
安倍総理はIOC招致委員会で「汚染水の影響は原発の港湾内の0.3平方キロメートル範囲内で完全にブロックされている」「抜本解決に向けたプログラムを私が責任を持って決定し、実行していく」と胸を張って宣言し、結果、2020年東京開催が決まりましたが、「やるやる詐欺じゃないの?」「福島は置き去りにされてしまうんじゃないの?」という疑念が拭えません。
そんな思いを抱えていた昨日(9月11日)、経産省前「てんと広場」で「汚染水の太平洋へのたれ流し」に抗議する集会があることを知って、「政府も、皆も福島のことを忘れないで~!」という気持ちを私も示したいと思い、友人と参加しました。
3時に着いた時には、経産省前にざっと見200人位の人が集っていて、ほどなく集会は始まりました。原発施設を持つ泊、伊方、若狭、川内の代表者の現状報告の後、福島県双葉町の女性の訴えがありました。
「オリンピックが決まった時、悔しくて悲しくて涙が止まりませんでした。」「私達はこんなに苦しんでいる。国会議員の先生たちがオリンピックのように一丸になってくれていたら放射能対策も避難ももっと早くできていたのに。」「福島から250キロ離れているから東京は安心、という言葉に泣きたくなります。」
被災地の血のにじむような訴えに、胸をえぐられる思いがしました。この現実が総理の意識から「完全にブロック」されていませんように!

言葉による訴えの他にも、「イマジン」をフラダンスで美しく踊る人や、

いつもの「かんしょ踊り」で怒りのコブシを突き上げる福島の女性達など、夫々の形で訴えは続きました。
私と友人は、前半の5時までで失礼しましたが、YouTubeなどを見てみると6時頃には350人位が集ったようです。最後は「怒りのヒューマンチェーン」で経産省を取り囲む予定になっていましたが、上手く囲めたでしょうか。
安倍総理が世界に向けて宣言したように、汚染水流出をすぐにも止め、福島原発の事故を早期に収束させるように、政府には全力を尽くして貰いたいと切に願っています。(三女)
