Polepole Life new

びわ湖の湖南に在住。
亡きA.コッカーNOIRと山歩きを愛すシニアライフを綴ります。

冬の神戸へ。

2005-12-26 12:07:50 | 美術・絵画
 

 『アムステルダム国立美術館展』
(兵庫県美)に、出かけるつもりはあったのだけど、会期の
重なる神戸ファッション美術館の入館券が舞い込んで来た。

 「オランダ絵画の黄金時代・・・」 絵画が特権階級から豊かな
市民階級のものになってきたこの時代は、コンピューターの
近年の急速な一般家庭への普及とどこか似ている。
 公にむかって何かを発信するなんて大それたことを、個人が
日常的に出来るようになるなんて、子供の頃は想像も付かなかった。
 私って、時代の大きな節目に生きているのかも。

 絵画同様、手間と時間を掛けた上質の衣裳を見るのもかなり好き。
それは、残酷な貧富の格差の上に創られたものではあるけれど、
あんなに美しいものを作る人たちは、例えそれが分業の一部を担うに
すぎなくても、プライドを持って仕事をしていたのではないだろうか。

 初めて観た年代物の衣装展は1980年、京都国立近代美術館で
行なわれた『浪漫衣裳展』だった。千載一遇のチャンスに思えて、
どうしても観たくて、バイトと夜間のモード学園の間に名古屋から
新幹線に乗って京都に来た。あの頃のお財布の中身を考えると、
私にとってとんでもない贅沢で、「一途だったなぁ。」と若かった
自分がいじらしく思える。

 美術館のはしごはうれしい。神戸も久しぶり。
せっかくだから服や雑貨も見たいし、ステキな所で食事もしたい。
夫を連れまわして(引きづりまわしての方が的確表現かも)、
遊んでこよう。


 アムステルダム国立美術館展
 http://www.nikkei-events.jp/art/amsterdam.html
 神戸ファッション美術館
 http://www.fashionmuseum.or.jp/src/

 



 実は、数日前から私は「Hermit」ではなくなってしまいまして・・・。
この師走になって、お勤め人になりました。
 
 何もしない時間も大好きなのですが、外に出て少し頑張る緊張感も好きなので、お正月を前にしてちょっとシャッキリ気分です。
コメント (2)
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