2枚組みで一枚はソロ、ですからお値段も決行してというので拾わなかったのですが、よさそう観がつのっていたら、中古屋さんで1,200円であったので、これはもちろん拾って大正解のアルバムです。
1枚目がピアノソロとチェロとのデュオ、2枚目はトリオ演奏です。
ジャケがなぜ氷山なのかわかりませんが、出だしのピアノソロのおとでちょっと構えてしまいます。
2曲目クラシカルなテクニックが充分に見える静かな曲、ジャズを卑下するわけではありませんが、このようなテクニシャンがジャズするんだと思ってしまいます。
3曲目は低い音のキイをリズムにつかって始めて、ちょっとアブストラクトもいれた“O
N BROADWAY”ジャズらしさがちゃんと表現されます。
ソロ・パフーマンスが多くて、ピアノを広く鳴らすところ、マイケル・デ・トロを思わせます。
その後はインプロの連作、クラシカルだったり、アンビエントだったり、ジャズですが、とてもしっかりしたピアノの音と構成で、なんだかしっかりした装丁の美しい本を見ているみたいです。
9曲目はチェロとのデュオでこれは完全にジャズでありません。ちょっと暗めなクラシックそして次の曲でちょっとジャズ的で1枚目終わります。
2枚目はピアノ・トリオの演奏で、最初の曲でチェロかと思うアルコはイタリアの新人ピアニストのアルバム「」でもベースを弾いていた、YURI GOLOUBEVでこれはやはりうまい。
3曲目のアルコも静謐なピアノとぴったりして、これヨーロッパジャズとして、とてもごたえがあります。いい演奏だなと思っていると、アルバム・タイトル曲“BLUES VIGNETTE”でした。
このピアニスト、テクあり、でリズムにもきちんとのってジャズの音もだしているので驚きます。最近このようなすごい人が出てくるのです、注目したい人になりました。
生い立ち見ると特にジャズに傾向していたわけではないようですが、こうゆう人が恐ろしい、化けるかも知れません。
4曲目“Block Coffee”、ピアノのジャジーな歌心もありで舌をまきます。
5曲目のバラッドも甘さを廃したとても切れの良いフレーズ、ここも驚きです。
7曲目“Cry Me A River”をこのようにスローなアレンジでひいて、べたつかずにとても透明感がある音連なり、驚きます。
8曲目の“1981”も静かに立ち上がりって終盤のピアノソロに盛り上がるあたり、フレーズもシャープでこれも凄いtおもいます。
イギリスのピアニストってなかなか出てきませんが、この人全ヨーロッパとして人気出るのでないでしょうか。
なかなかのイケメンのところもありますというので、そのイケメン情報は次に、でもイケメンよりかはピアノです、普通のジャズ。ピアノの枠をこえて結構凄いと思います。
Disc 1
GWILYM SIMCOCK - Piano
01 Little People
02 Exploration on Mvt. II of Grieg Piano Concerto
03 On Broadway
04 Improvisation I- Statues
05 Improvisation II Letter to the Editor
06 Improvisation III - Be Still Now
07 Caldera
08 Jaco and Joe
Suite for Cello and Piano
09 Part 1 - Kinship
10 Part 2 - Homeward
CARA BERRIDGE - Cello
GWILYM SIMCOCK - Piano
Disc 2
GWILYM SIMCOCK - Piano
YURI GOLOUBEV - Double Bass
JAMES MADDREN - Drums
01 Introduction
03 Blues Vignette
04 Black Coffee
05 Longing To Be
06 Nice Work If You Can Get It
07 Cry Me A River
08 1981