フランス語も第九も一段落し、地上に戻ってきたので
今日は朝から、1ヶ月半ぶりに実家の父母の元へ。
故郷の山々は、すっかり初冬の装い。
父の病室では、みなさんお休み中だったので
これまで照れくさくて言えずにいた、
たくさんの感謝の言葉を、ようやく父に。
「あーりあーとなあー(ありがとうなあ)」と
ひとことずつ搾り出すように言いながら涙する父。
伝えられて、良かった。
伝えるのに間に合って、良かった。
家計が一番苦しい時に、私立の大学に行かせてくれた親。
大反対しながらも、結局アメリカ留学までさせてくれた親。
経済的に裕福ではなくても、愛情には不自由なく育てられたから
わたしは、自分も人も人生も愛も、信じられる人間になれた。
そのことへの感謝を、これまで言葉に出来ずにいたから。
恩に報いようにも、実際出来ることはほんのわずか。
でも例えわずかでも、出来ることをしていかないと
自分が悔いを残すことになりそうで。
実際にこうして、実家に足を運ぶこともそうだけど、
街で見かけるお年寄りに、前より親切にするようになったかも。
電車で席を譲れば、誰かがどこかで母に席を譲ってくれそうで。
階段で苦労しているお年寄りの荷物を持ってあげれば、
誰かがどこかで、親に手を貸してくれる気がして。
情けはひとのためならず作戦、というか
ペイ・フォワード作戦、というか・・・
それは結局、祈りのようなものでしかないけれども。
今日は朝から、1ヶ月半ぶりに実家の父母の元へ。
故郷の山々は、すっかり初冬の装い。
父の病室では、みなさんお休み中だったので
これまで照れくさくて言えずにいた、
たくさんの感謝の言葉を、ようやく父に。
「あーりあーとなあー(ありがとうなあ)」と
ひとことずつ搾り出すように言いながら涙する父。
伝えられて、良かった。
伝えるのに間に合って、良かった。
家計が一番苦しい時に、私立の大学に行かせてくれた親。
大反対しながらも、結局アメリカ留学までさせてくれた親。
経済的に裕福ではなくても、愛情には不自由なく育てられたから
わたしは、自分も人も人生も愛も、信じられる人間になれた。
そのことへの感謝を、これまで言葉に出来ずにいたから。
(実家の近くで咲いていた、寒椿)
遠く離れて暮らすわたしには恩に報いようにも、実際出来ることはほんのわずか。
でも例えわずかでも、出来ることをしていかないと
自分が悔いを残すことになりそうで。
実際にこうして、実家に足を運ぶこともそうだけど、
街で見かけるお年寄りに、前より親切にするようになったかも。
電車で席を譲れば、誰かがどこかで母に席を譲ってくれそうで。
階段で苦労しているお年寄りの荷物を持ってあげれば、
誰かがどこかで、親に手を貸してくれる気がして。
情けはひとのためならず作戦、というか
ペイ・フォワード作戦、というか・・・
それは結局、祈りのようなものでしかないけれども。