝動的に。
浮気相手は、最初に買った機種の後に出た、
若くてういういしい、同じシリーズの下位機種。

最初の機種は、機能も豊富でお値段も高く、
キムタクがＣＭしてたりしたけど、重いのが難点。
今回の下位機種は、機能は簡略化されているけれど
お値段はうんと安く、何より軽くて小さくて。

今日早速、バッグに無理やり押し込んで出勤し、
バカちょんモードで、しかも大急ぎで、だったけど、
早朝の満開間近の「わたしの桜」を、初撮影。



一眼レフのシャッターを切る感触は、やっぱり好き。
腕前が下手なのは、この際棚に上げておくとして、
桜の質感や表情、繊細な光の陰影や、背景のボケ具合等も、
一眼レフで撮った感じのほうが、やっぱり好き。

腱鞘炎になって以降、一眼レフは自宅用だったけど
この一回り小さな浮気相手は
一緒にあちこち連れまわって、楽しめそう。