㊨Shangri-la MIHO Museum通信
『銀地山水図屏風』
㊧㊤『倣王叔明山水図』
㊥『夜色楼台図』
㊦『奥の細道図(部分)』
与謝蕪村―翔けめぐる創意(おもい)―
会期 2008年3月15日(土)~6月8日(日)
俳諧・文人画、両方で個性的な作品を多く残した与謝蕪村の
残した書簡や絵画など147点が、長い期間中6期にわけて
入れ替えられ展示される。
私の印象に残った『梅花図』(弘経寺)および
『草花図』(茨城県歴史観)は、4月中旬までの展示なので
今の内に観ることが出来てよかった。
いきいきしたタッチは想像通りだったものの
繊細でどこか几帳面なほどの西洋的な写実を
感じたのが意外だった。
それは『梅花図』・『草花図』だけでなく、
上の山水画の水面の映り込みや岩肌
の表現などに感じたことなのだけれど
いったん、そう感じると
『夜色楼台図』のような作品でさえ
その屋根の数に窮屈なものを感じてしまう。
『春の海 終日のたりのたり哉 』
『菜の花や月は東に日は西に』
そんなのびやかな俳句のイメージに
つながらない蕪村がいる。
経歴を読んでも、書簡のキャプションを読んでも
なんだか迷路に迷い込んだように
その人となりのイメージが浮ばない。
絵も字もとても魅力的なのに
歯がゆさから、入り込めないまま各室を
通り抜けてしまった。
あー。
せめて字が何が書かれているのか
すべて読むことができたらなぁ。。。。
展示の説明書きが邪魔をする時と必要な時って微妙な気がします
ミュージアムには着物でおでかけしはったのかしら?
あとで京都着物特集?送りまーす
「花風香の湯」にも寄ったので洋服でした。
いつも至れり尽くせりのこの美術館なのに、
順路もわかりづらく、写真としては素敵ですが
私的には無用な、巨大パネルが蕪村の作品の合間にあって
蕪村の世界へ没頭する妨げになっているように
感じました。
京都きもの特集?楽しみですぅ。^^