昨日は、東京都美術館で開催中の「モネ展」に行ってきました。
今回の「売り」は、何と言っても「印象、日の出」です。モネといえば印象派の由来となったこの絵。何度も見ている気がしていましたが、実物を見るのは、実は今回が初めてだったと気付きました。
この絵を間近で見るために、長い列ができていましたが、私はやや遠目で見ることにしました。50x65センチの小さな絵ですが、小さいけれどくっきりと赤い太陽と、太陽に染まった湾全体の風景が美しく印象的(!)で、やはり存在感がありました。
こちらは、「雪の効果、日没」。1875年の作品です。写実的な気もしますが、音の無い静かな白い雪景色はやはりモネならでは、です。一年ほど前にオルセー美術館で見た「かささぎ」の静けさを思い出しました。
晩年はジヴェルニーに移って、そこで自宅の庭をモチーフに作画に励んだことは有名ですが、睡蓮は勿論、キスゲの花なども描いていたんですね。
そして、これ又有名ですが、「日本の橋」もシリーズ化して描いていて、ほとんど渾然とした色彩の組み合わと化している感もありますが、夫々に不思議な味わいがありました。
う~ん、やっぱりモネは良いな。20年ほど前2ヶ月ほどオルレアンに滞在した時に、ブーローニュの森近辺に行ったことはあるのですが、当時私は美術に余り関心が無く、マルモッタン美術館に行くという発想はありませでした。いつか又フランスに行く機会があったら、是非行って見たいと思います。
ところで、10月1日は「都民の日」。公立の学校はお休みだったようで、上野公園は子供達でいっぱい!子供向けのイベントも用意されていて、伸び伸びと楽しそうに遊ぶ子供達の姿に癒されました。生憎、展示を見終わった頃から雨になり、私たちは公園散策も諦めて早々に引き揚げたのですが、それでも束の間の命の洗濯となりました。(三女)