
2月2日に上野の東京文化会館で上演された藤原歌劇団公演のオペラ「リゴレット」を次女と観てきました。
『背中にこぶがあり、その体形から蔑まれ、笑われて生きてきたリゴレットは、生きる糧を得るために、宮廷で道化を演じている。
美しく若く、気まぐれなマントヴァ公爵の望みに瞬時に応じて、宮廷の者たちを物笑いの種にして彼を笑わせる機転は只者ではない。
娘を公爵に弄ばれたモンテローネ伯爵は、その怒りを嘲笑ったリゴレットに対し、「父親の悲しみを嘲笑うものは呪われよ!」と叫ぶ。
モンテローネの<呪い>による不幸は、やがてリゴレットの身に降りかかってくる。・・・』(作品解説より)

やがてリゴレットは、最愛の娘ジルダも又マントヴァ公爵に弄ばれたことを知り、殺し屋スパラフチーレを使って公爵を殺害すると誓うが、死体を入れた袋を見て公爵への復讐が叶ったと喝采を叫んだ直後に、公爵の楽し気な歌声が聞こえてきて、袋の中に居るのは瀕死の我が娘だと知り、絶望に突き落とされます。・・・
という、今でいうポリティカル・コレクトに反しそうな設定だし、(実際ヴェルディがこのオペラを作った当時、ヴェネツィアの検閲局と揉めたそうです)、人間の愚かさと不条理が齎す「悲劇」ではありますが、基本的に悪人や狡賢い人というのが居ない分、後味は悪くなく、作者のユーモアと温かい眼差しも感じられて、ストーリ展開自体楽しむことができました。

また、「麗しい人の名は Caro nome che il mio cor」や「女心の歌 La donna e mobile(風の中の羽根のように・・・)」など、聞き覚えのある好きなタイプの曲が沢山あって、今回出演の歌手たち(※)が、夫々に個性のある伸びやかな歌声を聞かせくれて、上質な音楽の楽しさを満喫させてもらいました。
(写真は1幕と2幕の間の休憩時。ワインを手に、さっき聞いたアリアを口ずさむの図)
(※リゴレット=上江隼人、マントヴァ公爵=村上敏明、ジルダ=光岡暁恵、スパラフチーレ=豊嶋祐壹、モンテローネ伯爵=村田孝高、他)

終演後は、次女と次女の友人Nさんと3人で飲める場所を求め、良い音楽に触れた心地よさを胸に、上野公園を不忍口に向かって小散歩。


結局、手近な西郷会館地下の「銀座ライオン」に入って、ビールで乾杯!(次女と私はその後、柚子サワーに移行。)


ウィンナー、カキフライ、マッシュポテト、春野菜の天ぷら、ガーリックトーストなど、高カロリーの料理をたくさん食べ(ふ~苦しい)、2時間ほどおしゃべりを楽しみました。
次女の友人Nさんは、八十代後半とのことですが、とてもお元気で、音楽や絵画などの芸術にも、政治にも関心が深く、積極的に行動する、エネルギッシュで素敵な女性。お話していて楽しく、良い刺激を受けました。
こうして、オペラ鑑賞と飲み会+おしゃべりという、中身の濃い、充実した午後(~夜)のひと時は過ぎていきまた。
次女さん、Nさん、有難うございました!少々食べすぎでしたが、当日夜のお腹の具合は大丈夫でしたか?(三女)
