
今日(6日)も山には雪が降り、白州には風花が舞っています。
この冬は特に今年に入ってから本当に寒く、1月末にはストーブ用の薪があと僅かになったので、先日軽トラ1杯分の薪をまた購入しました。使う量を塩梅して追加無しで春まで持たせるつもりだったのに。

もっとも予定より早く無くなった原因は寒さだけでなく、昨年末のコロナ沈静期に暫く会えなかった友人達の来訪が重なり、張り切って薪ストーブ生活を楽しんでもらったことや、部屋を暖めることよりもストーブ上で料理を作るために必要以上にストーブを焚いたことにもあるのですが。


(4年前の御神渡り)
それにしても、諏訪湖の御神渡りの出現がほぼ絶望的だとか。立春前日の3日、1月5日以来毎日観測を続けていた八剣神社の宮司さんが、御神渡りが出現しない「明けの海」を宣言しました。
この間9回も全面結氷と認定され期待された時期もあったのですが、寒波が続かず強風の影響もあって毎回解氷してしまい、御神渡りに至らなかったようです。
楽しみにしていたのに無駄に寒い冬で終わりそうです。それならば早く暖かくな~れ!
<蛇足>
諏訪神社上社の建御名方命(男神)が下社の八坂刀売命(女神)のもとへ通った道筋とされる御神渡り。
八釼神社の宮司が出現を認定・記録し、その年の諸事を占うなど諏訪地方の古くからの信仰と深く結びついています。その一方で、自然現象として学術的意味もあるようです。(八釼神社は諏訪大社の摂社の1つ)

御神渡りの記録「御渡注進状扣」は神事を経て気象庁と宮内庁に提出されており、最古の公式記録は1397年に諏訪神社が(室町)幕府に報告した文書の控え。連続した記録は1443年から、若干の中断があるものの、現在に至っているとのこと。

この様な長期にわたる気象データは世界的にも珍しいことから、地球環境変化の貴重な資料となっており、近年、海外の研究者がこの難解な記録を解読して分析。
フィンランドのトルネ川の春の解氷時期についても1693年からほぼ連続する記録があり、御神渡りの記録と合わせ、「産業革命以来、結氷と解氷の時期は年々変化が大きくなっている。そして諏訪湖とフィンランドの双方で、毎年の結氷・解氷のリズムと、大気中の二酸化炭素濃度との関連が次第に強くなっていることが示唆される」と発表。(ネイチャーレポート2016年4月)
(Natureのレポートを紹介するNational Geographicの日本語版 :
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/042800158/)(四女)
