「ひらびったい・ひらびってー」は「平たい」の意。
例文1
「ひらびってー しろく でっけー さら」=「平たくて白く大きな皿」
「ひらびってー うどん て いやー きしめん だ ね」=「平たいうどんと言えばきしめんですね」
「そこ が ひらびったい やかん で おゆ を わかす」=「底が平たい薬缶でお湯を沸かす」
「ひらびってー さかな と いやー ひらめ や かれー だ ね」=「平たい魚といえば平目や鰈ですね」
「にわ に ひらびったい いし を いくつか おいて ふみいし に する」=「庭に平たい石を幾つか置いて踏み石にする」
「みずきり は なるったけ ひらびってー いし を みっけて なげると いいぞ」=「水切りはなるべく平たい石を見つけて投げると良いよ」
「えれー ひらびってー だんぼーるばこ だけんど なに が はいっていた はこ だい」=「とても平たいダンボール箱だけれども何が入っていた箱ですか」
「がびょう は ひらびってー えんばん の かたっぽー に みじけー はり が ついてる もん だじ」=「画鋲は平たい円盤の片方に短い針がついているものですよ」
例文2
父親 「もち つきあがったぞー。
のしだいのうえーのせるで はやくのばしとくりよ。」
母親 「あい そんじゃーのばすでねー。」
父親 「あんまし のばしすぎるなよ。
母親 「あい あい わかってるわねー。」
例文2の標準語(?)訳
父親 「餅がつきあがったよ。
のし台の上にのせるから 早く伸ばして下さいよ。」
母親 「ええ それでは伸ばしますねー。」
父親 「あんまり 伸ばし過ぎないようにして下さいよ。
伸ばし過ぎてしまうと 平たい薄い餅になってしまうから。」
母親 「はい はい 分かっていますよ。」
母親 「はい はい 分かっていますよ。」