ストローバレイ家の介護奮闘記

90→→92歳の母を支える4姉妹の泣き笑い奮闘記・・とその後

「爪切り事件」無罪判決と母の思い出

2010-09-21 20:07:52 | 福祉
               
   伊豆の庭の栗が沢山実をつけています。来月には収穫できるかな?

2007年に北九州の病院で認知症の入院患者2人の足の爪を切除してけがをさせたと傷害罪に問われ、福岡地裁で執行猶予付き有罪判決が出されていた看護師さんに対し、9月16日の福岡高裁控訴審判決で「看護行為と認められる」と無罪が言い渡されました。

それを伝える新聞記事の中で、「高齢者の足の爪には様々なトラブルがあって手入れが難しい」という解説がありましたが、それを読みながら晩年の母の足爪、特に親指の爪が分厚く盛り上がり、切るのがとても難しかったこと、去年の9月にじょくそうや手足末端の壊死が始まった時からは、足の爪切りは私たちの手に負えなくなったことを思い出しました。

以来足の爪切りは訪問看護師さんかデイサービスの看護師さんにやっていただいたのですが、ある日母が昼寝をしたいというので、母を椅子からベッドに移動する介助をしている最中に、よろめいて親指爪先付近を踏んでしまい、血がドバッと出たことがありました。

看護師さんに電話をするとすぐに飛んで来て下さって、「誰かが踏んじゃったんですか~?」と笑いながら手当てをして下さって、事なきを得ましたが、家族だから母に「ごめんね」と言って済ませられた話ですが、病院や介護施設のできごとだったら、責任問題とかで大事(おおごと)になっていたかもしれません。

看護師さんの裁判の記事を読みながら、母のことを思い出しつつ、介護現場に携わっている方たちの献身的なご尽力やご苦労を改めて思い返しました。(三女)
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