
最多的中者になった射手と、大阪生まれのやんちゃ娘、めいちゃん。
06/05
近江神宮 流鏑馬 を、観て来ました。
平成2年、近江神宮御鎮座五十年式年大祭の
奉祝行事として催されて以来、毎年近江神宮では、
『 日本古式弓馬術協会 』により
武田流鎌倉派 の流鏑馬が行われています。

女性射手とアメリカ生まれの白馬、ジョン・ウェイン。
前もって「 やぶさめ教養講座 」に申し込んでいたので
近江神宮の流鏑馬の歴史・武田流の道統・和式場術の
修練や用具装束など、説明を受け、流鏑馬の
行事次第も知ってからの参加でいっそう興味深く、
楽しむことが出来ました。

奉行の打つ「 寄せの太鼓 」を合図に、射手・諸役集合。
行列も太鼓の音とともに進みますが・・・
驚いたことに、講座参加者もそれに参加。
前から写真を取って、急いで後列に。

奉行・射手・諸役は内拝殿に手一列横隊に跪座。
奉行は 天長地久に用いる鏑矢を奉納 し
天下泰平、五穀豊穣の願文を奉納、鏑矢を拝受します。
私達もついて内拝殿に進みますが、
後方で観ることが出来ませんでした。

講師も務められた協会理事 豊田重之氏は奉行として参加。
この方がもう少しお若い頃、騎乗で弓を引く姿が
長年、近江神宮流鏑馬のポスターになっていて、
まさに流鏑馬の顔です。
参道の橋の広場に行き、射手・諸役が並ぶ中で
奉行が「 五行の乗法 」乗馬して左まわり三回、右周りに二回
中央で正面に目礼して鏑矢を天と地に対して、弓につがえて
満月に引き国家の天壌無窮、五穀豊穣を祈願。
これが済むと行列は進みながら持ち場についていきます。
ここで私たちは、奉行の居る記録所近くの観覧席につきます。

騎射は、まず一尺八寸四方の檜の網代に白紙を張り
黒白赤黄青の五色で星を現わした的を使う
式の的が行われ・・・
一~三の的へと全速力でかけ抜き、
一人三回で、計九本の矢を射ます。
そして、うち七本以上的中した者のみが競射をします。

競射が終わると奉行が「止めの太鼓」をうち、
射手や諸役が集まります。
式の的を手にした最多的中者が、座っている奉行の
前に進み出て、奉行は開いた扇を通して的を見聞。
最後は「エイ・エイ・エイ」「オー!!」と
三回勝鬨をあげ、一連の流鏑馬神事が終わりました。
武田流のみなさんは、営利活動ではなく
ほぼ手弁当的なボランティア精神で
日本の伝統的文化の継承の為に活動してくださっています。
これからご覧になる方は、射手が的を外しても、
くれぐれも・・・
「切腹ー!」
・・・などと、ヤジを飛ばしたりなさりませんように。

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