JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

口直しがあります IL CONCERTO PERFETTO / Bosso Sellani

2009-05-11 22:19:52 | 聞いてますCDいいと思う


Fabrizio Bossoのデュオアルバムはなかなか面白と思っていましたが、Salisとの新作では困りました。
BossoはピアニストのRenato Sellaniと2002年にガーシュインの今日をデュオで録音していて、その思い出が良かったのか、2006年に再び二人でコンサートを行ったようです。
その録音がこのアルバムで、そういえばSalisさんと対極のピアノで実にとても落ち着いた演奏です。
1曲目バッソとセラーニの曲は、二人の魅力をよく見せるスウィンギングな曲で始まります。
2曲目イタリアの曲をぼボッソがソフトながらストレートに吹くコンサートの雰囲気を決定つける一曲です。
3曲目、“枯葉”ペットでこのように吹いて欲しいと思う吹き方、メロディ、ボッソはこうあって欲しいと思うのです。
4曲目は“Over The Rainbow ”、これは朗々と吹きますが、コンサートに対しての選曲でしょう、ちょっとオーバーな表現もあります。
5曲目、ミュートをつけた“There's No Greater Love ”は軽快な演奏でいかにもコンサートの間という感じです。
6曲目はセラーニのソロ、うまいといえばもっと別の選択があるのでしょうが、ここはコンサート、この二人が舞台にいることが大切なのでしょう。
7曲目は華やかのイタリアの曲、イタリアのその場所でのコンサートだからの選曲が続きます。
奏者2人から聴衆も少し年上でしょうか、落ち着いた雰囲気で、イタリアの曲とJAZZを楽しんでいる感じです。
8曲目もイタリアの映画音楽“ウ・キ・セラ”ミュートの哀愁ある演奏でイタリアでのコンサートというのが心を和ませます。
この後はおなじみのjazzナンバーですが、いかにもやさしい曲のつらなりです。
9曲目“The Nearness Of You ”は翌年Blue Noteデヴューするアルバム「You've Changed」の一曲目ですし、10曲目も11曲目なんとSalisさんともデュオするBossoの愛吹歌なのでしょう。
イタリアの歌謡を挟んでJAZZもきかせ、なおイタリアの巨匠を敬愛するコンサート模様でしたが、さすが2人、リラックスしながらなおざりでない演奏で、とてもいい雰囲気な心温まる感じでした。
昨日との2枚どっちを投票するか、まるで別の価値観で比較になりませんが、口直しという意味ではすばらしい一枚でした。

 IL CONCERTO PERFETTO / Bosso Sellani

Fabrizio Bosso trumpet,Flugelhone
Renato Sellani piano

1. Our Blues
2. Roma Nun Fa La Stupida Stasera
3. Mi Sono Innamorato Di Te Into Autumn Leaves
4. Over The Rainbow
5. There's No Greater Love
6. La Musica E'fenita
7. Demenica E'sempre Domenica
8. O Que Sera'
9. The Nearness Of You
10. Mack The Knife
11. Body And Soul
12.Prelude To A Kiss

コメント
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