ねことわたしのやわらかな日々

17年一緒に暮らした愛猫を亡くしましたが、日々のささやかな幸せを、
手のひらで温めて暮らしています。

一万本の花束

2009年12月06日 21時17分00秒 | 音楽・アート
1年間、待ちに待った「1万人の第九」本番の朝は
少し肌寒いものの、清々しく晴れわたる青い空。
わたしも6時に起きて、歓喜の舞台となる会場へ。



午前中のリハーサルは、昨日よりも更に一体感が増し、
本番はそれより更に、ひとつになった感じで、
何かを突き抜けたような、胸が震えるような手ごたえ。
わたしも臨戦態勢の形相だったところも、笑顔で歌えたし、
歌の意味も、かみしめながら歌えるようにもなれた。

改善の余地は、まだ数えられないくらいあるけれど、
それはまた、来年以降の課題に取っておくとして。
一生懸命わたしなりに、2年目に咲かせられた小さな花。
そのことが嬉しく、そして、ただただ幸せ。

マッキーの歌に泣き、第九の感動に泣き、
隣で泣いている友達につられて、また泣き、
完全燃焼のよろこびの余韻は、今も胸に。

歌わなくても、ひとは生きていけるけれど
歌があれば、もっとしあわせになれるみたい。
歌うことの喜びが、歌うほどにからだからあふれてきて、
ああ生きているって素晴らしい、と素直に思える。
1万人で歌うという、無謀にも思えるプロジェクトだけど
1万本の花が、今日は会場いっぱいに咲きました。

来年ももし、帰ってくることが出来たなら
もう一回り大きな花を咲かせることが出来ますように。
そして音楽のあるこの世界に、心からの感謝と祝福を。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする