J.M.W.ターナー《コンウェイ城》(絵葉書)
渋谷Bunkamuraミュージアムで開催中の「巨匠たちの英国水彩画展」に、夫と一緒に行ってきました。
この美術展は、英国マンチェスター大学ウィットワース美術館が所蔵する英国の水彩画と素描のコレクションから、ターナーをはじめとする英国水彩画を代表する画家たちの作品、全157点が展示されています。
・・・と言っても、私には余り馴染みのない世界で、事前の期待としては、水彩画の繊細さ、柔らかさと、英国という国の落ち着いた雰囲気を味わえれば、という程度のものでした。(夫は、以前に出張で行った時に見た風景のイメージを、主に求めていたみたいです。)
そして実際、展示されているほとんどの作品は、ほぼ期待通りの雰囲気。中でもターナーの風景画は、地味な色調の、バランスの取れた作風で「これぞ、英国水彩画」と思わせられました。
アンドリュー・ニコル《北アイルランドの海岸に咲くヒナゲシクとダンルース城》(絵葉書)
その他に「旅行」「幻想」「ラファエル前派主義」「ヴィクトリア朝時代の水彩画」「自然」などのコーナーがありましたが、「自然」のコーナーにあったアンドリュー・ニコルのヒナゲシの絵は、珍しく赤い色が入った可憐で可愛らしい作品で、女性好みのせいか、とっつき易いせいか、お土産品コーナーで売られているバッグやペンケースなどの土産物にデザインとして使われていました。
1時間弱で展示を見終えた後、丁度昼時だったので、東急本店に入っているイタリアン・レストラン「タント・タント」に久々に行って、ピザとパスタの組み合わせランチを食べました。この店のピザやパスタはとても美味しくて、一時嵌っていたのですが、今日のピザ(マルゲリータ)もパスタ(アサリとシメジのぺペロンチーノ)も、相変わらず美味しかったです。(三女)