裏千家兜門を模した門
格子窓の裏は、茶事の待合になっています。
2018.03.10
『美の滋賀』講座
滋賀の日本美術を応援する
―山元春挙と蘆花浅水荘―
講師:山下裕二氏
・・・というのに応募して受講してきました。
何しろ、会場がそのもの・・・
蘆花浅水荘(記恩時) だったので。
蘆花浅水荘を訪れるのは、4回目。
ここは当時全国的に人気を博していた画家が
自らデザイン。
6年をかけて創り上げただけあって、
庭や建物内の細部の調度に至るまで
とても魅力があります。
竹の間の窓:
今の季節、
梅と松が窓越しに見え「松竹梅」が揃います。
また、秋には・・・
障子を閉めると、丸く白い名月に竹のシルエットが
ススキのように浮かび、仲秋の名月の風情が。。。
二階の洋間:
暖炉やシャンデリア。
下には瀟洒な椅子とテーブル。
他と違うのは椅子は触らせてくれるし
座ってもいいという。
程よい硬さ・柔らかさに質の良さを感じます。
二階の広いアトリエの奥:
雪松図と左下葉回転する絵具入れの棚。
春挙のモダンで合理的な感性がうかがえる。
春挙は、当時は大変人気のあった
横山大観とも並び称される画家でしたが、
今現在知名度は高くありません。
春挙の代表作のいくつかに見られる
美しい色彩の堂々たる風景画は
私は実は苦手です。
・・・が、さらっとした絵や
晩年の雪松図、逆に蘆花浅水荘に大下絵のある
初期の出世作「法塵一掃」などはいいなぁと思う。
そしてこの蘆花浅水荘は水墨画に勝るとも劣らない
春挙の残した大傑作のように思います。
すきだなぁ。
こっそりと、一日竹の間で過ごす自分を妄想。。。
過去記事
http://ivory.ap.teacup.com/applet/nukunuku/20130414/archive
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