
4月から始まって大人気のNHKテレビドラマ「あまちゃん」。
能年玲奈ちゃん演じる天野アキの可愛らしさ、小泉今日子の「地のまま?」と思わせる春子の負けず嫌いに隠された純情さ、宮本信子演じる夏ばっぱの深~い味わい、と夫々に魅力全開。他にも太巻さん(古田新太)、鈴鹿さん(薬師丸ひろ子)、水口さん(松田隆平)など癖の強いキャラクターや、北三陸の地元の人たちを演じる個性豊かな俳優さん達がそろっていて、彼等の演技を見ているだけで毎朝愉快な気分になります。
Kによれば、若い人たちの間でもツイッターなどで盛り上っていて、若者たちには若き日の春子役の有村架純、ユイちゃん役の橋元愛、種市先輩役の福士蒼太なども評判とのこと。今頃になってKもチョイ見しているようです。


9月に入ってからは、あの東日本大震災後のシーンに入りました。震災から3ヵ月後に北三陸に戻ったアキが、駅で出迎える地元の人たちの姿を見つけたシーン。海岸に出て、変わり果てた景色に呆然と見入るシーン。その表情の本物振りに、見ていて胸がつまりました。

それでも、このドラマでは関係者の中に一人も犠牲者がでなかったという設定で、今日の回では、夏ばっぱを始めとする海女たちは、今度の海開きに備えて潜りを再開していました。
「夏ばっぱ、何で潜るの?」「何でって、おもしれえからさ」という逞しさ、海岸で大笑いする海女たちの明るさ、大らかさが、現実に傷ついた東北地方の人たちへの、嫌味の無い温かな応援になっているようで、気持ちが救われました。
今日で最終回でも良いようなストーリー展開で、この後どうやって話を持たせるのかな?という疑問が湧かなくもありませんが、引き続きあと3週間ほど、楽しませてもらおうと思っています。
もうすぐ終ってしまうということで、若い人たちの間には、「ペットロス」ならぬ「あまちゃんロス」という言葉も出始めているということですが、流石にそこまではね~。(しっかりしろよ、若者たち!)三女
