
展示会チラシ&チケット
一月以上も前の話になりますが・・・
5/11
京都国立近代美術館
「パウル・クレー展 おわらないアトリエ」
・・・を、ドシャドシャの雨の中、
開催期間の終了間近にあわてて観てきました。
このところ、馴染み深い「ぽれぽれ精神」はいずこに?

展覧会チラシから
それにしても、
何故こうも、この展示会についてUPが遅れ、且つ
正直に言えば、ほとんど忘れかけていたのか?
興味を持てない展覧会ではなかった。
それどころか、志村ふくみにも関連して楽しみにしていたし
構成が展覧会タイトルが示すように、画家の制作過程を
のぞくようなモノになっているのも面白かった。
(覗く・・・といえば、実際のスイスのアトリエの復元もあったし。)
説明的要素が多いために、作品は小品が多かったという人もいたけれど
巨匠の習作・デッサンなどを観るのがもともと好きな私を
わくわくさせた。
けれど今、思い出して感想を書こうとして、いつもは稚拙に繰り返す
「アレがよかった。」「アレがすき。」が、浮ばない。
同行した夫さんは、「らしくないのばっかりだった。」と言っていた。
私は、よく解らないけれどすーっと違和感なく入ってくるものは
多かったけれど、なにかパワーとかショックとか、
胸を打たれたと言えるものが残らなかった。
今回、サポーターの仕事の展示解説の参考にしようと
絵の展覧会で始めて音声ガイドを借りてみた。
人の肩越しにキャプションを見ては、絵を観て・・・
という不便がなく楽に観覧できたのだけれど、アナログ人間の為
機械音と録音のペースに惑わされて、鑑賞に集中できなかった
感動の薄さは、その結果かもしれない。